髪の毛の大部分はケラチンでできています。
具体的にはケラチンというひとつの成分ではなく、18種類ものアミノ酸が結合してできたものです。
ですから、いかに良質なアミノ酸を取るかということが、育毛にとって大切な事だと言えます。
ケラチンとなる18種類のアミノ酸には、栄養分として経口摂取するしかない必須アミノ酸も含まれており、毎食時にきちんと摂取するよう心がけることが、育毛にとって重要だと言えます。
必須アミノ酸を多く含んだ食品である、乳製品や大豆を食べると良いでしょう。
育毛効果のあるシャンプーは頭皮の脂や汚れを落とし、元気な髪の成長を応援してくれます。
いつもよく見かけるシャンプーに洗浄効果のある成分が入っていますが、刺激に弱い頭皮に負荷を加えやすく抜け毛を招いてしまうこともあるのです。
ですが、髪の成長を促すシャンプーの使用により、頭皮や髪にとってマイナスにならない成分でソフトに洗髪をすることができるので、髪を成長させていけるのです。
好きな野菜や果物を、ジューサーでグリーンスムージーにして、ダイエットや美容、健康のために、毎日飲用を欠かさないという人も、特に女性には多いようです。
ところで、材料となる野菜や果物の組み合わせによっては、育毛効果を高めるということも、知られてきました。
育毛効果を上げようとするなら、人気材料のアボカド、リンゴ、グレープフルーツといった果物、葉物の小松菜、少しお高いですがメロンなど、これらで作るのがよいと言われています。
特筆すべきは小松菜で、ビタミンAや鉄分、カルシウムなどが豊富で、頭皮を健康な状態に保つ働きをしてくれ、育毛を目的とするグリーンスムージーには、ぜひ取り入れたい材料です。
日本人の米食は昔と比べてだいぶ減ってはいるそうですが、それでも毎日食べている人は多いです。
そんなお米ですが、γ(ガンマ)オリザノールという、お米特有の希少成分があり、これが数々の健康に良い効能を持っていようです。
抗ストレス作用があり、更年期障害を和らげ、善玉コレステロールを増やし、さらに、男性ホルモンの一種であるDHTの発生を阻害する、とされます。
このため、男性型脱毛症に効果を発揮してくれるかもしれません。
DHTこそ男性型脱毛症の主な原因であり、このホルモンが分泌することにより脱毛は進んでいくからです。
どうやら、お米の胚芽部分に含まれる成分だということですが、米食で男性脱毛症がよくなるのなら、嬉しいことですし、育毛に活かしていきたいものです。
運動が不足すると抜け毛になるともいわれますから、育毛のため、適度な運動がよいでしょう。
過剰にハードな運動をしたら、かえって抜け毛を悪くしかねませんので、散歩や小走りくらいが適当です。
運動することで血行がうながされ、栄養が頭皮にいきわたるようになりますし、ストレス解消になるかもしれません。