本当に、本当に夢のような時間でした。
夢の中から先ほど帰ってきました。
まだ、この耳の鼓膜には、BUMPが奏でたあの音が残っています。
この目に、藤くん、チャマ、ヒロが、ドラムを叩いてる升さんを囲み、激しくプレイしている姿が浮かんできます。
今日の朝に話を戻しますと、
朝からテンションが上がりっぱなしな僕は、とりあえずシャワーを浴びて、
会場には13時頃に着くようにしていたのですが、
前日にライブを経験していたすずさんの情報で、予定よりちょっと早めの12時前に会場へ向かう事にしました。
目指す会場は、幕張メッセ国際展示場!
ん。あれ?
思ったよりなんか閑散としている…。
でも会場の前になんか並んでいる人達がいるし、たぶん場所はここで間違いないはず…。
と、若干不安な気持ちを抱きつつも、とりあえずグッズを販売している店を探す事にしました。
が。しかしなんとそれから30分近くグッズ販売店を探す事になります。
僕らは着いてすぐに会場の中に入ったのですが、会場の中はブロック別に分けられた人の列があるだけで、販売店らしきものが全然見当たらない。
で、しょうがないので係員のお兄さんに聞くと、
「グッズ販売は、正面入り口を入ってすぐのところです。」
うん。そうなんです。
僕らが正面だと思い込んでいた所は実は反対側だったですね(--;)
反対側へ周り混んだら、たくさんの人達がちゃんといましたよ!
よく見ると露店ももう出てるし。
ケバブ売ってる。
なんかあんま人気なくてお兄さん暇そう
すぐそばにBUMP OF CHICKENのトレーラーもあったので記念にパシャリ。
みんなこの前で記念写真を撮ってました
開演までまだ五時間以上ありましたが、会場はすでに異様な熱気に包まれてました。
みんなBUMPの話をしていたり、買ったグッズを身に付けていたり、写真を撮りあっていたり。
んふふ
みんな楽しいそうだぁ…。
さ、僕も早くグッズを買お…。
と、正面入り口入ってびっくり。
人。
人。人。人。
すんごい人の行列
なんと1時間待ちの行列でした…。
す、凄い…。まだグッズ販売が開始する13時前だってのに…あなた達…どんだけBUMP好きだよ…。
うん。今日ライブに行ってつくづく思いました。
僕なんてまだまだです。
さっきも写真でちらっと写しましたが、少しでも良い位置に行きたくて、お昼から、ブロック別の列に並んでいる人達がたくさんいるんですよ。
意気込みが半端ない。
凄いなぁ。
などと、そんな事に感動しながら列に並んでいると、
ここでちょっとしたサプライズがありました。
グッズを販売している会場には常にBUMPの歌が流れていたのですが、しばらく行列に並んでいると。
ズンズン。
ドンドン。
やたら低音な音が会場に響きだしたのです。
そしてよく聞くと歌声も聞こえてくる。
そしてさらに耳を澄ませると、それは「ゼロ」でした。
あれ?でも今は会場に「HAPPY」が流れてるし…。
なんで「ゼロ」が?
ていうか、微妙に歌い方がCDと違…え?え?
これひょっとして…。
あ。(;゜ロ゜){ 向こう側でBUMPさんがリハーサルしてらっしゃる!
これには、ちょっと会場がどよめきました。
一方僕は、感激しておかしくなってました。
数時間後には存分に聞けるはずなのに、全神経をその耳に集中し、会場に流れる音楽にも負けず、ただひたすら藤くんの声を聞いていました。
「藤くんが、そこにいる!」
グッズ販売店でスポーツタオル、リストバンド、チャリティーバンドを手に入れた僕は、会場出てすぐそれを装着し、
そしてひたすらその時を待ちました。
ブロック別の列に並んでいる時も、あの歌声が忘れられない。
そして、16時50分。
A2ブロックの入場が始まり、ホールに向かって長い行列が歩き始めました。
すると途中、入り口前でみんな何かを注文し始めたのです。
そこには、ポツンとドリンクを販売しているケータリングの店があり、ホールに向かって歩きながら、
「コーラ2つ!お茶3つ!」と注文しているのです。
は?
