萩原利久が、2021年10/18にフジテレビ系で放送される『ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜』の第3話にゲスト出演することが決定した。萩原君が月9ドラマに出演するのは、[イチケイのカラス;2021年4月期]に続き、本年度早くも2作目となる。
現在[グランドジャンプ;集英社]で連載中の同名コミックを原作とした本作は、医学界の従来のルールや型にはまらない掟破りとも言える方法で病の原因を探り、レントゲンやCTで“視えない病"を診つけ出す、“縁の下のヒーロー"とも称される、診断放射線技師を主人公とした物語。
主演の窪田正孝のほか、本田翼、広瀬アリス、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、山口紗弥加、遠藤憲一、鈴木伸之、浅野和之、和久井映見が今回の続編にも再集結。前作に続き脚本を大北はるか、演出を鈴木雅之らが担当する。
“ラジエーションハウス"とは、病の原因を探り、レントゲンやCTで病変を写し出す放射線技師、画像を読影(※レントゲンやCT、MRI、超音波、心電図などの検査によって得られた検査画像から診療上の所見を得ること)し、病気を診断する放射線科医らが身を置く放射線科のこと。そこで働き、患者の病、ケガの根源を見つけ出す“縁の下のヒーロー"たちの戦いを描く。
萩原利久が演じる荒井和真(あらい・かずま)は、19歳の学生。和真は、スケートボードの練習中にケガをしてしまい、両親が海外旅行中だったため、近所に住む4歳年上の幼なじみ・宮本すみれ(堀田真由)に付き添ってもらって甘春総合病院を訪れる。和真はすみれに思いを寄せている様子で、彼女と親しくなった軒下(浜野謙太)のことが気に入らない。実は和真は、すみれのある秘密を知っていて……。
なお、萩原君と主演の窪田君は、第3話に同じくゲスト出演する堀田真由と同様に、2020年度前期に放送されたNHK連続テレビ小説[エール;NHK総合]にて共演経験を持つ。
◎第3話あらすじ
唯織(窪田正孝)は、辻村(鈴木伸之)が杏(本田翼)を美術館デートに誘ったと知り、動揺していた。唯織の前にやってきた辻村は、杏に思いを伝えたことを明かすと、「僕の方が一歩リードです」と告げる。
同じ頃、軒下(浜野謙太)は、マッチングアプリで知り合った女性からデートの約束をすっぽかされて荒れていた。その日、軒下は、右足にギプスをはめた入院患者・荒井和真( 萩原利久)のレントゲン検査をする。その際、和真に付き添っていた幼なじみの宮本すみれ(堀田真由)が、軒下のIDを見て、声をかけてきた。
軒下とのデートをすっぽかした女性とは、すみれだったのだ。すみれは、和真がスケートボードの練習中に転倒してケガをしたと聞き、病院まで付き添ったせいでデートに行けなかったことを軒下にわびると、「早くお会いしたいと思っていた」と偶然の出会いを喜んだ。事情を知り、すっかりご機嫌になる軒下。すみれは、「埋め合わせがしたい」と言って軒下をデートに誘う。
そんな折、唯織は、すみれが和真と別の入院患者を見間違える場面に出くわす。するとそのとき、近くにいた外来患者の丸井耕吉(温水洋一)が激しくせき込んで倒れた。唯織たちは、ただちに丸井のレントゲン検査を行うが、喫煙歴50年という丸井の右下肺には腫瘤(しゅりゅう)影が見られ…。
▽萩原利久コメント
・荒井和真という役についての印象・演じるにあたって心掛けたこと
人を思いやる気持ちをしっかりと持ち、不器用ながらもちゃんと人に優しさを届けられる人だなと思いました。その上で19歳の役だったので、不器用さだったり、10代の頃の漠然としたモヤっとした感じだったりを丁寧に演じようと思いました。
・主演・窪田正孝との『エール』以来の共演について
再び共演できたのは素直にうれしかったです。撮影の空き時間に『エール』の時のお話をしたりもしましたが、軍人から患者という、かけ離れたシチュエーションだったので、久々感もありつつどこか初めまして感もあり、なんとも不思議な感覚で楽しかったです。
・“月9"という枠のイメージ
数あるドラマの中でも“月9"という枠でも、世の中に認知されている歴史あるドラマ枠だと思っています。この仕事をする中でも常々参加したいなという気持ちがあるので、“月9"の出演が決まると自信にもなりますし、いつもと少し違うスイッチが入る気がします。
・視聴者へのメッセージ
現場の皆さんが高い熱量を持ってひとつひとつ丁寧につくられていて、僕もそれに負けないように参加しました。約2年ぶりに共演した堀田(真由)さんと同い年ながら4歳差の役柄で、試行錯誤しながらお芝居をしていたので、そんなところも個人的な見どころです。ぜひ、見てください。