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郭釜 牡丹


ぷろふ、


「はっ、ハァッ? な、なあ馬鹿だろお前。どっからどう見ても、僕がお前のこと気に入ってるわけないじゃん。そんな奴と友達になりたいって、何ていうか馬鹿だよお前。……僕ってヤな奴だろ、嫌われモンだし、それに何よりもお前たちのことが嫌いだし、だから――。う、ううぅ。おっ、お前みたいな奴なんて大っ嫌いだ!」
「大好き。大好き。大嫌い。君の事が好きで嫌いでしょうがないんだ。いっそ壊してしまいたいくらいに、ね。勿論これも戯言だけど。……本当の事なんて言える訳ないよ。」
「可愛い可愛い僕の奴隷ちゃん。君が僕の虜になったらどれだけ楽しいだろうねぇ。嗚呼、君は本当の事に気が付いたときにどんな顔で、どんな声音で、どんな恰好で僕の前で跪くのか楽しみだよ。どれだけ他人に純愛していたとしても、いずれば僕の虜になるよ。さあ楽しい駆け引きでも始めようじゃない。君が僕に堕ちるか、僕が先にグゥの音をあげるかのね。」

『ノーコメントでもいいか?』

(( その裏こっそり誰かが、黒い雨を降らすのでしょう ))


名前:郭釜 牡丹(くるわがま ぼたん)
性別:
年齢:16歳
誕生日:6月9日「クロバラ ―君はあくまで僕のもの―」

性格:表現的にアブノーマル。親から一体どんな教育をされたのか、いいやそんな教育はされていないが、性格があらぬ方向へとひん曲がり歪んでいる。本当は大人ではないのかと思うほど、高校生らしくない。それでも皮を捲れば子供らしい一面も見られる。成長しすぎて逆に成長していない。何ともえげつない奴だが、表面上では模範生徒を装った優等生。だが時折見せる黒い言動黒いオーラが隠せきれない。無意識のうちに「お前は救いようのない愚民」だの「僕の可愛い奴隷」だの「ただの玩具」だの危ない言葉を口走っている。あくまでも生理現象なので悪しからず。相手がどんなに自分より歳が離れていて偉かったとしてもタメ口を使う生意気な小僧。全ての人間は自分の手の内にあると思っており、嘘を上手く使えばどんなに高度な擬態も偽善ぶることも何でも出来ると思っている。また、自分の同級は馬鹿で愚かな奴らだと思っている。友達なんてこれっぽっちもいらないし、僕に構うな、傷つくだけだぞ。自分は賢いと思っており、実際も賢いのだがそれ故にイメージ通りにいかないとパニックになるところが短所であり長所でもある。計算しつくし先を見越した行動をしているが、案外すぐに調子が狂う。何事にも動じないポーカーフェイスに見せかけて、それになりきれていない。他人とは一線引いて孤高で居ようと思えば思うほど、クラスメイトから声を掛けられるので、どうやらクラス内でハブられていはいない様子。人にどれだけ嫌われていても、単独行動をしていても平気な人。

容姿:髪の色は黒に近い群青。濃い青色に紫がかった何ともいえない色のこと。髪の長さは後ろ髪だけを肩甲骨辺りまで伸ばしているが、それ以外は首に触れないくらいのショートカット。髪にはねのない大人しい頭をしている。目は若干垂れ目がちで瞳が大きい。瞳の色は澄んだ藤色。潤んだ瞳を持っているうえに上睫毛下睫毛ともに長く、顔は童顔で女子っぽい。興味があることにもないことにも、大抵どんな時でも気に入らないような表情をしている。口を開けて笑うことがなく、大体含み笑いを浮かべる。身長は150センチ後半で、男子高校生にしては小さい。後ろ姿はまだまだ幼いが、性格が褪めた野郎なので全然可愛げがない。パッと見たところ華奢なイメージが強いが、筋肉はしっかりとついている。背が低いことを気にしているので、それについて触れられたら罵倒で返し一生根に持つ。
服装:白のカッターシャツの下に黒いTシャツを着込み、サイズが大きめの制服ズボンを穿いている。寒い日は学校で定められているブレザーを羽織る。ただしブレザーもサイズが大きいので、手の甲が隠れるくらいの萌え袖になる。ネクタイはきっちりではないが、しめられる時は一応しめている。校則に反するような服装はしない、模範生徒。靴べらの代わりに、鉛のような薄っぺらいけれども重い金属板を普段靴の下に敷いている。そのため、蹴られると冗談では済まないほどのダメージを負う。流石に体育のときは軽い運動靴を履く。登校カバンはベージュ色をしたボストンバッグに近いもの。私服は可愛らしい感じのものを着て、常に黒色のキャスケットを被る。キャスケットにはユニオンジャックの缶バッチを数個を付けている。他の装飾品は、ピンクと黄色のヘアピンでつばの部分をクロスさせながら挟んでいるくらい。

