†枝垂桃の宮†

風：朽木隊長に３魂魄お預かりしました。
ありがとうございます。

さ：朽木隊長(のお声)のお父様、誕生日おめでとうございます。

朽：うむ。

さ：ご健勝で何よりです。
双子座ですね。

朽：…意味がわからぬ。

さ：現世の占いの区分です。お気になさらずに。

朽：少しは我が兄妹の美声に飽きたか。

さ：子供と旦那を巻込んで聴いてます。

朽：迷惑であろうな。

さ：あ、ウチの子テニスをヤル気が増しました。元々テニスの王子様を見て始めたんですが、再放送を見ているうちに中学での部活まで考えるようになりましたvV。

朽：…今、何の王子と言った？

さ：あ、現世のスポーツです。こちらもお気になさらずに。
てか、『おき』まで打つと私のケータイはあの字が一番に出てきます。

朽：ケータイ…？

さ：で、伝令神機です！

朽：虚の捜索以外に、貴様は使っておるのか。

さ：今はもう、随分と多機能になってますからね。
朽木隊長が現世駐在をなさったン十年前とは比べ物にならないんじゃないですか？

朽：……………。

さ：(ｹﾞ、怒った？)
あ、あぁのぉ〜？

朽：昨今の現世では、虚を退治せずに狩るというらしいな。

さ：あぁ、そういえば朽木隊長も狩ってらっしゃいましたね？
えーっと、確かベッカムでしたか？

朽：ウカムだ。

さ：すいません。
（こんなコントみたいなのでお礼になってるんだろうか…？）



ご訪問並びにご投票をありがとうございました。

ふわふわと風に戦(そよ)げば折れそうなのに


その柔らかな純白の花の下に
俺の苦しみを消し去る力を秘めて





守られているのは俺と知る



その穏やかな微笑みに


その静かなる情熱に―――…






※芍薬は根を鎮痛薬に用いる