あとで買えばいいじゃん。中にも売ってるでしょ。みんな必死過ぎ。
と思いながらチケットを係員に渡したその時、一枚の張り紙が目に飛び込んできました。
「再入場は出来ません。」
あ。え?もしかして…。
はい。中にはドリンク系の自販機は一切ありませんでした。
いやぁこれには参りました。
だから、ライブが終わった後のビールは本当に美味しかったです…。
ホール内はスモークが焚かれているのか、全体的にモヤがかかっており、幻想的な雰囲気でした。
僕はAブロック。
ステージの真ん前。
この会場はオールスタンディングなので席はなく、とりあえず前に行こうと思いました。
さすがにセンターは人が集まってましたが、おや?
左右にはそれほど人が集まってない…。
そこでふと、すずさんの言葉を思い出しました。
「ヒロくん側の柵にいれば、良いことが起こるかもしれませんよ。」
ヒロ側の柵…。
ヒロ側…。
ヒロの立ち位置…。
(゚Д゚)ん?
どっちだったっけ?
後ろからどんどん人が来る中で記憶をフル稼働させました。
そこで最初に浮かんだのは、supernovaのPV。
野外でライブやっている映像で、みんな一緒のタイミングでギターやベースを肩に掛けるんだけど、映像で手前にいたのは「チャマ」
その時のアングルは、左からメンバーを映していたから、
と、いう事は、ヒロの立ち位置は、
「右側だ!!」
すずさん、情報を提供してくれてありがとうございましたm(_ _)m
お陰さまで、良いこと起きましたよ(T_T)
もう一生忘れない!!
あ。ただ、この演出は幕張だけだと思いますから、他の公演では通じないと思いますのでご了承くださいm(_ _)m
ま、そんなこんなで自分の位置も決まり、喉がカラカラの中、
刻一刻と、BUMPライブの開演が近づいてくるわけです。
もう、こん時はドキドキですよ。
「オープニングはなんだろう?」
「どんな歌を歌うんだろう?」
ネットで調べれば前日の曲順を知る事も出来ましたが、僕はあえて調べませんでした。
BUMPのメンバーも今日僕らを楽しませる為に、たぶん一生懸命曲順を考えてきたと思いますし、
なにより、BUMPライブの常連さんでもない僕は、何も考えず、まっさらな気持ちで楽しもう!と決めたからです。
そして、定刻をちょっと過ぎた18時18分。
BUMP OF CHICKEN
GOLD GLIDER TOUR2012はついに始まりました。
僕が待ちに待ったライブです。
BUMP OF CHICKENを好きになり、YouTubeでライブ映像を見て感激して、
「いつか絶対ライブに行くんだ!」
と決めてから2年余り。
ハードルは、これでもかと上げてきましたが、
想像以上でした。
オープニング。とにかく格好よかったです!
本当に格好よかった!
他の公演で同じような演出で始まるか分かりませんが、期待しててください。
それ以上です。
そして初めて見るBUMP OF CHICKEN。
『チャマ』
思ってた通りの人でした。
とても優しくて、熱い男。
「今日、このメンバーでライブやるのは今日だけだから、みんなでライブ作るんだからね。」
「今日ね、会場に入って一番後ろからステージ見たんだけど、人が豆粒みたいに見えて。
でも、ちゃんと見えてるし、声も届いたし、だから寂しがらないで。」
「ライブ終わりで、みんなTシャツで、肩にタオル掛けて帰るの見たけど、湯気が立ってて風邪ひくから!幕張は海風が強いから!ちゃんとオーガニックのシャツ来て、上着をちゃんと来て帰ってね。先生見てるから!」
チャマはライブ中に何度も深々と僕らに頭を下げ、感謝の言葉を僕らに向けて言ってくれました。
言葉だけじゃなくて、演奏しながら精一杯、身体でも表現してました。
ありがとうチャマ!