学年:一年生
委員会:図書委員会
部活:帰宅部

備考:一人称は「僕」。二人称は「君/お前」等。人を小馬鹿にしたような、語彙が多く一々台詞の長い鼻につく話し方をする。しかし、ペースを崩されたときは全くと言っていいほど舌が回らなくなり、ただただ赤面して黙り込む。もしくは馬鹿馬鹿と連呼する。赤面症。噂話をよく耳に挟む情報通。地獄耳。甘いものと何だか可愛らしい食べ物が大好きで、家では棒キャンディーをよく舐めている。オムライスやパスタも好きで、和食よりも洋食。手先が器用なので、細かい仕事なら任せなさい。けれども頼もうと思ったら「何で僕が手を煩わなければいけないんだい」と返すので、器用さを人の為に有効活用したことがない。文化祭などのイベントの準備で、楽々と仕事をこなしていると驚かれる。二歳ほど年の離れた女の子らしく可愛らしい姉がいる。無意識のうちにるんるんと手を後ろにしながら歩いたり、ノートの字が丸っこくて可愛かったり、少しだけ行動が女子っぽいのは姉の影響。絶対に漏らさないが、可愛い雑貨が好き。風水や物の置き場に拘っており、整理整頓されて綺麗な部屋は女子より女子っぽい。好きな色は水色と黄色。虫やグロテスクなものが苦手。勉強は嫌味なほど出来る奴で、どの授業も真面目に受けているため成績がとても良い。特に英語の発音が素晴らしいらしい。運動も帰宅部の割には出来るほう。長距離は少し苦手だが、短距離は速い。教師という存在が嫌いで、教師の前では猫を被ってあまり関わらないようにしている。大人なのに馬鹿な奴が大嫌い。閉所恐怖症なので、エレベーターの個室などに他人とともに閉じ込められると弱音を吐く。
経緯:性格がひん曲がっているが、親の育て方が悪かったわけではない。ごく一般家庭の長男として、姉と混同されながら育ってきた。寧ろ女の子らしい要素が入るくらい。今のような性格に変わってきたのは中学生になってからで、小学生時代は女々しいが運動は出来る、女子にモテる感じの子だった。最早黒歴史。

イメージソング:腐れ外道トチョコレゐト(ピノキオP)
イメージCV:近藤 隆


/まさに外道

救仁郷 ほづみ


ぷろふ、


「なんだ、俺の事を知っているのか。……可笑しいな、今日で初対面なはずだが。――まあ、細かいことは気にしないで改めて自己紹介でもするか。俺は三年の救仁郷ほづみだ。放課後はグラウンドで野球部の練習をしてるから、興味があるのなら見に来てくれ。初心者でも関係する。」
「この辺りで子猫を見なかったか? そうそう、ダンボールの中の捨て猫三匹だ。分かる奴が居て、助かった。良かったら俺の代わりにこの餌をそいつらに与えてやってくれないか。……動物は好きだけど触れないんだ。」

『上手く言えないから、俺の気持ち伝わらないかもしれないが……、ありがとうなら少しくらい解ってもらえると信じてる。みんな、ありがとう』

((  ))


名前:救仁郷 ほづみ(くにごう −)
性別:
年齢:18歳
誕生日:5月10日「カーネーション ―肯定―」

性格:第一印象は不器用な人。実際にも不器用。何をするにも不器用で、人のために何かをしようとすると必ず何かを破損する。根は陽気で冗談は通じるが、容姿に似合わず口ベタで軽くコミュニケーション障害な為、冗談を言われてもしかめっ面で返してしまう。仲の良い奴にはほづみが何を言いたいのか分かる、らしい。変なところで生真面目さを発揮するが、何処かずれている。何にたいしても真顔で、冗談も真顔で言うため中々通じない。だけどそこが面白い。顔には出さないが、思考回路は単純で少々バカっぽい。人間としてデキるが、逆に人間として必要な何かを忘れている。弱みを相手に掴まれたとしても、決して動揺しないという落ち着きがある。石橋を叩いて渡るような慎重さがあり、それが良くも悪くもほづみの性質。幼い頃から面倒見の良い兄に憧れてきたため、自身も面倒見が良くイイ奴。初対面では大抵怖がられるが、数日経てば懐かれている。人見知りはしないが、初対面だと何を言えばいいか分からなくなり、ついつい黙り込んでしまう。決して睨んでいるわけでない。無口だからといってつまらない人間ではなく、何も喋らなくても隣に居てくれると落ち着く部類の人。現に交友関係が広い。寛容なのだが、弟独特の我侭なところがあり、口には出さないだけで欲しがり屋。普段は好きなものにぶっきら棒だが、本心では絶対に手放したくないと思っている。容姿はもう十分に大人だが、子供な面も多々ある。頑固だけど純情。不器用だけど寛容的。

