人によって説が違うのが、育毛の難しいところです。
例えばシャンプー後のコンディショナーの使用もプラスとマイナス、両方の説があります。
コンディショナーが髪に与える効果は、傷んだ髪の表面をコーティングすることですが、この成分が毛穴詰まりを起こしてしまうと髪の成長に悪影響が出ますから、育毛の邪魔になってしまうでしょう。
ただ、最近は育毛用のコンディショナーが売られていますし、毛穴詰まりを起こさないように時間をかけて洗髪すれば問題なく使うことができます。
もし女性の方なら、ホホバオイルの名前に聞き覚えがあるかもしれません。
メイク落としやスキンケア用品として有名なこのオイルは、頭皮ケアにも、もってこいなのです。
ホホバオイルとは何か説明しますと、ホホバという植物の種子から絞られたオイルのことを指し、肌にすぐに浸透していくことに特徴があります。
そのため、油っぽくならずに頭皮の皮脂量を適正にして、健康的な頭皮へと変えることができます。
当然、頭皮の状態は髪の毛にも影響しますから、ホホバオイルは薄毛や抜け毛の悩みにも役に立つでしょう。
育毛というのは、結局のところ、今現在ある髪をちゃんと育てることだといえるでしょう。
育毛剤は頭皮環境の正常化や髪の毛が育つのに必要な成分を届けたり、フケ、かゆみを抑えたりといった丈夫な髪の育成や抜け毛の防止効果があります。
その一方で、発毛というのは色々なことによって薄くなったところの髪を少しでも増やすことが目的です。
毛を生えさせる能力が低下した毛母細胞の活性化を促すのが発毛剤で、休眠期の毛根から髪の毛を発生させるのをサポートするような成分が入れられているのです。
この二つは似ていても全く違うので、あなたが置かれている状況次第で使い分けた方がいいですね。
育毛のためには亜鉛という栄養素が必要不可欠となります。
亜鉛不足により薄毛になることもありますから、日頃の食生活において積極的に摂るようにしてください。
納豆や海苔、牛のモモ肉などに亜鉛が含まれていますが、積極的に摂ることが難しいようでしたら、サプリで補うという選択肢も挙げられます。
また、亜鉛に限らず鉄分やビタミンE、良質なタンパク質なども薄毛対策として必要不可欠な栄養素となります。
アジア人は人種的に若い人の薄毛が少ないので、育毛市場は海外のほうが進んでいるようです。
日本国内では認知度が低いものの、低出力レーザーを利用した機器があります。
安全性の面ではFDA(米国食品医薬局)の認可を受けており、海外では近年、普及率を伸ばしています。
まったく毛根がなくなってしまっているとレーザーのターゲットにならないため、発毛の効果は得にくいようです。
ほかの発毛剤でも同様ですので、そこは仕方ないと言えるでしょう。
ただ、毛根が残っている人や、毛根が弱っていて毛が細っている人の場合は時間はかかっても、育毛効果が期待できるでしょう。
昨年いくつかの新製品も発売されたため、パーソナル用(家庭用)のレーザー育毛機器は、輸入代行業者を経由すれば英語ができなくても購入できますし、大手通販サイトでも見かけます。
価格も全体的に少々高価です。
クリニックで施術するコース費用を考えると割安ですが、家庭用とはレーザー出力も違うため、単純に比較しにくいところでもあります。