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沈黙の歌を、夜に響かせることができるなら…
(ただのギャグというか、くだらない想像です。あと+Desert rain)
今日(22日)に4回ほどいただきました!ありがとうございます。お礼にも満たない、いつか書きたいネタと称して短文を組んでいたりします。ただ、書きたいネタの短文なので、いずれこっちの方で書くかもしれないです。ちなみにZenius+Xepherネタと、Xepher+BLネタ。Venusはいったいどこに。
雷雨がやまない。びりびりと窓が鳴り、風の音がぶつかる。桃は、窓と、パソコンにかじりついている凍夜を見比べた。
「あー、雷鳴ってんのか。おい、パソコン落とせよパソコン。だめになるぞ」
「もう少し待て。というか、停電してもバッテリーがついているから別に…」
「ぐだぐだ言ってないでさっさと落とせよー、中のデータぶっ壊れたらこっちが困るんだっての」
桃は凍夜に対して怪訝そうな顔をする。凍夜の動かしているパソコンには桃が作曲した曲ファイルだとか、音源だとかが入っているらしい。凍夜もそれは知っているはずなのだが、一向に作業をやめる気配はない。
「第一、なんでそんな熱心に作業してるんだよ。普段だったらすぐ切るのに…。……作曲?」
ぽつりと桃が零すと、凍夜の動きが一瞬にして止まった。その反応を見た桃が、図星か、と笑うと、凍夜はばつの悪そうな顔で、パソコンの電源を落とした。切ったのは、別にデータが消去されてしまうかもしれない、という恐れからではない。桃に作曲されている姿をこれ以上見られたくないだけのことだ。
「なんでわかったんだよ」
「なんとなく。…いや、嘘、聞きなれない鼻歌が歯切れ悪く聞こえてきたのと、もしも俺が作曲してたら、やっぱり区切りがいいところまで進めたいなって思うから」
「……」
凍夜自身は気づいていなかったらしい。真っ暗になった画面を見つめて、そういう感じだっただろうか、と自分の行動を思い出してみる。同時に、もう一回雷が鳴る。凍夜はようやく、窓に目を向けた。雷は止む気配がなく、再び光った。
「…しかし、意外だよな、お前。雷が苦手だと思ってた」
思い出したように、凍夜は桃に対してそんな言葉を投げかけた。
「つまり、女々しそうと言いたいわけか」
「……いや、そういうわけではねぇけど…ほら、あいつが苦手だし、てっきりお前もある程度は苦手かなと思っただけで」
再び不機嫌そうな顔をする桃に対して、凍夜は弁明する。『あいつ』とは、黄のことだ。黄はかなりの雷嫌いで、恐らくこの場にいたら一番雷に反応していただろう。
「なぜあいつと比べるんだよ。黄と俺は別人だっての。まぁ、俺は好きなんだよ。こういう雰囲気」
「まぁ、ド派手なの好きそうだもんな」
納得したように凍夜が頷く。それを聞いた桃は、案の定さらに眉間にしわを寄せた。
「お前はいっぺん黙っとけ」
「悪い悪い。ああ、でも…お前らしくていいと思うよ」
「…ふーん」
桃は何か言いたげに、凍夜の顔を一瞥したが、すぐに窓を見て、好きとはいえ、雨と雷はさすがに早く止んでほしいな、と呟いた。
ツイッタ診断にて、背中を撫でてもらう青さん、という状況をいかに自然に表現するか考えてました。
背中をさすってもらう
苦しそうな息が響く。青は、数回咳をすると、ペットボトルの水を煽る。
「大丈夫か…?」
黄は、心配そうに青の顔を見つめた。青はこくこくと首を縦に振るが、それでも、息苦しさは引いていないらしく、ひとことも喋れそうにないようだった。
「あー、無理して歌うからだよ、ほら、深呼吸」
黄は青の隣に立つと、そっと彼の背中を撫でる。彼のペースに任せたいから、吸って吐いて、という言葉は呟かない。
「……」
しばらく、青は黄に背中を撫でられながら、息を整えた。ありがとう、という言葉は、息とともに消えていった。
あとは、不機嫌なときに、機嫌直せよ?と言われながら背中を撫でられ、その手をたたき落とす青さんとかを考えていました。意外と難しいシチュエーションだ…15日に2回確認しました。本当にありがとうございます。
性 別 | 女性 |
誕生日 | 7月22日 |
血液型 | A型 |