ちゃあくんが死んだ。
12歳。
若くはないが、もっと長生き猫もいる。
でも、ちゃあくんは死んだ。
猫仙人曰く、苦しんだ様子はなく、眠るように亡くなった。
ちゃあくんのおなかのあたりに、しこりがあったらしい。
もっと早く、そのことに誰かが気づいたら…。
そう、思ってしまう。
元々、食の細い方だから、あまり食べなくても気にしなかったけど、もっとそのことに気を使っていたら…。
ただの傲慢かもしれない。
実家を出た自分に、誰かを責めることはできない。
猫仙人も母も、同じように悲しいのだから。
ちゃあくんの兄弟猫のしろちゃん。
家出したまま帰ってこない。
きっと、新しい家族の元、のんびり生きてるだろう。
でも、自分自身のけじめも含め、しろもちゃあと一緒に逝ったことにしたい。
そうしたら、さみしくないような気がして…。
チグラーシャは母猫を喪い、どうなるか。
せめて、母猫ちゃあくんの分も生きて欲しいと思う。
仲の良い母娘猫だった分、すごく心配になる。
猫神さま、ちゃあくんとしろちゃんのこと、よろしくお願いします。
たまくん、今までみたいに、二人のこと面倒みてあげてね。
ちゃあくん、好きなものおなかいっぱい食べて、しろちゃんとのんびりしてね。
大好きだよ。
12歳のちゃあくんの調子が悪い。
先週の金曜日に実家に来たとき、急に痩せた気がして、元気がなかった。
で、昨日の月曜日に猫仙人からちゃあくんがごはんを食べない、と聞いた。
だから、今日も実家に来た。
高齢猫用のごはんや牛乳を買ってみたけど、ちゃあくんは血を吐いたらしく、なにも口にしてくれない。
明日は朝からバイト。
猫仙人は今日明日がヤマだと言う。
母もまたたび片手に、ちゃあくんをもふってくれるし、チグラーシャもそばにいるけど、ちゃあくんはすっかり痩せて、まあるくなって寝ています。
猫神さま、ちゃあくんを見守ってください。
ちゃあくんがしあわせになれる方に導いてください。