かなり以前から欲しくて欲しくて仕方なかったDVD
『シー・ビスケット』
テレビの映画で泣きまくった作品
先日、中古DVD屋さんで見つけて迷わず購入したんですが
今日やっと見る事ができましたぁ
この作品は
世界恐慌にあえぐ1930年代のアメリカで
傷ついた3人の男と1頭のサラブレッドの勇気と感動の実話です。
【story】
大恐慌時代のアメリカ
シービスケットは性格が穏やかで1日の大半を睡眠に費やす小柄(体高150cm)な馬。
競走馬にはなれず、常に競走馬のトレーニング相手だった。
穏やかな性格だったシービスケットだが、環境の悪い中で育てられ不満と怒りがたまり、手のつけられない荒馬になって行く。
馬主のチャールズ・ハワードは調教師スミスの勧めもあり、シービスケットを2000ドルという激安値で購入。
そして、調教師スミスと騎手のレッドはシービスケットをうまく馴らし、馬場を使った練習では、コースレコードをたたき出すなど能力を開花させる。
競馬デビューを果たしたシービスケットは連戦連勝を続けた。
不況で深い闇に迷い込んでいた人々は
小柄なシービスケットの頑張り活躍する姿に声援を送り、シービスケットは時代のヒーローとなる。
シービスケットはアメリカ西部では無敵だったが、東部ではウォーアドミラルという最強の馬がいた。
ハワードはウォーアドミラルの馬主のリドルに対決を呼びかけ世間も対決を期待した。
そしてマッチレースが実現。
しかし対決の直前に主戦騎手レッドは他馬の調教中に落馬し足を複雑骨折する。
レッドはライバルで親友のウルフを騎手に指名する。
1938年11月1日
全米で4,000万人の人々がこのレースに注目する中マッチレースが行われ、シービスケットが見事勝利を収めた。
もはや敵なしと思われたシービスケットだったが、あるレースで脚の靭帯を切る競走馬としては致命的な怪我を負ってしまう。
【鑑賞後】
シービスケットの通算成績は89戦33勝
この成績を見た感じでは別に特別強い馬ではない。
アメリカ競馬史上ではもっともっと強くて能力が高い馬は沢山いました。
そんなこの馬がなぜ
全米中で注目を集めたのか
それはやっぱり
世界恐慌のどん底の暗い時代にどん底から這い上がり、致命的なケガを負いながら
「諦めなかった」
この馬に人気が集まったのは日本競馬の歴史を見ていてもなんとなくわかる。
例えば
空前の大ブームを起こした
『ハイセイコー』と
『オグリキャップ』は共に地方競馬出身と決してエリートでは無かったが
日本人の好きな
『野武士』(地方競馬出身馬によく使われたニックネーム)の根性で活躍して大人気になった。
それと同じ感覚を感じた作品です。
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