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カカサスパロディアンソロジー企画!!!

お知らせです!
この度、冬原玲様と一緒に『カカサスパロディアンソロジー計画』を進行させて頂く事になりました。
パロディのカカサスが読みたい‥‥そんな願望を先日のインテなどでお話していたところ、玲さんが企画&サイト立ち上げてくださいました!
玲さん、有難うございます!!


現在、パロディネタ,執筆者様募集中です(^^)
ネタの方は、名乗らずとも気軽にご参加頂けるかと思います♪
宜しくお願いしますm(_ _)m


→詳細サイト『カカサスパロディアンソロジー計画』

近況報告

全然ブログの更新ができなくてすみません。

最近は、勤務・症例発表・忘年会の打ち合わせ・教習所‥‥といった事を一気に行っていました(>_<)

学生時代に免許を取らなかったもので‥‥。
仕事の都合上、車で移動することが無いわけではないので、取るに越したことは無くて。
まぁ、何より家の都合で急に取りに行き始めたんですけれども。

教習所は本日仮免許試験に合格いたしましたー。
症例発表は無事に終わりましたー。
忘年会の打ち合わせはこれから本格的になってきますー。

そんなこの頃です。

空いた時間には録画していたアニメ見たり、ジャンプ読んだり、好きな声優さんのラジオ聴いたりDVD見たりしていたので、気晴らしはそれなりに出来てます。

ええと、カカサス関係では、近々また書きに来る予定がありますので、そちらでお話できればいいなと思ったりしております。

『め』  (カカサス50音SSS)

カカサス50音SSS 『め』


二度目の亀裂は、一度目のそれよりも大きな爪痕を残すものだ―――。

「サスケ‥‥」

強く見られがちなこの子は、本当は脆くて危うい。
木に縛り付けて説教、なんて柄にもなく焦ってやってしまったけれど、サスケには更なる重みを与えてしまっただけではないかとさえ思う。

だからこそ、会いに来た。
何が言えるかも、分からないけれど。

「‥‥何しに来た」

サスケからの第一声で、この先の彼の思いさえも分かった気がした。
けれど気付かぬふりをして、今は話をしたいと思った。

「さっきは‥‥すまなかった。お前に伝えた想いは変わらないが、少し、やりすぎたな」
「‥‥それでも、アンタはアンタだ」

一見、カカシの方法を認めているような言葉。
だったら嬉しいと思った。
本音を言ってしまえば、出来ることならサスケには、復讐などせずに、どうか、側にいてほしい。
合間見えた本音から、不意に、安易な言葉が出た。

「サスケはちゃんと、強くなれるよ」

本当は、サスケの言葉はカカシの存在を肯定しているだけであって、決して受け入れたのではないと気づけずに。

「‥っ、‥‥‥‥‥かよ」

俯いたサスケは、必死に堪えながらも力にうち震えているようだった。
次の瞬間には、顔を上げて叫びにも似た悲痛な、声。

「力与えてくれたくせに‥‥こんな中途半端なまま‥‥俺を反対するのかよ!」

(違‥‥俺、カカシにこんな事、言うつもりじゃ‥‥)

揺れ動くなかで溢れ出た感情を止めることなど、サスケにはできなかった。

だから、言葉を吐き終えるた時、サスケ自身が一番、言った事に驚き、傷ついた表情をしていた。
気まずそうにカカシから視線も顔も逸らすと、サスケは足に多量のチャクラを込め、全速力で駆け去っていった。

追い掛けようと思えば出来たけれど、それは則ちサスケに復讐のための力を与える事への同意を意味し――だからこそ、カカシにはこの場から動く事さえ出来なかった。



『目指す先がどんな未来でも、僕だけは君の一番の応援者でありたかった』


――けれど失う君は、本当は見たくなんかないんだ。


Fin.『め』
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