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遠くの空に消えた

遠くの空に消えた[○]
*分類:邦画青春ドラマ
*監督:行定勲

行定勲って聞いたことあるーって思ったらセカチューの監督さんでした。

空港建設を巡るとある村のお話。
メインで動くのは子どもたち。
主演の神木隆之介は父親の都合で東京から田舎に転校してきた男の子なんだけど、その存在感が素敵。惚れるよありゃ。
すっごいひょろひょろだったけど、それもまた都会っ子ぽかった。
もう一人の主演?の男の子(ささの友間)は対象的にまさしく田舎のがきんちょーって感じでそれもよかったし。
実際にあったようなどこかの村のお話かと思いきや、所々ファンタジー。
UFOや流れ星を取れる望遠鏡を信じる子供達や、どこかおかしな村の住人たち、羽ばたき飛行機を作り満月の夜にいなくなる謎の外国?人、弟の帰りを待つ鳩飼い(多分知的障害者かな?)、美人な先生の婚約者である変な男、生物学者で突然地元に帰ってきたお父さん…。あげればキリがない。みんな変だから。
みんなに共通してたのが、みんな何かを待ってること、かな?って思う。
みんなみんな、へんてこな人生の中で何かを探して、あるいは待ちわびている。
途中に組み込まれてた田舎の少年の夢精の話はなんだったのだろうか…大人になってくってことなのか?
すっごい泣けたりすっごいテンポがよかったり、って話ではないけど、この感じは嫌いじゃない。
ファンタジーはファンタジーだからどんな展開でも許されると、わたしは思うし。
現実とファンタジーの境が曖昧なところも好き。
しかし、柏原崇(神木隆之介役の大人の姿)かっこよかったな。

遠くの空に消えたのは、なんだったのだろう。
少年たちの一瞬の大きな思い出なのか、村の存在なのか。
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