『ヒロ』
今回、生で聴いてみて、演奏で一番感激したのがヒロです。
スポットライトに当たりながらギターを弾いてるヒロがとっても格好よかった。
あと、あまりライブでトークをしないヒロが今日は頑張ってました。
何気に一番の笑いを取ってたかも。
笑いを取るというか、やっぱりイジられてて、
チャマ「ヒロくん、昨日なに食べた?」
ヒロ「ん。チラシ寿司。」
チャマ「それ、一緒に食べてたけどさ。ヒロくん最初、チラシ寿司の玉子だけちょうだいとか言ってたでしょ。」
ヒロ「うん、言ってた」
チャマ「でさ、その後にやっぱりイクラもちょうだい、って言って、またしばらく経って、カニちょうだいって言って、最終的にご飯ちょうだいって。」
藤くん「完成しちゃったじゃん、チラシ寿司。」
ヒロが何か言うとみんなで総ツッコミしてました。
その後にもライブに来た人に感謝したいんだけど、チャマみたくうまく言えなくて、
しどろもどろになってたけど、
でも素直な言葉で、みんな感動してましたよ。
ありがとうヒロ!
『升さん』
やはり、みんなが升さんを囲んで演奏するのが何回見ても格好よかったなぁ…。
また、升さんの無表情で正確にドラムを叩く姿やリズムの乗り方とかも凄くカッコ良い!
ライブでは本当に寡黙にプレイに集中してる感じだけど、
トーク中にメンバーからの無茶振りで「嬉C!」と身体で表現する場面があって、とても微笑ましかったです。
「嬉C!」はその一回きりでしたが、曲の合間になぜかマイクを使わず生声で「来てくれてありがとう!!」「会えて嬉しい!!」とずっと言ってくれましたね。
藤くんは「なんでずっと生声なんだろう。マイクのシステムうまく使えないのかな。」
と言ってたけど。
升さん、こちらこそありがとう!
『藤くん』
初めて聴くその生声。
想像以上でした。
まだ耳に残ってます。
そして、あのギタープレイ。リズムの乗り方。
どれも全部カッコ良くて、僕はこの目に焼き付けました。
間違いなかったです。この人はやっぱり凄い。
あと、たぶん明らかに予定になかったけど、御礼が言いたくて急遽MCしてくれた事もありました。覚えてる限り書いてみます。
「いや実はね、もう半分くらい終わってるんですよ。」
観客「えーーーーっ!!!」
いや、これ、本当に「えーー!」でしたよ。
「えー、ですよね。わかります。俺も凄く楽しくて、全然そんな感じなかったけど、もう半分なんですよ。
巻きが入るからもう歌わきゃいけないんだけど、御礼言いたくて、ありがとうございます。
早いんですよ。時間経つの。
チャマも言ってたけど、このメンバーでは今日だけだから。
次会えるの、一年後かもしれないし、十年後って人もいるかもしれない。
僕らずっとやってますから。
だから途中で聞かなくなったり、忘れたりしても、また聞いてくれて、また会いにきてくれたら嬉しいです。
そう思ってもらえるように、残り半分、精一杯歌います。」
みたいな事を言ってました。
実際はもっと長かったような気がするけど、本当に藤くんらしい言葉だなと思います。
残り半分ってぶっちゃけちゃう所も。
でもこの言葉で、夢見心地でフワフワだった気持ちから、
この4人が演奏してる姿を絶対忘れないようにしよう、と目に焼き付けるようになりました。
そんな4人と過ごした夢のような時間も、夜の9時に終わりました。
まだ記憶が新しいので、あの時の興奮や、4人の姿、話した事がハッキリ脳裏に残ってます。
忘れないようにちょっと長めの記事を書きました。
いや、ダラダラと長すぎるだろ…
余裕で過去最長になっちゃいましたね(x_x;)
奇跡の夜は終わってしまいましたが、今回初めてBUMPのライブに行って、満足するかと思ったら、
そのまったく逆でした。
むしろ前以上にライブに行きたくなりました…。
「もう一度、聞きたい。」
まっさきに思ったのがそれでした。
次のライブいつ行けるのか分かりませんが、もう一度絶対4人に会いに行きます!ヽ(*`Д´)ノ
と心に固く決めたのでした。
やっぱり、生で見るのは別格です。
さて、ライブレポはこれで終了です。
ここまで購読してくれて、ありがとうごさいました!
あなたは立派なBUMP馬鹿です