キミがお姫様だってつくづく思うのは



鮮やかな着物を広げて

ボクを見上げる時




座れば牡丹とはよく言ったものだね




新畳に艶やかに広がる甘い赤紫の花弁


揺れる簪はボクを誘う



キミはいつまでも咲き誇る
ボクだけの大輪の華でいてくおくれ





それがボクの

   心からの願い