突然こんな手紙、ごめんよ。

でも詰所に行っても浮竹が居たり七緒ちゃんに見つかったりで、ゆっくり話が出来ないんだよね。



この間は随分と長い時間、付き合わせて悪かったね。
あの時言ってしまえば良かったと、今になって思ってみたところで遅いから手紙を書いてみたの。


キミにどうしても聞いてほしいことがあるんだけど。

なんて言うか、ボクの気持ちをね。



明後日なら大丈夫だったよね?
四番隊に迎えに行くから、会ってくれるかい?


会ってくれるなら、同封したこの折り紙の蝶を詰所の前の一輪挿しの花に添えておくれ。



ボクが明日この蝶を見たら、証を残しておくよ。



京楽春水