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Sound Horizon9thStoryConcert『Nein』~西洋骨董屋根裏堂へようこそ~

約四年半ぶりの新アルバムのストーリーコンサート。どの地平線にも繋がる、Sound Horizon史上最強のアルバムのコンサートに行って、死んだ坂本です。こんにちは。

そんなわけで、東京国際フォーラムにて開催されました上記のコンサートに参加してきました。
5/20と5/21の二日間に参加しましたが、両日ともに素晴らしい公演でした。影ナレでYUKIさんや弦一徹さんが召喚されたのも、私としては嬉しい限りでした。ちなみに二日目はプレミアムシート、いわゆるP席だったので、もはや死は覚悟の上でございました。

neinとは、ドイツ語で否定を意味する言葉。

今回の主人公は未来のサングラスです。
ちょっと何言ってるかわからないと思いますが、《遮光眼鏡型情報端末》というものが主人公なのです。
コイツは便宜上R.e.v.o.というもので、略してる割に呼びにくいので、私は更に略しまして、べぼ。また、コイツを装備すると、何故なのでしょうか、猫耳が生えるようです。というわけで、コイツのことはべぼにゃん、と呼ぶことにします。

さてさて、このべぼにゃん、ある日突然、自我を持ち、自らの存在理由を『主』と呼ぶものに問いかけます。しかし、『主』はすでにべぼにゃんの前から居なくなっており、ただ、いくつかの『物語』だけが残されているのです。その『物語』のなかでは、登場人物が悲劇的な目にあい、死へと至っています。そこで、べぼにゃんはその『物語』のなかの『因子』を【否定】します。

という、内容が歌われてるのが、リードトラックの『檻の中の箱庭』です。
この曲はテクノサウンドと言う感じで、今までのSound Horizonのイメージからは離れた、近未来的な曲となっています。
で、コンサートでは、べぼにゃん、及び、猫娘たちが歌い踊るわけですが、衣装は光るわ、ダンサーはキレっキレだわ、ローランはノリノリだわで、とんでもなく異空間感のある、えーと、サイバー感モリモリの演出でした。べぼにゃんの中の人が誰かっていうのは、個人的には、そこは謎のままのが楽しくね?って思う派です。

では、ここから曲ごとに二日間まとめての感想をなるべくサクサクといきたいと思います。まぁ、Twitterでもだいぶ呟いたしね!

各曲の前にべぼにゃんがそれぞれの地平線を読み込むような演出がありまして、ダンサーさんの動きと映写される文字で表現されてました。

・名も無き女の詩
花れんさんの少し低めの力強くも切ない歌声、本当にルーナの声だなぁと感じました。バラッドの朗々と歌い上げる感じも、最初のほうの切なさが際立つ感じで、一気に感情移入してしまいました。そして、パン屋で目覚めるルーナ。親方のィヤブの感じ、好きです。ルーナの衣装替えのとき、髪の毛をルーナ自身が持ち上げてて、そのままセリフ言いつつ、どんどん衣装替えされてるというのを、P席で確認しました。パンでパンパン!は意外と出来た気がします。

・食物が連なる世界
月のような微笑みの彼女に罵られてるとき、食物ちゃん、違う!そんなこと!みたいなリアクションしてて、耳をふさいだりもしてて、「この人は何を喚いているのだろう」がCDよりも恐怖感というか、切実な感じになっていたと思います。
子供が亡くなった後の「ほーしくずをかぞえるよーに」らへんは、本当に悲痛で涙が滲みました。「ごめんなさい」のあとの、息を吸うところも、「…っ!」みたいな感じで、その後の歌がより悲壮感を帯びていると感じました。shinさんの歌声も妻を思いやる旦那さんの気持ちがとても乗っていたなぁ。21日の公演で食物ピラミッドの文字が現れ、輪が描かれ、ピラミッドが鎖は編まれた後、二つに別れて砂時計の形になる映像が追加されてました。その日、ピラミッドの所に関するツイートをして、それなりに拡散されたタイミングだったので、『グラサンに見られている?!』とか、『もしかして運命?!』とか思いましたけど、考え過ぎかな、ハハッ♪