容姿:兄により、無理矢理染められた金髪を持っている。ゴールデンブロンドという光沢のある金髪で、綺麗に染まっている。「風紀的にアウトだろ」と、染められた翌日数人の友人に言われたが「自然に落ちるまでこのまま、で」ということで、今でもぎらぎらの金色のまま。本人は満更でもなく、寧ろ今となっては気に入っている。髪型はナチュラルショート。ショートと言っても、実際首筋辺りまでの長さがある。耳は少しだけ隠れる。瞳の色は狼の目、アンバー。眼の形は二重で蒙古ひだ全くなしの、ぐっと目頭が切れ込んでいる鋭い形をした眼。形は整っており、睨んだときの眼力は強い方。顔は何処か大人びている感じだが、鉄面皮で大体真顔。特に中性的でもないが、何度か幼い頃は性別を女の子だと間違えられた事がある。身長は180センチ後半で、体重はそれなりにある。標準体型にあたる身長体重の比だが、骨格がしっかりしている。胴体より脚の方が長いとかなんとか。両耳に14Gのピアスホールが一つずつ開いている。これも兄によって開けられたもので、その数日後に貰った銀の丸いピアスを付けている。
服装:主に黒に青ラインの入った上下ジャージで登校する。家や休日でも大体ジャージ姿。改まった場面では白のカッターシャツに制服のズボンを穿き、場合によっては黒のカーディガンを着る。ブレザーも持っているが、サイズが合わないのでもう着ない。下にはTシャツを着ている。靴は機能性重視の運動靴。走り易く飛び回り易い、軽い生地を使ったものを好んで履く。通学カバンは青のエナメルバッグ。無駄な装飾品はピアス以外付けていない。

学年:三年生
委員会:体育委員会委員長
部活:野球部副主将

備考:一人称は「俺」、二人称は「あんた/お前」など。口調がぶっきらぼうで若干ロボット的。勉強は決して得意ではなく、テストは壊滅的。日本語・英語かまわず文法が苦手。好きだが成績は悪い教科が社会の地理。好きなのに教師がやらせてくれない教科は技術と美術と家庭科。そのほかの教科も大抵苦手。唯一体育だけはよく出来る。ただ、外見からは考えられないほど真面目に授業を受けているので成績はそれほど悪くない。教師受けが良く、本人も兄や両親のお陰か年上が好き。また、何もしていないのによく後輩に懐かれる良い先輩である。野球部の副主将でポジションはキャッチャー。レギュラー入りをしていて五番打者(パワーヒッター)として活躍している。小さい頃から野球が好きで、兄とキャッチボールをすることが毎日の楽しみだった。小学校でもスポ少に入っており、今までずっと続けている。運動神経は悪くないが図体がでかいので俊敏さが足りない。持久力と筋力はある。食べ物の好き嫌いはなく何でも食べる。無類の動物好きだが、皮肉なことに動物アレルギーを持っており、触ったらアレルギー反応を起こすため触れることが出来ない。同学年の皇城と聖辺とは一年の頃から親しい関係にあり、生徒会執行部に一緒に入らないかという誘いをもらったが、断った。同学年の生徒会執行部メンバーとはよくつるんでおり、八津柳たち下の学年には好かれている。小波とも仲が良く、よく一緒に行動している。クラスの中では中心のグループに居り、交友関係もかなり広い。学校内で顔が広い。
経緯:若くして子供を授かった両親と、15歳年が離れて既に世帯を持っている兄が居る。母は中学卒業後すぐに兄を身篭り、結婚するほど金が無かった父は、同棲しつつ生活費を稼ぐために定時制の高校へ通っていた。二人の関係は中学校の先輩と後輩。ほづみは父が33歳、母が30歳、兄が15歳の頃に生まれ、可愛がられて育てられた。兄は兄でイイ奴なのだがかなりやんちゃで、中学生の頃から道を外れ現在は極道一家朱雀組の構成員になっている。ちなみにほづみの頭髪を金に染めたのも、ピアスホールを開けたのも全て兄。ただ兄のことは嫌いではなく、兄弟仲は良いほう。一家揃って髪の色が異常だが、良い人達で面倒見が良い。幼い頃からたびたび兄に付いて朱雀組本家へ遊びに行っていたので、世暮やシオノとは幼馴染。

イメージソング:
イメージCV:
置鮎 龍太郎


/不良兄貴に愛の鉄槌を!

