話題:音楽
今日はビョークについて語ります。
初めてビョークを知ったのは私が中学生の時に観た映画、ダンサー・イン・ザ・ダークで。
当時はその主演がビョークというアーティストだとは知らず、ただただ暗くて悲しい話だとしか思っていませんでした。
その何年か後にその主演女優がビョークというアーティストだということを何かで知りました。
CDを買うきっかけになったのは、フィギュアスケートの高橋大輔がいつかのエキシビションでビョークのバチェラレットという曲で滑ったのを見て。
ビョークっていいじゃん!って思って。
とりあえずベストアルバムを買いました。
ところがどっこい私はこのCDが嫌いになるのです。
まず、紙のケースを開くとそこには女性の遺体のように見える後ろ姿がごろんと転がっていて、それがとにかく怖くて気持ち悪くて、あとCDや歌詞カードに描いてあるイラストもなんか気持ち悪くて。
曲もなんだか暗くて鬱々とした気分にさせられて。
買ったことを後悔さえしてしばらくこのCDは放置しました。
(あとビョークの異常なファンが起こした事件のこともネットで見てしまって。)
このCDを再び聴くようになったのは、放置していた数年の間に苦い恋愛を経験したからでした。
多分そのことで感受性が変わったんだと思います。
なんだか音楽が心に染みて、涙になって出てくるんです。
それまで暗い、怖い、だったのが優しいになったのです。
言葉で表すのは難しいけど、とにかく弱った心に染みる感じ。
泣きたいけど泣けない時に聴くと涙になって全部出てきてすっきりみたいな。
その後、ヴェスパタインというアルバムを買ったんだけどそれは特にそんな感じで。
あとこのアルバムはなんだかお母さんの胎内に居るような気分になります。
こういう音楽を作る人って他に知らないし、ビョークって女性の象徴みたいなアーティストだなぁって思いました。
特に好きな曲は、
Venus as a boy
ポッシビリー メイビー
ユニゾン
です。
Venus as a boyなんて20年前の曲とは思えないくらい色褪せてないです。
いい曲が色褪せないのはビョークに限らずだけど。
そんなビョークもこないだ新曲が届いたとラジオで聞きました。
まだまだいい曲を作る感性があってますます惹かれます。
長々書いてしまいました…。
おしまい。
おやすみなさい(*u_u)