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ポケ擬指定バトン

錦ちゃんから!

指定≫ノウルシ(ベトベター♀)でナース

セクシー方向目指しました!

次に回す人
+メイド:
+セーラー服:葉月ちゃん宅ヘルちゃん
+ウェイトレス:琴音さん宅サラサさん
+ナース:
+スーツ:
+ロングコート:
+スク水:
+軍服:
+ゴスロリ:陽園さん宅黒珠ちゃん
+執事:いくおさん宅ヨルノズク先生
+和服:こくりさん宅レイドさん
+中華:リョーカさん宅辰羅君
+ぶかぶかシャツ:リターンで大朽ちゃん(彼シャツキボンn
+ウェディングドレス:

スルーリターン大丈夫ですヽ(´∇`)ノよければ

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センジュギク(後

シグナルは勇敢で怖いもの知らずな性分が長所であり、欠点だった。

実力にそぐわない難しい依頼をこなしたいという気持が強く、その度に厳しく戒めていたので当時彼にとってさぞ私は嫌な先輩だっただろう。

ただ私は彼の熱い正義感に探検隊の素質はあると感じていた。

それをきちんと伝えていれば良かったと思う。私も未熟だった。

『シグナル達が…?』

シグナルと数人が黙って依頼を受け、探検に行ったまま帰らない。受けた依頼はお尋ね者の捕縛…Sより上の星一つランク。

(やっとDランクをこなせるようになったばかりなのになんて無謀な!)

私自身Aランクの依頼が殆ど、その更に上のランクはリーダー以外ベテラン数人程度が受けるレベル。

リーダー達は長期の高難度の探検で不在だった。他の仲間もそれぞれ別の依頼で不在、救助要請を待つ余裕はなかった。

『…行ってきます』

『緑子っ相手は氷タイプだぞ』

『シグナル達の救助を優先する…彼の担当は私だから』

私はダンジョンへ向かった。

幸い各階へ上がる階段はすぐ見つけられた。もしかするとそれで運を使ってしまったかもしれない。

目的の階に辿り着き目にしたのは、倒れた若い子達と…お尋ね者に踏みつけられたシグナルの姿。

『迎えが来たぜ?坊や』

『!…み、緑子っ』

『本当に世話がやけ、る!』

睡眠の種を相手に投げ、シグナルの元に走る。

『脱出するわよ。悪いけど治療はその後』

『う…お、俺…』

『…自分の実力が分かったでしょう。その悔しさをよく覚えてなさい。その分強くなれるから』

穴抜けの球を取り出しながら、悔し泣きするのシグナルを諭す。転んで泣いた弟と重なった。それで少しだけ気が緩んでいた。

『なめやがってクソ女!!』

『!(早い!)』

目覚めるのが予想外に早かった。左肩に冷気を感じ、振り返る間もなく次の瞬間、重く鋭い痛みに襲われた。

『〜ぐっ…!』

恐らくこおりのキバ。効果は抜群だ。

食い込む力は強くなり肩の骨がミシミシと悲鳴をあげた。

シグナル達を逃がさなければ。

震えながら、私を呼び立ち上がろうとするシグナルに穴抜けの球を投げて私の意識は途絶えた。
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センジュギク(前

緑子(ミノマダム♀)過去話

物心ついた頃から父親はおらず、母は弟が2歳の時病でこの世を去った。

(弱くては生きていけない。二人の幼い妹ともっと幼い弟を、守る為に強くならねば)

母の墓の前で誓ったのは雲のない月夜だったのを覚えている。

14歳の時に、私はある探検隊に入った。元々は住んでいた森にお尋ね者が逃げ込み、捕まえるのを手伝ったのがきっかけだった。

若くても依頼をこなす力量があれば相応の報酬を得られる仕事に魅力を感じたのだ。

事実入隊した探検隊のリーダー二人は同い年だったけれど、活躍を続け一年足らずで独立しギルドを立ち上げた。

隊員はドンドン増え、10代前半の若い新人にベテランや先輩が指導に付くようになり私は…

『もっと依頼こなしたい!ゼロの島とかないのか緑子!!』

『君にはまだ早い』

シグナルというアチャモの少年を担当していた。
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