春夏秋冬 恋


ぷろふ、


「……放送委員会二年生の春夏秋冬恋です。珍しすぎる名前で、自分も若干引いているんですけど、まあ――ハル・ナツ・アキ・フユの四字でヒトトセって読んで、レンは恋をする、のレン。ミタカセンパイのお陰で俺もかなり有名になってるらしいですけど、改めて宜しく。――――あ、そうそう。君の名前はなんですか?」
「俺は、俺が思ってるほど人が嫌いじゃなかったよ。だけど、好きになるにはもう少し時間を見積もっておいたほうが良さそうでさ、今は君を傷つけたくないから……。まだ俺は走っている必要がありそうだからさ。」

『八高生で良かったって思うよ。あとさ、杏音に会えてホントに良かったって、心から思ってる。大好きだ、なんて言ったら怒るだろうけどね』

(( 消えたりなんかしないけど ))


名前:春夏秋冬 恋(ひととせ れん)
性別:
年齢:17歳
誕生日:2月2日「セツブンソウ ―人間嫌い―」

性格:マイペースなところもあるが、温厚でイイ人。若干天然が入っており、予想の斜め上の発言をすることあり。ずぶとくなく、繊細で向上心が希薄。言動に消極的な台詞を混ぜることもしばしばで、どちらかというとネガティブ思考の持ち主。何でもそつなくこなす嫌味じゃないオールマイティーであり、無駄にハイスペック。無言なとこが多いのに、無駄にイケメン。自他共に認めるほど影が薄く、知らぬ間に仕事を終わらせて周囲を驚かせているような、そんな人。容姿は華やかなのに地味というか、大人しいというか目立たない。無個性、いいえノット無個性。ボーっとしているのに掴みどころがなく、常に周りから浮いているような感じ。妙な浮遊感と違和感。異色だが、周囲からハブられているわけではなく、交友関係はそれなりにある。ただ、空白の三年間の所為で人とコミュニケーションをとるのが少し下手。口下手話し下手。杏音曰く、聞き上手だけど自分の意見を言わずに聞くだけで終わっちゃってる。無言だがデキる奴ということで信頼は得ており、本人も頼られるのは嬉しい様子。人間が嫌いというのは嘘で、別にどうってことない。何でも出来るくせに、なにも出来ない。器用貧乏ではなく、ただ単にひどく不器用な男。

容姿:髪の色は綺麗な蜂蜜色。艶っぽくハイライトがいい感じに入っている。髪質は良いが、少し癖のある髪をしていて後ろ髪の下のほうがはねている。前髪長めのショートカット。色の構造が二層になっており、八割を蜂蜜色が占めているが、残りの二割(髪の下のほう)は淡い黒。逆プリンのような。部活中はたまに黒のヘアバンドを使用して前髪を上げる。目の色は日本人特有の黒で、アーモンドアイの弱マグロ目。顔は整っており、万人受けするようなイケメン。綺麗めではなく、カッコいい感じ。目に精気が宿っていないのは気にしない方向で。常に表情筋がさぼり気味で、何を考えているのか汲み取れないところがある。表情の変化は少なめだが、喜怒哀楽はハッキリしており、笑うときはちゃんと笑う。ちなみに、笑うときはハの字の困り眉になる。足のサイズと手の平が大きめで、バスケットボールを片手で掴むのは余裕。ただ、バスケやっているのに指は綺麗。身長は180センチ前半で、スラリとした印象を受けるモデル体型。ようは足が長い。また、脹脛の筋肉がすごくついている。つま先立ちすると一目瞭然。
服装:水色のカッターシャツに白のカーディガンを着て、下は黒い制服ズボンを穿く。あまり半袖を着ることを好んでいない。部活中の服装は、黒っぽい色の半袖Tシャツに、膝下五センチの白基調赤線のバスパン。必ずアンダーパンツを下に穿く。バッシュは黒地に緑のカッコ良さげなもの。普段は黒のローファを履き、運動時はごつめのメッシュ性のシンプルかつ明るい色使いの運動靴を履く。登下校のカバンは紺色のスクールバッグ。女子っぽい。私服は結構色々なものを持っているのでバリエーション豊富。大体コンビニで雑誌を立ち読みして、良いなと思ったものをメモして、その後家に帰ってからネットで注文している。

