空まかせの運命に満足できるなら

俺は最初から諦めていた


お前は天より遠い存在だったから



天の衣を貰えなかった腹いせに雨が降るなら

俺はその一年の間に舟を作ろう






運命まかせの恋に満足できるなら

俺は最初から諦めていた


お前は織姫よりも大切な女(ひと)だから




年に一度しか会えないのが天の川の所為なら

俺は泳いで渡ろう

何時でも 会いたい時に











オマケ


「隊長ー!雨乾堂の池は、迂回すれば――…」

   ざっぱ――――ん


「…………ιιι


2007.07.07