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本気の悪ふざけ


『もしもし、僕僕。』
「新手の詐欺かよ。はいはい、此方は君の友人です。」
『エクストリーム・自殺って知ってる?』
「嗚呼、あれでしょ。グモッチュイーー『規制掛かるからそこらへんでやめて。』お前から聞いてきたんだろ!」
『っていうか、君が知ってるとは思わなかった。』
「お前が勧めてきたからだろ」
『ところでさ、僕が今何処にいるか分か……

ギギギギギャイーーーンギャリギャリギャリンッ
ドカシッゴボッグガガガガガガボガボ
ガココココココバキバキバキャキャキャ
ガコッガコッガコッガコッグゴゴゴゴゴ
グモッチュイーーンボゴゴゴゴゴ
プチッ

ツー、ツー、ツー、ツー、ツー(裏声)』
「なあ、そういう悪質な悪戯電話はやめようぜ。」
『あれま。至って冷静なんだね。』
「そんな残念そうな声のトーンで言われても困ります。」
『ま、いっか。じゃあまた今度電話掛けるねー。』
「……ところで今、何処に居んの。」
『オワタ――じゃなくってオタワ。』
「国際電話って通話料高いんじゃ――」
『全部君持ちって事で良い?』
「えっちょっ、まっ『ガチャン。・・・ツー、ツー、ツー、ツー(機械音)』くそがああああああ!」


/飛び降り、ダメ、絶対

四月朔日 明日


ぷろふ、


「こーんなことしてると急に不安になったりするんですよね。明日死刑宣告されちゃったりしてね、ハハッ。」
「そんなに嫌いなら、別に無理しなくてもいいと思ったのですが。……まあ、こんな辛気臭い話はやめましょう。あと僕から一つ言うことがあります。俺も貴方のことが嫌いです。」
「あーあ、何しようと思ってたのか忘れてしまいました。もう生きているのなら、どうでもいいか。」

『え、俺にそんなこと訊くんですか? 後悔しても知らないですよ。――――ん、やっぱりやめておく? はい、ではさようなら。』

(( 麻酔を打ったシナリオなんて、もう。 ))


名前:四月朔日 明日(つぼみ あけび)
性別:
年齢:18歳
誕生日:11月17日「スターチス ―永遠に変わらない心―」

性格:人生なんて、割とどうでも良さそうな人。ゲスの極み。見た目は真面目っぽいけれど、本当は遊んでる人。ほづみと正反対。無気力且つズボラでいい加減で、高校卒業したら親の下に根を張りながらもお金を貯め、いずれ自立して気ままに暮らしていこうかと計画している。人の話をちゃんと聞かず、困ったらその場のノリに合わせる。忘れっぽい自分を演じているが、一度ものを覚えたら大抵忘れない。無自覚ペテン師(赤サギ風味)で、平気で嘘を吐くことがある。ふわふわと浮ついたにわかサディストで、真顔で冗談を言ったりする。腹黒く、腹の探りあいになると本領を発揮する。性根が悪い。クラスメイトの前では中々本気を出さないが、お嬢もとい世暮が見てたら本気を出す。本音や弱音を吐かないように意識しているが、朱雀組の同年代の前では意識が緩みがち。皮肉屋で嫉妬深い一面があり、独占欲及び束縛癖がある困った奴。それこそ真顔で足枷付けさせようとするくらい。何でも自分で済まそうとするけれど、一人じゃ寂しくてやろうにやれない。パシリ役を買って出て、媚びを売っている嫌味で弱い人。かなりの策士。本気で怒ると周りの被害なんて恐れずに殴りかかり蹴りとばす。

容姿:襟足が肩につくくらいの、下の方でなら一つ括りに出来るほどの長さの黒髪。女性が羨ましがるくらいに綺麗で、艶っぽい。長さはショートからミディアムの間くらいで、さらさらの髪をしている。天辺からアホ毛らしいものが生えている。パッチリと開いた綺麗な目を持っており、瞳の色は薄い茶色。顔つきはどちらかというと女性よりで中性的だが、どこかあざとい雰囲気が隠せずにいる。視力は頗る悪く、裸眼だと1メートル先の黒板の字がかろうじで見える程度。勉強するときはメガネを掛けるが、大体感覚で生きている。髪を結うわけではないが、手首に様々な色のカラーゴムをいくつか通している。身長は160センチ後半辺りで、細身で抱きしめると折れてしまいそう。撫で肩気味。
服装:白のカッターシャツを腕まくりした姿が、最早デフォルトとなっている。ブレザーは多分着ない。冬の寒さが厳しい季節は流石に黒のカーディガンを上から着る。下は学校指定物のズボンを穿いている。ズボンの裾は踝あたりまでまくって上げていて、ずってこないように大きめのピンクやゴールドのヘアピンで止めている。外靴はスポーツメーカーのごついスニーカー。首からシルバーのロザリオネックレスを掛け、両耳にはそれと同じデザインのイヤーカフを付けている。カバンは革製で小さめのスクールバッグ。背負うようにして学校に来る。私服にはとにかく気を使っている。