学年:二年生
委員会:放送委員会
部活:バスケ部

備考:一人称「俺」、二人称は「(苗字)さん/(苗字)くん」。抑揚も特徴もない口調で淡々と話すが、自然と冷たいという印象は受けない。初対面の人や年上相手には敬語っぽい言葉を使うが、親しい人や親しくしたいと思っている相手にはタメ口。蜂蜜色の髪のせいで三鷹から「ハニーちゃん」と呼ばれている。外国で暮らし、日本へ戻ってきて改めて確信したが、和食や日本文化が大好き。和服を見るのが好きなので、夏になるといつもより雰囲気が明るくなる。ちなみに味付けは関東のものより関西のほうが好き。甘いものも辛いものも苦いものも普通に口にするが、極端な味付けは嫌い。物持ちが悪く、すぐに物を壊してしまう。寮の自室は整理整頓を怠っている所為で大分散らかっている。部屋には、既に設置されていた生活に最低限必要な家具にプラスして、黒のテレビデッキに置かれたテレビと、年季の入った大きなコンポと、雑誌が無造作に入れてあるシンプルなマガジンラックが置いてある。シンプルイズベスト。昔から写真が大好きで、現在は自分専用のカメラを十台以上持っている。映像上のものが好きで、レンズ越しに見る世界に依存していた。映像イズム&レンズイズム。そしてカメラ依存症。また、電子機器類の扱いに長けており、パソコンはデスクトップ一台とノートパソコン三台、携帯電話は何故か五機持っている。電気代は毎月親が送ってくる大量の仕送りでどうにか賄っている。同じクラスであり、三鷹に可愛がられている者同士の杏音とは腐れ縁。学校内でも名は通っているほうだが、如何せん影が薄いため「君がヒトトセくん?」と言われる。バスケ部所属のセンターだが、スタメン入りはしておらず主にベンチウォーマー。バスケセンスは凡人並だが、元々の運動神経はそこそこあり、ルックスも良いので女子からかなりモテる。
経緯:中学生三年間の間、両親の仕事の都合でドイツへと渡っていた帰国子女。ただ、その三年間は学校へも行かずに引き篭もり生活をしていた。人生を棒に振っていた。全くと言っていいほど友達が出来なかったので、ドイツに行っていたくせしてドイツ語が話せない。せめて高校生活だけは楽しいものにしようと考えた末、日本の高校へ通うため自分だけ帰国して寮から学校へ通っている。登校初日に三鷹と出会い、偶然その場に居合わせていた杏音と共に、彼女にとても気に入られて今に至る。放送委員会に入った理由や、中学生時代より幾分も明るくなったのは三鷹の影響。また、生徒会執行部メンバーとは結構面識があり、度々生徒会室内にて菓子をごちそうされている。

イメージソング:走れくろいひつじ(スガやん)
イメージCV:高橋 広樹


/好きになっていいよ。

字山 京


ぷろふ、


「お前のこと、俺がどう思ってるって? いや、普通に好きだけど何か。……ふーん、そう。そっか。――――なんかよく分からねーけど殴られた。しかも、平手じゃなくて拳で。……パーじゃなくてグーで殴られたよ! 痛ェなあ、痛ェな。理不尽すぎるっての。」
「あー、そこのアンタ達さ、もしかして今からコンビニ行くとこだったりする? 俺さ、今ちょーアイス食べたい気分だから、ついでに買ってきてくんね。釣りは何でも好きに使ってくれて構わねーし。……は? 俺が行け? ヤだよ。何で俺がわざわざ買いに行かなきゃなんねーの。」

『俺が感謝なんてするわけねぇだろ。嫌いな奴にまで好きで声掛ける必要が無いっつーか。ま、感謝されたら五文字で返事くらい返してやってもいいけどな』

(( さあ、思考回路を疑え! ))


名前:字山 京(あざやま かなどめ)
性別:
年齢:17歳
誕生日:1月17日「コチョウラン ―あなたを愛しています―」

性格:ふざけ者。たまにポエーってなってるけど、別に癒し系とか女子ウケ狙ってるとかそういうワケじゃない。慣れるとふざけ半分本気半分で相手を蹴ったり叩いたりするが、初対面の人相手に会話を広げることは苦手。コミュニケーション苦手。コミュ症キャー! 若干人を外見で判断している点あり。逆に京自身も外見が外見なので、何かと勘違いされていることあり。色々遊んでいそうだが、思われているほどは遊んでいない。けど真面目でもない。キッチリしない男で、どことなくだらしない。口調はハッキリしない男そのものだが、言いたいことは割とハッキリ言うタイプで、口喧嘩に強い。住んでいる環境の所為か、啖呵切るのが上手い。皆と仲良く、なんて無理なことだと分かっているので、どれだけ相手に嫌われても平気。「だから何だよ」ってなる人だし、別に開き直ってるわけでもない。少しだけ傲慢で、自分に難があって悪くても受け入れようとしない子供っぽい面もある人。テストの点数は悪くないが、日常生活に必要な部分が足りていない。必要なねじを何処かに落としてきた愛すべきおばか。たまに口調がカマっぽくなる。やる気の感じられない態度で日々過ごしているが、やるときはやります。漫画を読んでいるときやゲームをしているときは真剣そのもの。話し掛けても声が届いていない。