・言えなかった言の葉
ボサノバちっくな、揺れ動く曲調を見事に歌い上げる結良まりさん。子どものお錘を撫でる手つきが優しくて、あぁ、良いなと思いました。そして、地リスの動き、素早さを表現してるなと思いましたが、体の向きとかは、動かす都合上、仕方ないので、そこまで突っ込まなくても良いかなーと個人的には思います。
悪い男と燃え上がるあたりはバックに、文字通り燃え上がるリコリスが…。CDだと鈴の音めっちゃ聞こえるけど、公演だと吸われちゃってあまり聞こえなかったなぁ。悪い男の笑い方は本当に悪かったです。
子どもが高熱を出して、本土に電話かけてるあたりで、チラッとYUKIさんのほうを何気なく見たら、黒猫ダンサーからフライングVを受け取ってるところを目撃してしまいました。アコギ×3+エレキを背負うYUKIさん。それらを巧みに操ることができるのは素晴らしいです。
アスピリンの後のnowonsale!はできたような、出来なかったような…。
白ヒゲ先生の「もう一度信じてみよう!」が決意した感じでカッコよかったです。

・憎しみを花束に変えて
ステラが立ち尽くすところで照明が赤になるの、良いなーと思いました。20日は花屋の娘がいて、21日は真っ赤な衣装の女性記者がいました。
花屋の娘は遠くて詳細見えなかったのですが、どうやらヴァニスタのTシャツきてたらしいですね。そこから、実はマリィマリィなんじゃね説とかが飛び交ってたけど、それもまた、解釈の自由ですよね、れぼさん。
女性記者は赤いボンネット風の髪飾りにボブカットで、赤縁メガネ、赤のシャツに赤のタイトスカート、赤いタイツに赤いヒール、持ってる手帳やペンも勿論赤。というステラリスペクトな格好でした。最後のペンのSE的にマリィマリィではと言われてたわけですが、別の人(というのも一つの解釈)だったようです。この記者さん、ステラの話を聞いてる時のリアクション、すごく可愛かった!最後にはステラさんに口説かれ、二人っきりになれるところに連れてかれてました。

・MC
やたらと猫がいる路地裏をさまようノエル。どうやら、猫語はマスターしたようです。20日は有楽町マリオンを探し、21日はフラワーサトーを探してました。そして、P席と遊ぶ(?)ノエル。20日は「低脳が!」「駆逐してやる!」「ミーシャミーシャ♪ミーシャミーシャ♪」の3つをやってくれました。21日は「ミーシャミーシャ♪ミーシャミーシャ♪」を当てたローランにやらせ、「児童虐待防止団体への、キャッシュフロー」を何故か、ノエル→当たったローラン→みんなでやりました。その次のローランがピラミッドと言ってくれたので、ノエルオンリーでピラミッド歌い上げるのを聞けたし、みんなで徐々に歌っていくのもできて、めっちゃ楽しかったです。20日のほうの詳しい経緯は、きっとTwitterとかで探せばわかるよ、うん。

そして、ピコ夜鷹着信音が鳴り、市蔵から電話が。20日のネタはSEKAI NO HAJIMARIっていうバンド名とか、ドラゲナイとか言ってました。21日のネタはノエル「お前、何もんだ?」市蔵「ぼくどらえもんですー、じゃなくて、市蔵だよ。君のマネージャーの市蔵!」とかやった後に進撃の巨人の映画後編の話をしてました。主題歌はもうちょっとでできそう、とのことです。

からの

・西洋骨董屋根裏堂
電話の「やばい!充電&充電が切れ」のところ、「やばい!」でノエルが何?ってリアクションした後、プッて切れた途端に電話を耳から離してました。
登る↑登る↑登る↑のところの足踏みノエノエ、可愛かった!
ノエル、目を擦るとき、結構ゴシゴシしてました。
店主は入れ替わり立ち代わり、存在が揺らいでました。少女店主の声、CDと違う気がしてたのですが、パンフレットのクレジットに藤田咲さんのお名前があったから、藤田さんになってたのかな?CDでは沢城さんだと思ったのですが。てか、店主はCDのバージョンごとにも存在が揺らぐから、何とも言い難い。
商品を紹介されてるとき、ノエル順番に見て回ってて、糸車が下手の奥のほうにあるから、次のサングラスが紹介されたとき、一度振り返って、もう一度振り返る、いわゆる二度見をしたあと、上手方向からスライディング気味に回り込んでガン見するという、食いつき具合でした。
言い訳はそこまで激しくなかったけど、照れてはにかむ感じで、きゅんってしました。
斯くして、サングラスを手に入れたノエルがそのサングラスをかけると、サイバー映像が流れ…。