学年:三年生
委員会:図書委員会副委員長
部活:無所属


備考:一人称は「俺/僕/私」。食えない奴。常に敬語を使い物腰の低い話し方をするが、内なるものは酷く飢えていて獰猛。視力が悪いので授業中は黒縁メガネを掛けるのだが、授業すら出ないときが多くサボりの常連。授業を受けるといっても堂々と携帯を触っていたり、教師が目の前にいても船をこぎながら居眠りする。屋上の常連客。親の友人である成金達が嫌いだが、金のことは嫌いじゃない。あまり体育は好きではないが、やらないだけで運動神経や反射神経は良いほうで、細身だが体が丈夫。逆に勉強が嫌いで成績は下の中、もしくはそれ以下。将来はほぼ決められているので苦労していない。よく椅子で舟を漕いで、後ろ向きに盛大にこける。あまり怪我や病気をしない健康体。飴が好きで必ず数個は持っている。どちらかというと猫派。朝に弱い低血圧で居眠り多め。極道一家朱雀組下っ端構成員。
経緯:父親は医療関係の大会社の社長で家はとても裕福。会社は非常に儲かっているのだが、それ故に裏で大きな財力を手にしている朱雀組の組長とは顔馴染み。あけびも幼い頃から朱雀組に出入りしており、中学生の頃に正式な組員(過去最年少)となった。普段は主に世暮のお付きかパシリ役を請け負っている。京とはとても仲が悪く、ほづみとは切っても切れない交友関係を築いているが、別に仲が良いわけではない。不良とは縁のなさそうな不良で、ひどく外道な親不孝もの。

イメージソング:エンヴィキャットウォーク(トーマ)
イメージCV:日野 聡


/どうしようもないこの快感

ハイド・L・エンケラドゥス


手配書、


「何でも俺の言いなりになるのやめてくんね。萎えるっつーか、テンション下がるっつーか。お前には抵抗するっつー意志はねぇの? 羞恥心ってのはねぇの? ……じゃあ聞くけどよ、俺が脱げって言ったら脱いでくれるわけ。大観衆の前でも同じように自分の裸体晒してくれんの。俺が死ねっていったら、潔く死んじゃってくれたりすんの。――――ま、それはそれで見物だし暇潰しにはなるけどよぉ。俺ってつまんねぇ女は嫌いだから、死ねよ。いっそ死ね。殺されたくなかったら死ね。」
「拒否権はお前のモンじゃねぇ、俺のモンだ。テメェには拒否権も選択権もねーよ。」
「理性なんざ、二の次だ。二の前にくるもんが何か、その身体にたっぷりと教えてやっから。」

『テメェ、その汚ェ手で俺の女触ってみろ。次は命はないと思え。それによぉ、逆恨みまでして関係ねェ女子供巻き込むなんざ、ロクな死に方しねぇぞ。神に見離された結果がこれだよ。寧ろ正当な死に方は許されねェんじゃね? あー、そう焦るなよ。今から殺してやるから。……結局は俺様が一番なんだよな。出しゃばんじゃねーよカスが。』

((  ))


名前:ハイド・L・エンケラドゥス
性別:
年齢:33歳
誕生日:5月8日「オダマキ ―俺は恋に狂ってしまった―」
役割:AMI アンダーボス兼カポ・レジーム「傲慢」