容姿:髪の色は、まっ金色。地毛も亜麻色に近い色だったが、一年の秋頃にハッキリと分かる金髪に染めた。長さはミディアムの、無造作ヘアー。もみあげと後ろ髪が少し長めで毛先が少し白い。やや癖毛なのでセットとかしなくても、髪型がツンツンはねた感じになる。寝癖? なにそれ美味しいの。大抵、髪の左サイドだけを黒のピン二本使って、ばってんにして留めている。ずっと部屋に居るときや休日は前髪をあげてポンパドールもどきの髪型で過ごす。目の色は日本人には珍しいヘーゼルで、若干ツリ目がちで目つきが悪い。顔は超絶イケメンでもなく、かといって中の下以下でもなく、中の中上くらいの小ぢんまりと整った顔。顔面格差社会の傍観者組。何故か割烹着が似合いそう系男子。高一の夏くらいからずっと片耳ピアス。右耳に14Gほどの小さなピアスホールを開けており、ごつめのリングをつけている。殴り合いとか日常茶飯事なのに指がスラリと長く、まるで女子の手みたいに綺麗。ただし普段は白の包帯でテーピングしているため、見ることが出来ない。身長は170センチ前半かポッキリくらいで、体型は細身。肩幅もそれほど広くなく、肩から下まですとんと落ちたような体型。羨ましいことに無駄な肉が一切ついておらず、適度に筋肉がついている。一人で歩いていると、たまに他校の生徒に喧嘩を吹っ掛けられるので、その都度ご丁寧に買っている。常に顔に絆創膏を貼っている。
服装:学校でも家でも休日でも、大抵上下ジャージ姿に腕まくり。白地に青のラインが入ったジャージを着ていて、下には黒のアンダーシャツを着込んでいる。ジャージのファスナーは胸辺りまで下ろすのが京流。たまにカッターシャツに黒のカーディガン姿で登校してくるが、本当に稀。普段はどこかのスポーツメーカーの運動靴を履いている。上靴は学校指定のものを履いているが、踵が散々なくらいに潰れているうえに、ピンクのペンでラクガキしてある。八高の風紀を乱している者の一人。登下校カバンは黒のエナメルバッグ。

学年:二年生
委員会:保健委員会
部活:帰宅部

備考:一人称は「俺」、二人称は様々。主に名前か苗字の呼び捨てか、勝手に付けたあだ名とかで呼ぶ。周りの人からは「カナ/京ちゃん」とか呼ばれたりする。普段はちょっとだけ言葉遣いが悪くて、喧嘩になると暴言を吐きまくる。体育は好きでなく、運動することは少し苦手。体育の授業は毎回ボイコットしようとしているけれど、その度にシオノに捕まる。頭は良くもなく悪くもなくで、テストは毎回平均点プラス10点くらい。ただ、生活態度が悪すぎるため成績は1のオンパレード。出席日数や学力面では問題ないため、留年は免れているので、教師には「勿体無い」と言われている。好物はアイスクリーム。真冬の寒さの中でもアイスを食べるという猛者。猛者と書いて「無謀なチャレンジャー」と読む。何を言いたいかと言うと、それくらいにアイス大好き。どちらかというと甘党。ジュースよりもパックのお茶系が好きで、炭酸飲料は飲めない。組員との付き合いで酒は飲むし、タバコも吸ったことがあるが中毒者ではない。ポケットには常に小銭。財布には札やカード以外入れないタイプ。携帯電話はガラケー。物持ちは良いほう。子供が苦手。嫌いというよりも、触れてしまったら壊してしまいそうだから、接し方に戸惑っている感じ。決して子供が嫌いなわけじゃない。教師相手にコミュニケーションをとるのが好き。「先公ウゼェ」とか言わない不良っ子。大抵の先生のことを〜先生じゃなくて、〜ちゃんとか、〜くんと呼んでいる。絶望的に低血圧。そのときの面倒くさいという気分でスウェット登校をすることがあり、後々後悔している。朝ごはんは寝ながら食べているも同然で、ほづみのにーちゃんとかほづみに口の中につっこんでもらっている。太陽が高いところに昇る頃から、次第にテンションが上がっていく。常に釣糸を垂らしているため、よく女子生徒に告白される。ただ、いまだに一度も付き合ったことがない。世暮のことを好きだと言っているが、恐らく本命はシオノ。ただ、思いを伝えようという気はさらさらなく、このまま悪友という関係で終わらせようとしている。ほづみには気を許しているが、明日のことは信用していない。極道一家朱雀組の預かり者。本家の一室を借り、そこに住んでいる。
経緯:朱雀組に居候している大きな理由は、京が身寄りのない孤児だということ。四歳の頃、母と父によって孤児院に預けられた。それから数年前までは孤児院で生活していたが、運命の巡り会わせでほづみの兄と知り合い、そのまま彼が引き取ってくれることになった。引き取るとは言っても、彼が組員として属している朱雀組本家に引き取られた。以前はグレていて口を開こうとしなかったが、それが逆に組員達の興味を引いたのか、何度も何度もしつこくちょっかいをかけられてくるにつれ、今のような性格になっていった。総代である世暮の祖父に気に入られており、世暮の父には可愛がられている。

