静かに唄う

　ひらひらと落ちてゆく、手向けられた花。彼は、その行為を形骸化することなく、今なおそれを続けている。

　彼女がここにいるうちに贈りたかったそれは、いつも彼に摘み取られ、雲の下へと消えていく。
彼女の手元に届くのだろうか？そもそも、彼女はどこにいるのだろうか？彼女の最後の姿はいつも通りで、最期の姿は、彼以外誰も知らない。それからどうなって、彼女がどこに行ったかは―薄々感じてはいたけれど―彼の姿で、容易に理解できた。ひどく、容易に。

　再び、手向けられて落ちてゆく花。その花は、もしも彼女に届くことがなかったら、朽ちていくのだろうか。
　どこかに積み上げられて、朽ちていく花を、想像した。

基本的に、フリーページは手打ちでリンクを設定しているのですが、あまりに打ち込む量が多かったので、多少打ち込み方を変更しました。といっても、閲覧する分には特に影響ないです。
ただ、打ち間違いなどがある程度発生しているかもしれないので、もしそのようなリンクがあってもご容赦ください。見つけ次第リンク修正致します。

最近モチベーションが上がらないなぁ、と思ったので、思い切ってお題をお借りすることにしました。
前回（と言ってももう2年も前なのですが…）と同様に、約30の嘘様からお借りしています。お題の名前が『写真』なので、多分Venusで進めていくと思いますが、場合によってはキラリヒがちょっと混ざるかもしれないです。もちろん未定です。
多分、書きやすい詩で書いてしまうかと思われますが、これも未定で。もしかしたら小説かもしれないです。

というわけで、次以降からお題で更新する予定です。

あまり目新しい話でもないです。しかも、前、自分がどこか（多分ツイッター）で話した気がするような、またはどなたかがおっしゃっていたような記憶があるのですが、あえて書きます。

オロとエクレメス、ファロとマタンって、主従関係ですよね。
最近画集を読み直して、不思議に思ったのがオロの『花を贈ります』発言。
そういえば、ファロは主従関係が成立している時点で、花を贈っている。
同じMAYAさんが描かれた騎士キャラなのに、その差異はいったい…とまで考えて、ふと思い出した。
オロには、リヒトという最大の恋敵（ライバルとは読まない）がいたんでしたね。

エクレメスが女王になった途端、彼女に会わせてくれないリヒトさん。実は花を毎日贈りたいとは思いつつも贈れなかったのかな、という発想に至りました。リヒトもそれくらい容認してくれたらいいのに…とかちょっと思いました。

完全に小ネタしか書けなくなってしまってげんなりしています。凍夜の誕生日ネタを書くつもりがちっとも思いつかなくて…という言い訳はともかくとして、さっくりと小ネタ書きます。

5月5日といえば、一番思いつくのは子供の日ですね。誕生日だね、とか言いつつ出てくるものがひどい。というのを今ちょっと考えました。

（ルームシェアしているという設定で）
「凍夜ー、風呂入ったけれど」
「あー、了解。…って、なにあれ？」
「菖蒲湯」
「どうして子どもの日を優先したのかな青さんは」
「健康を祝って」
「俺の誕生日を祝おうか」

絶対青さんは誕生日と子どもの日を混ぜてお祝いしにかかります。むしろ子どもの日優先の方が強い。

ここまで書いて思い出しましたが、ギャグで誕生日の歌を凍夜と桃が贈りあうというネタを書きましたよね。今思うと青と黄は遠目でそれを眺めているのかなぁ、とか思いました。けっこう青と黄に凍夜と桃が絡む姿は想像しやすいんですが、凍夜と桃に青と黄が絡む、という図は思いつかないですね。