性格:自制する気持ちと、それを上回り抑えることのできない、どうしようもない欲求を秘めた獣のような性格をしている。強欲であるが、本当に欲しいモノを手に入れた後でもう一度手放す時が来るのが怖いので逃げている。自堕落願望があり、点綴的なダメ人間の模範。人間誰しも持っているものだが、それについて人よりも考え、向き合ってみた上で生きているのがハイドの特徴。存在と言動が乱離骨灰な奴であるのは事実だが、意外にも教養があり、一度教えられた事は何度も聞かなくとも覚えている。難しい議論を交し合ったりするのは好きだが、なにぶん短気なもので、すぐに「殺す」と口走る。理解力と洞察力が高い。何でもうんうん頷く人間が嫌いで、少しは手応えのある方が好み。傲慢な男でもあり、人を見下す言動が目立つ。しかし傲慢と思慮深いは、ハイドの場合紙一重。協調性があり、いざという時は頼れる男だが、大抵三枚目の役を買って出ている苦労人でもある。ジギルやルーシェからは専ら罵られている。嫉妬深く、野心家。その半面、意図的な寝取られやパートナーの裸体を第三者に晒す行為を好む、生粋のNTRフェチ。カンダウリズムとトロイリズムの気があり、歪んだ愛の持ち主。ズボラに見えて几帳面で、綺麗好き故に軽い潔白症の持ち主。しかしいい加減な男で、いつも態度が投げやり。長い間自分を頼って生きてきたため、人を頼るという術を知らず、何かと背負い込んでしまう。限界に達すると暴食に陥る。その反動か躾に厳しい完璧主義者で、自分の技術や存在により高度なものを求める癖がある。過剰なストイックさが引き起こす自堕落行為。欠陥品が好きなのは一種の現実逃避。自分のことは殺したいくらいに、好き。AMI内の過激派。

容姿:黒髪のミディアム。襟足が長いが、ロン毛ではないくらい。たまにオールバックになっているが、至極適当にセットしているため、髪がぴこぴこはねていたり落ちている。虹彩が螺旋のように渦を巻いている、澄んだ灰色の瞳を持つ。切れ長目の三白眼で、絵に描いた悪役のように目付きが悪く、強面。普段はその目を隠す為に黒いサングラスを掛けているが、逆に安っぽいチンピラのようにも見える。何もしていなければまずまずの二枚目だが、サングラスに(たまに)オールバックなので、はっきり言って近寄りたくないタイプ。わあい、三枚目。左の額に治らない傷が一筋走っている。体は筋肉質で、肩幅が広くがっしりとしている。二の腕や脹脛がかちかちで、特に足の発達が素晴らしい。足技が得意で、脚力も強い。両耳にピアスホールを開けている。インダストリアルの位置に二個ずつ金色のピアス、イヤーロブの位置に一つずつ銀色のピアスを付けている。また、タンとスパイナルにも一つずつピアスホールを開けている。イヤーロブはハイドがまだ若い頃、酒の勢いに任せて夜のうちにジギルと共に開けた。そこからピアスに魅せられてどんどんホールを開ける。背中に大きな青いドラゴンの刺青をしているが、目は入れていない。理由は東洋の諺「画竜点睛」にちなんで、目を入れてしまうと自分の体から飛んでいってしまう、と考えているため。身長は180センチ後半。両親がゲルマン系だったため、骨格がしっかりとしている。
服装:黒のスーツに赤ネクタイ。スーツは大胆に着崩しており、その下に第三ボタンまで開けた灰色のグレーワイシャツを着ているのだが、総合してとてもだらしない格好をしている。ネクタイはきちんとした縛り方ではなく、大方首に掛けているだけ。首元を絞めるようなカッチリとした服装は好きではない。靴は爪先だけではなく、靴裏全体に針を付けた革製の特製スパイク靴。足のサイズが大きい。

武器:釘バッド(ただし必ずしも釘が刺さっているわけでは無い。有刺鉄線を巻き付けたお手製のバッドであったりする。金属バッドなのは保証できるが)/ナックルダスター(金色でとてもコンパクト。両拳に取り付けている)/その他鈍器類