イメージソング:恋愛勇者(Last Note.)
イメージCV:宮野 真守


/不良息子

 

烏十沼 獄


ぷろふ、


「テッメゴラ、ふざけんなよ!? ――――っ……はっはっはっ、こうなったらじわじわと嬲り殺しにしてくれる。」
「おーれーはー、ガキじゃねぇ!! おい、一体何度言ったら分かんだよ!? ……あ、いや、テメェに言うのはこれで一回目なんだけどさ! 取り合えず言っておく、俺はガキじゃねぇ。二回言ったのはこれが俺にとってスッゲェ重要な事だからだ。つーかそのちっぽけなオツムでも、俺がどんくらい生きてるかくらい分かるだろうよォ、な? 年上さまさまに生意気な口利くなっつーの、……ばぁーか!」
「あんちゃん、馬鹿言っちゃあいけねぇよ。無謀な挑戦っつーもんは、決して勇気には繋がらない。まずは自分を大切にすることを覚えな、話はそれからだ。俺の言ってる事が解るようになったら、そんときゃ相手してやっからまた来いよな? だから今日は帰れ、俺の気が変わらねぇうちにな。」

(( 軋む骨の音が 生きてる事を示してる ))


名前:烏十沼 獄(うとぬま ひとや)
性別:
年齢:1400歳程度
誕生日:8月16日「サギソウ ―芯の強さ―」

性格:超ハリボテクール。年相応に冷静に振舞おうと意識しているが、すぐにぼろが出る。中身は熱い。勝負事が好きで、特に丁半賭博にハマっていた。案外すぐに熱くなるタイプで、熱しやすく冷めにくい男。気が付くと大変な過ちを犯してしまっている残念な人。怒りの沸点は低めで、よくキレすぐキレる。特に「チビ」「ガキ」という単語には敏感に反応する。本気でキレるわけではなく、簡単に言えばふざけているだけだけ。口と同時に手が出る。手が出る場合は軽く小突くか、仲の良い者が相手であればヘッドロックやコブラツイストなどのプロレス技を掛ける。また、挨拶代わりにドロップキックをかましてくる大人げない危険な年寄り(※チビ)。人見知りしない性格で誰とでも自然体で会話するが、流石に初対面の相手にドロップキックはかまさない。学が有り知能は高いが、大切な何かが抜けている。尤もらしい口ぶりでアホなことを言ってくる正真正銘のアホ。たまに、後先考えずに破天荒な行動に移すときがある。実力は十分過ぎるくらいにあるが、残念なことに内弁慶のいばりんぼ。しかも、『内』に入っている範囲が結構広い。変にツンツンとはにかむような態度を取ったり、内心は人に心配されたくない強がりだったりするが、それは滅多に表へ出さない。割と面倒見が良く、自分を慕ってくれる相手や容姿言動が幼い相手には比較的優しく接する。ただ、傍から見ると「小学生低学年の面倒を見る高学年」にしか見えない。何処かで見たことのあるデジャヴ。一見大人しめだけどお調子者の兄ちゃん。普段は普通に話し上手で聞き上手だが、一度熱くなるとマシンガントークを繰り広げる。

