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mblg.tv→4つ目に振り返りこぼれ話
りますたーも一周目クリアが近くなり、イベントBlu-rayも発売され、自分はますます盛り上がっていますがいかがでしょうか。
さて。
一年半ほど前に書いた小話に、「ふたりを繋ぐ時間旅行」という小話があります。
今でこそ思い入れのある小話のひとつなのですが、書くきっかけは本当にただの思い付きで、タイムトラベルものとか書いてみちゃおうかなーのノリだったものです。
ただ、それとは裏腹に、かなり難産だったこのお話を唐突に振り返ってみたくなり、自己考察を改めてしてみようかな、なんて思った次第です。
まぁ、難産だったからこそ、思うところもあったりしたりして。
しぶに公開したときは、もやもやがものすごく残る話だなぁって思ったのだけど、改めて考え直してみようって突然思ったのでつらつらと。
まず、このお話は未完成のまま終わらせてしまったものです。
振り返りこぼれ話のところに、「レイヴンの心臓魔導器を起点にしてしまったのは、それ以上のことが思い付かなかったためです……頭のいいとこを書きたくても書き手が賢くないとこうなる。
まぁ、深く考えちゃいけない話です。ぶっちゃけた話(苦笑)時間を越えた理由は偶然の産物だしな、これ。」
と自分で書いてますが、本来ならば、ここが解決しない限り終わらない話だったんではと思っていたのは否定できず。わかっているようでわかっていないオチになったのは単にわたしの「心臓魔導器」の解釈の不足と、わたしの「わかんないけどそれでいいよね」と言わしめるだけの技量のなさなんですが。
ここで突然ですが、漫画の神様、手塚治虫先生の「ブラックジャック」。天才医師が報酬と引き換えに様々な病気を治す、あまりにも有名なお医者様の漫画です。
んで、そのなかでブラックジャックが治せなかった病気のひとつに「本間血腫」というのがあります。これ、ブラックジャック先生の恩師の名前がつけられたもので、人工心臓の故障が原因の病気で、ブラックジャックも開胸するまでわからなかった、というエピソードなんです。
天才でも向き合うのが大変な、人工の心臓。
こじつけなのはわかっているけど、どうにもこうにもおっさんの心臓に結びつけてしまうんです。
そのあとに治せたというエピソードをみた記憶はないので、完全に治す方法はなかったって思っているのですが、それだけで、おっさんの心臓に向き合うのがどれほど大変なことなのか、そんなことを考えてしまいます。
ていうか(精神面の崩壊があったものの)10年もおっさんを戦いながらも生かしていたアレクセイ、マジですごいとしか言いようがない。
話がだいぶ反れました。
えーとつまり、今振り返ると、未完成のまま終わらせたのは正解だったな、ということです。
現代医療(漫画だけど)とヴェスペリアの世界を比較してみても、人工の臓器で生きることの大変さはわかる(素人目だけど)ので、それにリタっちはずっと向かい合い続けるんじゃないかなぁって思っている。
いきたいいきたいって思っているおっさんが、いつ死ぬんだろうってびくびくすることがないように。夢を夢で終わらせないために、リタっちもおっさんも頑張っている。今さらこの小話にテーマをもうけるとしたら、「二人三脚」ってつけるかもしれない。
おっさんはリタっちの時間を自分のために割かせるのは本望ではないって思ったりするけど、リタっちは難題であればあるほど、研究者の血がまず騒ぐし、何よりおっさんを守りたいと思うに違いないので、二人三脚っていうか、新しいパターンの相互関係なんでしょうかね。
わちゃわちゃしているレイリタがとてもすきで、楽しそうにしている話ばかり書くけれど、たまにその楽しそうな裏側を考えてみたり。(堂々めぐりになるんで深く考えるのをやめてしまうが)
そんなことを改めて思ってみましたとさ。