蝕まれたのは お前の心

お前の魂魄





辛かった、か?

苦しかったか……?


悔しかったか!?






肉体よりも

己の心が蝕まれる

その感覚



萎えていく意識の中

お前は何を思ったか


俺は知ることは出来なかった





だが、ただひとつ

誰にも代われないお前の人生をお前が生きたことだけは

俺は誰よりも知っているつもりだ





もしお前と同じ立場なら

間違なく俺も同じ道を選ぶだろう




無様と笑われようが

気高く逝きたい



己の誇りにかけて

愛する者の為に……!




今はただ
  安らかに 眠れ