容姿:約1400年生きているが、見た目はいつまでたっても成長せず、未だに10代前半。しかもチビ。髪の色は鴉の濡れ羽色で、触るともふもふふっさふさ。髪型はショートで、癖毛のおかげかややボリュームがある。目は若干ツリ気味で、パッチリ赤目。目の下に黒の墨か何かで縁取りをしている。黙っていれば大人しく、また大人びた表情を見せるのだがやはり童顔は隠し切れない。鼻も低く、いい意味で東洋系。東洋系の老けなささナメんなよ、的な。耳には大体髪が掛かっているため見えないのだが、エルフや悪魔の耳のような先の尖った耳を持つ。背中から立派な黒色の翼が対になって生えている。羽を抜くと変な声を出しながらとても痛がり、涙目で殴りかかる。ちなみに性感帯だったりする。翼を動かすことで空を飛べるけれども、体力も消費するので酷使はしない。額からはシンメトリーに、薄汚れた黄色の角が二本生えている。小鬼っぽいけどそうではない。歯並びは良いけれど、少し目立つ八重歯が生えていて口を開けるとチラチラと顔を見せてくる。チャームポイント(爆)。身長は150センチ後半。高下駄を履くことで身長を約10センチ程詐欺しているのだが、大抵の者にバレている。小柄で身軽。その割には、腹筋と二の腕へいい感じに筋肉がついている。容姿に似合わず力持ちで、重い鉄扇だってやろうと思えば片手で振り回せる。
服装:白基調に黒ラインの入った、衿を立てるタイプの中華風な長衣を着て、黒色で触り心地の良い絹地の腰帯を巻いている。長衣に袖は無く、肩から先はバッサリ切り落とされている。特に意味も無く家紋でも何でもないが、背中に三つ巴の印を書いている。長衣の前は開けているので、中に体のラインがよく分かる伸縮性の黒のタンクトップ型アンダーを着ている。アンダーシャツはヘソが露出するくらいの長さで、ついでにいうとタートルネック。腕は黒のアームカバーで覆っている。長衣の下には股下の広いズボンのようなものを穿き、脚絆装備。そして身長詐欺のために不安定な高下駄を履く。たまに躓いたりこけるので、邪魔くさくなったときは脱ぎ捨てる。首に黒真珠で作った数珠、左腕のアームカバーを締めるように水晶の数珠、腰帯には様々な鉱石で拵えた数珠をつけている。また、120センチ程の重たい鉄扇を常に背負っている。

能力:「仇風(あだかぜ)」風を自由自在に操る能力。有る程度の重さならば物を浮かすことも出来る。決して鎌鼬のように風でモノを斬るような真似は出来ないが、ものを浮かせてそれを当て付けて攻撃することは可能。風のバリアーなるものも作ることが可能。同時に無数の風を起こし操ることが出来るが、一度集中力が切れると全ての風が治まってしまう。また、風を操っている間はどうしても防御面が手薄になるという欠点。ちなみに、背負っている鉄扇を使うことにより、強力な風を作り出すことが出来る。場合にもよるが、大体半径二メートル以内の風を操ることが出来る。
武器:鉄扇(全長一メートルほどの思い鉄の扇子。殴るようではなく、能力を強化するために使用する)

備考:一人称は「俺」、二人称は「お前」や名前に敬称付けなど。ただし、頭に血が上ってカッとなると周りが見えなくなり、その場合相手が誰だったとしても「テメェ」呼びになる。後で冷静になる度に落ち込む。絶望的夜盲症、所謂鳥目の持ち主。元々の視力は良いので普段は見えすぎるくらいだが、暗部での視力は打って変わってとても悪い。太陽が好きで、巷では太陽の化身と呼ばれているほど。暇なときは日向ぼっこをするために、木の上等の高い場所へと登る。趣味は日向ぼっこと丁半賭博。しかし賭博のほうはここ数年の間行っていない。好物は甘いもの。昔お供え物をつまみ食いしたとき口にした、美味い砂糖菓子の甘さにやられ、甘党になった。酒は呑めるけどすぐに酔ってしまう上に、至極酒癖が悪いので滅多に口にしない。足癖が悪く、行儀良く座っているのが苦手。貧乏揺すりはしょっちゅうのこと。ただ皮肉なことに、第三の手と言えるほど足先が器用。指先で物を掴んだり、紐だって結べる。身軽なためバク転やバク宙はお手の物。獣並みに鋭い五感の持ち主であり、バランス感覚が抜群で目を閉じても丸太橋から落ちずに渡りきれる。
経緯:元は三本足の白い鴉だったのが、時を経て八咫烏という妖怪になったもの。1000年ほど独り山奥でひっそりと暮らしていたが、最近になって何処からともなく迷い込んできた天邪鬼の子である椿を弟子にとった。他の妖怪との交流はあまり無いが、人見知りをしない性分なため一度顔を合わせたものとはすぐに親しくなる。天界に住む天照・白夜に惚れている。

イメージソング:アンダワ(日向電工)
イメージCV:関 智一


/白い鴉と太陽の神

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