通常の大人の場合で1日に数十本から100本の抜け毛があると言われています。
それでも髪が薄くならないのは、抜け毛の量に相応した充分な発毛があるからです。
ですから、薄毛の対策としては「発毛を増やす」、「抜け毛を減らす」の両方が大事なのです。
では具体的に何からはじめたら良いかというと、髪の健康のために、頭皮はもちろん、体全体の血流を良くするように心がけましょう。
血流が妨げられている状態を続けると、発毛から成長に至るまでに必要な成分が毛乳頭に行き渡らないだけでなく、本来なら血管を通して排出されるべき老廃物が残ってしまいます。
古い脂質はシャンプーでも取り除けますが、これが逆に刺激となって脱毛につながるパターンもあるのです。
育毛剤で頭皮をトントンするのを想像するかもしれませんが、何もつけずに指先でマッサージするだけでもいいです。
そうして血行を改善することなら意識的に続けやすいのではないでしょうか。
食生活でも動脈硬化を防ぐ食品を取り入れることは効果的です。
家で使っている食用油脂をトクホ製品に替えるのなら簡単ですね。
血液サラサラでウェブ検索すると色々出てきますので、外食なら肉より魚料理、串カツより焼鳥などと置き換えてみるのも楽しいでしょう。
お酒を飲んだときに1杯の烏龍茶も良いみたいですよ。
また、積極的に運動不足を解消するよう心がけましょう。
ハーグ治療や育毛メソセラピーを始めとする頭皮に育毛成分を直接注射するという育毛の治療法はご存知ですか?経口による薬の服用に比べストレートに頭皮へ有効成分を送れるので、非常に効果が期待できる治療法と見られています。
医療行為である注射が必要なので、育毛サロンでは受け付けておらず、この治療を受けるには医師が在籍している病院に出向く必要があります。
育毛のために必要な成分(栄養素)は男性と女性では異なることもあるので、クチコミや伝聞などではなく、正しい知識を身につけるようにしましょう。
細胞の回復時に必要なビタミン群、タンパク質、ミネラル、亜鉛、酵素などです。
亜鉛は微少金属ですが、男性の場合は育毛以外に代謝されるため、とくに不足しがちです。
低栄養状態では体の恒常性や機能を維持することを優先し、育毛は後回しになります。
同じ頭なら、脳のほうに栄養を届けることのほうが重要ですからね。
『これが効く!』という成分だけを摂りつづけるのはナンセンスですので、毎日バランスのとれた食事をとるようにしましょう。
髪・頭皮に豊富な栄養を届けられるよう、血行改善も心がけましょう。
せっかく栄養をとっても血流が不充分ではうまく代謝が行われないため、効果が出にくいからです。
食事だけでさまざまな栄養素を100%に近い状態で摂取するのは困難で、カロリー過多の状態を防ぐために、サプリの助けを借りるというのも一つの方法です。
価格が手頃で、ドラッグストアやコンビニでも入手できるので、継続しやすい点も魅力です。
日本人の米食は昔と比べてだいぶ減ってはいるそうですが、それでも毎日食べている人は多いです。
そんなお米ですが、ガンマオリザノールという、お米特有の成分の存在が知られてきて、これが数々の健康に良い効能を持っていようです。
血行促進、抗ストレス作用、善玉コレステロールを増やす働きなど、また、強い男性ホルモンDHTができるのを防いでくれる効果もあるらしいと期待されています。
ですから、男性型脱毛症に大きな効果がありそうだ、と言われています。
DHTという男性ホルモンは、男性型脱毛症の主な原因として知られ、これが分泌されることで症状が出る仕組みになっているからです。
どうやら、お米の胚芽部分に含まれる成分だということですが、米食で男性脱毛症がよくなるのなら、育毛のため、毎日でも食したいですね。
代表的な肌トラブルといえば、かゆみやニキビ、炎症です。
頭皮も肌には変わりませんから、合わない育毛剤を使ってしまうと先に挙げた肌トラブルが出てくる可能性があります。
育毛剤が効いているのだと思い込んでそのままにしてしまうと、逆に発症した肌トラブルが進行して頭皮にダメージを与えてしまうでしょう。
育毛剤を使ってから頭皮に問題が出てきたら、使用を控えて様子を見ることを覚えておきましょう。