東北地方の地震発生から一週間が経ちました。


テレビや新聞で連日伝えられる、被災地の悲惨な状況に胸が痛みます。

犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。


まだ余震も続く中、救援物資も充分に届いておらず、寒さと不安と空腹で被災者の方々も今ギリギリの精神状態ですよね…。


私に出来ることは募金や節電、そしてこれ以上何も起こらないで…と願うことくらいですが…。

テレビの向こうで被災地の方々は、希望を捨てずに頑張っています。

私は今ある生活に感謝しながら、今まで通り毎日を大切に生きていこうと思います。

   




ところで…
地震発生から数時間後、私の住む地域では避難勧告がありました。

家は海のすぐ近くで、津波が発生すれば間違いなく海にのまれてしまうでしょう。

それだけに今回の震災はとても恐ろしく、身近に感じるものでした。


幸いここでは何の被害もなかったのですが…。


避難勧告があったのは夕方。携帯にも緊急のエリアメールが届きました。
家には娘と二人きり。怖くて、主人の実家に身を寄せました。
自宅よりは海から遠く、少し高い位置にある、避難所である小学校もすぐ近く…少しの荷物を持って私は急いで家を出ました。
下の階の奥様にも、一声かけて行きました。



でも…


町はいつもと変わらず。
見たところ誰も避難している様子もない。

次の日もまだ避難勧告は出ていたけれど、広場では少年野球の試合なんかもやっている…!

実際には津波なんて来なかったけれど…


あまりに危機感がないのでは?


後で聞いた話しによると、勧告が出て実際に避難した人数は、市内の該当する地域全体の0.18%だったそう。

震災のあと同市に住む知人と電話で話した時、私の行動ですら『そんな大袈裟な!笑』と、笑い飛ばされてしまったんですから。


…まぁね。

何も起こらなかったから、大袈裟って言われるかもしれない。

でも、何かあってからじゃあ遅いじゃないか。


笑われてもいい、私は逃げます。何度でも。


その時、娘を守れるのは私だけなんだから。


あのあと、非常時に備えて荷物を詰め、どのルートで逃げればいいか下見までしました。


どうか、こんなことが取り越し苦労で終わりますように。