・涙では消せない焔
ほとんどロマンから入った私としては、もう、この曲は本当にヤバイ。ママンの歌声もジマングパパンの戦闘も、本当に全てが素晴らしかった。ローランサン将軍に続き、敵を撃ち、そして、ローランサン将軍が撃たれる。からの、少女店主が双子人形を貸してくれる。ママンになろう、本当に切ない。待ちわびた夫が帰ってくるところ、夫に駆け寄ってて、あぁ!となりました。
例えお前を生むのが〜のところ、本当に客席を見渡しながら、イヴェールと言ってくれるので、泣きそうになりました。そして、車椅子を押しながらも、「らーらーらーららー」と歌うママンに私は手を伸ばしてました。

・愛という名の咎
ただ星はー瞬くー、から入る演出になってました。逃げ出すミーシャは多分、アクターさん。その後出てきた髪が切りそろえられたミーシャ(サウスちゃん)とは衣装が違ったので。
エレフは木の杖とか石とかで追っ手に応戦。
とにかく、ミーシャのことを大切にしているのが、よくわかりました。二人で座るときも、先にエレフが座って、地面を慣らしてから、ミーシャに座らせたりとか。
事あるごとに、ミーシャによって死の影から遠ざけられ、自らのなすべきことがあるんじゃないかと苦悩するエレフ。からの、全てを振り切ったような、「ミーシャミーシャ♪ミーシャミーシャ♪」ですよ。20日はでんぐり返しで近づき、21日は走り込んでからのピョーンと言う感じで、ミーシャの隣に着地してました。ミーシャも「エレフエレフ♪エレフエレフ♪」を顔を見合わせてから、手でハート型を作ってました。
咎フセウス、マジで咎い。

・忘れな月夜
窓枠から月を見上げるエリーザベト。そして、朝の祈りへ。朝の祈りでは、窓から差し込む朝日が床に映ってて、これは上からじゃないとわからんなーと思いました。舞踏のところは、エリーザベトの顔が諦めてる感じで切なくなったし、裁判のとこは、力強く歌い上げてて、Joelleさん、さすが!
からの激昂するトニー様。ギター掻き鳴らされる系怒り、激しかったわぁ!
お寝坊さんたちが起きてきて、のところからは、アクターさんと子役ちゃんたちの演技が素晴らしかったです。井上さんの意地悪な演技、本当に嫌な感じで、すごくよかった。
後悔などしていないわー、のところの直前の旗振りはやっぱりタイミングが良く分からなかったです。
最後に、一筋の雫が流れ、窓辺に現れるエリーゼを抱えたメル。

・輪廻
べぼにゃんの読み込みがガタガタする感じになる。うまくいかなかったようです。

・最果てのL
気を取直して、《十三番目の宿主》の『因子』を【否定】しようとするべぼにゃん。だが、ノエルが「もう、やめてくれ」と言い、フラワーアサトの前でギターを取り出すと「俺は馬鹿だからよ、こんな時、なんて言っていいかわからねぇ。だから、この気持ちを歌にする!聞いてくれ!『Nein』!」途端に画面に現れるヴァニスタメンバー!そして歌い出すノエル!拳を突き上げるローラン!熱い想いが歌となり迸る!

ノエルの想いに触れたべぼにゃんも、考えを改める。そして、《気持ちと呼ばれるもの》を星空の詩というカタチにする。そこにノエルの声が重なり、ローランも加わるとともに、ジャケ絵再現。べぼにゃんだけがタナトスの旋律を奏で、深い眠りにつく。

というのが、本編でして。

そこからアンコールがあります。アンコール、すげぇ良かったんだけど、それを表現できるだけの気力と語彙力がない…。とりあえず、20日は『辿りつく詩』『星女神の巫女』『即ち…小惑星を喰らう超紅炎』、21日は『磔刑の聖女』『StarDust』『即ち…星間超トンネル』をやりました。

くそ、レポをまとめるだけで随分とかかってしまったうえに、不完全だ。悔しい。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。こんなグダグダした文章を読んで、きっとお疲れでしょう。

いつかどこかの地平線でお会いしましょう。MerciLaurant!
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