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ボトルネック



亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。


米澤穂信は古典部シリーズが面白くて色々読んでますら。
パラレルワールドへのタイムスリップ、なのかな。一体どんな終わり方するんだろ…とかなり気になって借りました。

落ちたはずの自分はなぜか公園で目覚めて、どうやら自分はこの世界には存在しないみたい…その代わりに姉が存在していた。

似てる世界だけど、似て非なる世界。存在する人間が変われば世界も変わる、らしい。小さな“間違い探し”から、分かってしまった飛ばされた意味。

リョウはその意味を知って思い悩んでしまったんじゃないかな…と。知りたいと思えない事実って、知らないうちに目を瞑ってしまうんだよね、きっと。

朧月市役所妖怪課 号泣箱女



あああー悲哀に満ちた泣き声とともに箱の中から現れる妖怪・箱女。出現したショッピングセンターの調査に向かった妖怪課職員・宵原秀也の前に、ド派手な女三人組が現れた。彼女たちこそが、今、世間を賑わす謎の民間妖怪退治会社〈揺炎魔女計画〉。妖怪課の方針とは違い、妖怪を手荒に扱う危険な連中だ。そんな奴らの活動の背後に、なにやら市議会を巻き込む陰謀の影が…!?秀也の前に数々の謎と市政の壁が立ちはだかる。


先月読み終わってたのですが、更新が遅れてしまいました…(-_-;)たまたま図書館に行ったら新刊コーナーにあって、続編でたんだ!と嬉しくて借りました。

新人だった宵原も、夜シフトのリーダーを任されるほどに(まだまだ新人なんだけど)。

なんだかこの頃の妖怪はちょっとおかしい…自然と出てきた訳じゃなさそう。誰かが何かを企んでるのかも…

フレアウィッチプロジェクトの彼女たちとの戦いも見逃せない。号泣箱女を捕まえるための戦いはテンポよくておもしろかったです。

妖怪課の人はちょっとどんくさい時も多々あるけど、そんなとこがいいなって思える。前作序盤から“お世話になってる”妖怪との共存度も高まってるのも気になる(笑)
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