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欲しいもの


侍女に義弟にルキア

皆、其方が欲しがっているものを知っておるらしい。


欲しいものがあるのなら、何ゆえ夫である私に言わぬ。

妻が望むものを贈るのに、時期や理由など唯のきっかけに過ぎぬ。





「其方は何が欲しいのだ」

部屋に呼び付け突然問われた内容に、瞬きを繰り返す。



「欲しいものがあるのならば申してみよ」

この私に一番に…

それが叶わなかった今、其方が喜ぶ姿を独占することしか出来まい。



「それは―――」


頬を染め、傍らで耳元で告げる。



「白哉様の――――」

………何と返答すれば良い?

私にしか与えられぬ"それ"を望む其方に応えるには、
態度で示すしかなかろう――――。



Behind Me,Behind You 〜Izuru Kira〜I got behind the leader

護廷十三隊の規律でなくても
上官に刃を向けることを許せるはずがなかった。

たとえそれが雛森くんであろうとも

自分の上官に刃を向けられて、見過ごすことなどできなかった。


刃に対し刃でしか制せれなかったのは僕の力不足だ。

だから後悔した。

だから日番谷隊長らを惹き付けている間に真実を暴くと言った市丸隊長を信じた。

だからだから―――
僕は間違った のだろう、か………。




僕が守りたかったものは何だったのだろう



牢よりも囚われた世界

利用されたことよりも隊長を信じきっていた自分への憤り……



僕が守ったものは何だったのだろう―――


長月の雨





「雨だね…」

しとしとと降る長雨に
休日を邪魔された


昨夜のうちから降り始め
あなたの寝息よりも近く感じて 耳障り


聞こえてくるのは
あなたの声だけでいい
あなたの鼓動だけでいい

衣擦れの音さえ煩わしい



「寒くないかい?」

かけ直してくれる上掛けよりも


あなたの腕の中
昨夜の続きを夢に見る


 

月夜に君を見る



うっとりと
俺の背中に浮かぶ月に見惚れてる。


その無防備な口許に団子を押し当ててやった。


「 !? な、何するんですか〜!」




面白い反応するよな。

だから止められん。




「月に、見惚れてるからだ」

俺も団子を口に運ぶ。



「………ぁないも…」


何やら呟くが、何と言ったか聞き取れん。



「芋がいいのか?」


そう訊くと頬をぷっくり膨らませ

「お…オイオイ」

胸をバンバン叩かれた。



「なんだ?どうした?」

「――――知らないっ」


一体何が知らないんだ?

俺は知りたいんだが……。



顔を覗き込むとまた

「知らないっ」


外方(そっぽ)を向かれるんだよな―――。



月夜に君を見る



キミが銚子を傾ける度に
ボクは盃を斜めに傾ける



キミが諦めて置いた銚子で手酌して
ボクはキミを怒らせる



隙を見て銚子を奪うと
さ、どうぞ…とキミはまた傾ける

何度こんなことを繰り返しただろう



少しずつ
キミがボクに近付いて

とうとうキミの肩はボクの目の前

盃を持ち替えて
キミの手にした銚子が盃の口に傾けられる矢先


キミの背中を空いた掌で捉えた




ボクは欲張りだから


この目にこの手に

好(よ)きもの全てを占めたいんだよね……。


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