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幽落町おばけ駄菓子屋



このたび晴れて大学生となり、独り暮らしを始めることになった僕―御城彼方が紹介された物件は、東京都狭間区幽落町の古いアパートだった。地図に載らないそこは、妖怪が跋扈し幽霊がさまよう不思議な町だ。ごく普通の人間がのんびり住んでいていい場所ではないのだが、大家さんでもある駄菓子屋"水無月堂"の店主・水脈さんに頼まれた僕は、死者の悩みを解決すべく立ち上がってしまい…。ほっこり懐かしい謎とき物語!

なんか最近図書館で度々見て、シリーズが結構続いてるなーと思ってた一冊。薄いからすぐ読めるかなと借りてみました。
春だしなと髪をバッサリ切って染めた時に読み切りました(笑)

ホラー文庫ですが、怖くない。なんかアニメにでもなりそうな軽くサクッと読めるシリーズですね。読みやすいです。

東京のどこからか幽落町に繋がっていて、一つ目小僧とか、唐笠おばけとかお馴染みのおばけが出てきたり、美人な水脈さんが駄菓子屋さんしてたり、展開もトントン早い。

これから彼方くんはいったいどんな人たちと出会っていくのか気になります。シリーズで読みたいです。

祈りの幕が降りる時



悲劇なんかじゃない、これが私の人生。
極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが―― 。第48回吉川英治文学賞受賞作品! 1000万人が感動した加賀シリーズ10作目にして、加賀恭一郎の最後の謎が解き明かされる。

久々の加賀さんシリーズ。知らないで借りたという…最近タイトルで選んでしまうので、シリーズだと気づかない時あります。

10作目にして、加賀さんのお母様のお話が描かれてます。加賀さんが小さいうちに出ていったお母様はどんな生活をしていたのか…生前、宮城県仙台市に住んでいたということで、宮城県がちょっと語られてるのが、ちょっと嬉しい。

加賀さんは、お父さんのことを許していたのか許せてなかったのか気になってたのですが、きっと加賀さんも、お父さんもお母さんのことをきちんと愛していたんだろうな、と思えました。

事件と事件が繋がるとき、事件の犯人は誰なのか。加賀さんの周りで、加賀さんの近い人々がそれぞれの人生、それぞれの思惑で事件になっていく。今回は加賀さんの近い人のお話です。
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