備考:一人称「俺/俺様/ハイド様」、二人称は様々。人を見下した話し方をする。ジギル同様、非現実的なもの(幽霊等)は信じていないと言ってはいるものの、怖がっている。ハイドと言う名は、幼い頃正反対であったジギルとハイド見て孤児院の修道女に付けられた。ミドルネームは、傲慢の悪魔ルシファー(Lucifer)の頭文字を取った名前。自室には四肢を切断した女性の達磨が、少なくとも十体以上転がっていたり、拷問器具である鉄の処女が飾られている。頗る趣味が悪い男として有名。反面、医学関係の知識に長けている。欠陥品や怪我人に性的嗜好を覚える、アポテムノフィリアとアベイショフィリアでもある。戦闘では主に鈍器を使って撲殺していく。必要であれば手榴弾や銃、または弓矢や刀も使いこなせるオールマイティ。戦闘において異才的な才能があるが、血気盛んなため一番死亡率が高い人物の印を押されている。好物は歯ごたえの無い物。シチューなどが好き。逆に素材を愉しむ味付けが嫌いだったりする。ルーシェとジギルとは切っても切りきれない縁。恐らくルーシェのことが好きなのだろうけど、結婚したいとかそういう好きではない。彼女の眼については半ば責任を感じている面もある。ロギンのことは妹のように想っており、ロギンのことが好きなジギルもジギルのことが好きなロギンも、どちらとも大切な仲間だと思っている。ヴォルガーとは実の親子のように犬猿でありながら割りと良い仲。ジギルとは違って友好的な素振りを見せるため、社内に親しいものが多数いる。
経緯:決して裕福ではなかったものの、それなりの幸せを教えてくれる家庭に生まれた一人息子。イーストヴィレッジ出身。だが、三歳の時に何者かの計らいによって家が全焼するという事件が起こる。ハイドのみ奇跡的に助かったが、不遇が重なった挙句に着せられた汚名は、家族殺し。同族からは悪魔と呼ばれ、両親のいないハイドの引き取り先も見つかるわけがなく当たり前のようにイーストヴィレッジ内の孤児院を営む教会へと預けられた。そこで出会った沢山の書物から文学と医学を独学で学び、同い年のジギルとも交友関係を持つようになる。しかし、八歳の頃ストレスに負け自閉症を患ったジギルを見て自立することを決意する。それから大通りでマフィア同士の喧騒に巻き込まれるが、通り掛ったヴォルガーに助けられた。AMI結成時に進んで手伝ったのは、ヴォルガーにまるで息子のように育ててもらったジギルとハイドで、二十代前半だったがその頃に政府のブラックリストに名を刻んでいる。

イメージソング:The Blister Exists(Slip Knot)
イメージCV:てらそま まさき


/ものを無くすのはもうイヤで

嵐帝 柚叉


登録書、


「ユウが今一番欲しいのは、スジの通ったセリフじゃナイんだよ。」
「おなか空いた。ココロも水欲しがってるみたいで、キモチワルイ……。」

『ユウ? ……例えばキミみたいなコ、大キライ。キライだから、大ッキライだから、潰ス。』

(( 寒いのは夜のせいじゃなくて、 ))


名前:嵐帝 柚叉(らんてい ゆうさ)
性別:
年齢:
誕生日:12月19日(製造日)「ゴボウ ―私に触れないでください―」

性格:はっきり言って、憎みきれない馬鹿。容姿にそぐわない幼い口調と、頭の足りない言葉遣いが目立つ。気紛れ且つ短気というまるで猫のような少女。やり場のない怒りに常にイライラしている。最低限の暗黙のルール等は理解しており、稀に空気を読んで大人しくなったりするのだが、基本馬鹿。素直過ぎる故の残忍な心の持ち主。快楽主義。卑劣な手法で手頃な人間を嬲り殺し、無邪気に笑いながら滅多切っていく等、自分の気が晴らせれば満足で自己中心的。至って単純で誉められると伸びるタイプ。騙されやすく、隙に漬け込まれやすい。また、餌付けに弱いという欠点がある。食べ物を貰うと生まれたての鳥類のように懐くところは、最早可愛らしいというよりも憐れ。食べ物をくれる人=優しい=敵じゃない。組み込まれたプログラムの所為か、いつも誰かに従っているのが好き。世話をされるのも好きだが、世話をするのも好きな方。学習能力と理解力、その他諸々勉強に必要なものが皆無。一度やった過ちを幾度も繰り返し、身体で覚えない限りすぐに忘れ失敗する。体罰は効果抜群。飽き性なので決して復習しない。気が変わりやすく天気屋で、厄介と言えば厄介な性質をしている。何処までも野生的で野生の勘が鋭い、電波系。考えに柔軟性が欠けており、まだまだ頭が固いところがある。正義、という言葉が好きだが、基準は自分で大体悪。犬っぽいのに猫っぽく、実態はタチ。

容姿:髪の質が綺麗な銀髪を持っている。髪型はミディアム。前髪はザックリで、眉が隠れるくらいの長さ。ふさふさのモミアゲを伸ばしていて、長さは胸辺りまで。長さが50センチくらいのアホ毛が脳天辺りから上向きに生えている。瞳の色はスカイブルーで猫目に近いツリ目。目は普通の目よりも大きく、ツヤがあり澄んでいる。特に意味は無いが、片目を瞑って過ごしていることが多い。顔の形はわりと整っていて血色も良い肌をしているが、何処か人工的で不自然。身長は170センチ前後で、スラリと伸びる脚を持っている。猫背ながらもスタイルはよく、女性特有の凹凸がはっきりと出た身体をしている。小首を傾げたり、ゆらゆらと揺れている事が多くて不気味。
服装:露出が高く肌にピッタリの黒のタンクトップを着て、下は黒のアラビア風パンツを穿いている。足首がリボンで縛れるタイプでところどころスリットを入れている。また、首に長い白マフラーをだらしなく巻いていて、アクションが楽しい格好をしている。足の裏が丈夫なので大抵裸足で過ごしている。右脚の太腿にダガーを挿すためのバンドを巻いている。

能力:「終焉(ジ・エンド)」全身のあちこちにある身体能力のリミッターを外す。自爆する可能性大で、5分以上この状態を保ち続けるのは不可能。使用後は筋や腱が切れるが、それと引き換えにあらゆる獣の利点を取り入れた身体となれる。例えば驚異的な脚力や腕力が付く。
武器:ダガー(アルファとオメガという名の付いた二本の短剣。刃は日本刀のように鋭く、切れ味が良い。持ち手の部分にアンティークな凝った彫刻が施してある)

部屋番:78号室
備考:一人称は「ユウ」。二人称は様々。カタコトの単語を話したり、文節をぶつ切りにして話す傾向がある。間延びした口調で、至極不安定な声音をしている。言葉のキャッチボールが苦手で、どうしても一方的になってしまう。言葉をあまり知らないため、語彙がないほう。体が脆く、無理をすればガタがくるので定期的なメンテナンスを行っている。また、身体的に限界、警戒レベルへ到達すると自動的に行動が停止するようになっている。その状態を仮眠(スリープ)状態と呼んでいる。身体能力が大変高く、第五感全てが素晴らしく発達している。好物はさっぱりしていて水っぽい果実と生肉。極度に甘いものと辛いものと明るいものが苦手で、日光を避けるように歩く習性がある。じつは二足歩行よりも四足歩行のほうが早い。
経緯:血の繋がった両親の顔も知らないストリートチルドレンで、スラム街にごろついていた。10代後半の頃、実験の為に適当な人材を求め、スラム街へ足を運んだ緋翠に気に入られ、戯言会内へと持ち帰られる。そして己の意思から人造人間となるのだが、やはりストリートチルドレンとして生きていた頃の記憶は失っている。緋翠は知らず知らずのうちに、かつての仲間であったロギンを柚叉のベースとして造った。体の中に何%か猛禽類と肉食動物の血が流れていて、血気盛ん。柚叉が簡易ベッドの上に横になり、体を弄られ、次に目を開けたときに眼前に居たのは緋翠の実験を手伝った波浪。そのため波浪に懐き、同時に波浪を嫌っている。同じく人造人間の春のことは、まるで妹のように想っている。春よりも早い時期に造られた。

イメージソング:ガラクタ少女(PolyphonicBranch)
イメージCV:豊口 めぐみ


/代価は大きい

一方的に


 君が深く突き刺したその傷痕から吹き出て溢れて流れ出した、とても美しい感情にため息を漏らしながら僕は息を切らしながら、高笑いする。


「アッ……ハハ。無様だなあ、僕。今まで、溜めてきた物……ッ、ぜんぶ君に、取られるなんて」

 僕はずっと前から君の事を知っていたよ、君は僕を知らなかったようだけど。

 あの日、軍に新しい開発班が出来た。最年少でその班に入った君に、僕は一目で溺れてしまったんだ。コックピットを弄る君は、恐ろしいほど綺麗だった。足掻けば足掻くほど口の中に入り込んでくる水に抵抗する術も無く、幼く純粋な僕の心は君色に染まる。
 昔の思い出に躍起になってしがみ付いている僕は、もう君の隣に立つ資格を失っていたんだね。小さな音を立てて割れたプレパラートを踏み付けて、最後の言葉を美しく飾りつける準備をする。


「こんなにも、届かないなんて……」

 そうだ、僕は君になろうと思ってたんだ。
 いつも、貪欲で汚い魂を晒して貪り喰らう機会を逃さぬように眼を光らしていた。

 何でも体内に取り込めば侵食されると思っていたんだ。僕に笑い掛ける君の言葉は、いつも裏表が無く白と黒そのものだった。決して灰にならないその言葉に、何処か安心していたんだろう。前に君へ贈ったストライクイーグル、喜ぶ君と嫉妬の表情を浮かべるお姫様。まさかこんなことになるなんて。
 卓上のアネモネを一輪掴み、花弁を千切る。


「……結局、君に、」

 勝つ事はできないのか。


/この時代に人を愛した者にしか分からない感情が、確かにそこにあって
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