(3/21解禁・2021年秋公開)のにっき。や113

漫画家・さそうあきら氏のコミックを映像化した、[神童][マエストロ!]に続く音楽映画3部作の完結編『ミュジコフィリア』で、俳優の井之脇海が長編映画初主演を果たすことがわかった。あわせて、松本穂香と山崎育三郎の共演も発表された。

京都の芸術大学に入学した漆原朔は、思いがけず強引に現代音楽研究会にひき込まれる。だがそこには、朔が音楽を遠ざけるきっかけとなった異母兄の貴志野大成と、朔が憧れる大成の彼女・小夜がいた。

大成は天才作曲家として注目される存在であり、朔はそんな大成を一途に愛する小夜との間で苦悩する。子どもの頃からモノの形や色が「音」として頭の中で鳴っていた朔は、やがてそれらが現代音楽を通して表現できることを知る。そして、朔と同じように自然の音を理解する女性、浪花凪が現われ、朔は秘めた才能を開花させようとしていた――。

文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を2度受賞し、手塚治虫文化賞のマンガ優秀賞を獲得したさそう氏。クラシックへの深い愛情と造詣に裏打ちされた[神童][マエストロ!]は、“耳で見る映画”として人気を集めた。3部作の最終作『ミュジコフィリア』の主人公は、京都の芸術大学に音楽へのコンプレックスを持って入学した漆原朔(うるしばら・さく)。しかし、あることがきっかけで現代音楽の世界に身を投じ、様々な出会いを経て、自分の音楽を創り上げていく姿を描く。

自然の中の「音」を理解し、モノの形や色が「音」として聴こえる特殊な才能を持ちながら、著名な作曲家の父と若手天才作曲家として期待される異母兄へのコンプレックスから音楽を遠ざけてきた主人公・漆原朔役を井之脇海が演じる。また、朔と同じように自然にある音や物を理解し声で表現する能力を持ち、朔に思いを寄せる芸大ピアノ科生のヒロイン・浪花凪(なにわ・なぎ)役に松本穂香。朔の異母兄で天才作曲家としての将来を期待される一方、父親の呪縛から逃れられないでいる貴志野大成(きしの・たいせい)役に山崎育三郎がふんする。

ピアノ経験がある井之脇君と育三郎君は撮影のために練習を重ね、特に物語のクライマックスでは兄弟が葛藤を乗り越えて心を通わせる見事なピアノアンサンブルを披露している。松本サンは、その透明感あふれるみずみずしい歌声によって、朔と凪のピュアなラブストーリーに観客を引き寄せる。

監督は、2010年[時をかける少女]で長編映画監督デビューし、[乱反射][マザーズ][人質の朗読会]などドラマでも国内外多数の受賞歴を持つ谷口正晃。

なお3/29、ロームシアター京都のサウスホールでは、プレイベントを開催。映画に登場する新作音楽のコンサート、特別予告編の初上映、谷口監督、さそう先生、キャスト陣のティーチインなどが予定されている。


▽井之脇海コメント
僕の人生のターニングポイントに、12歳の時に出演した映画「トウキョウソナタ」があります。
ピアノの才能を持つ少年の役を演じて、役者の楽しみを知り、役者を続けることを決心しました。
そして今回、初主演映画がピアノにまつわる作品ということに、とても深い縁を感じています。
初主演という不安やプレッシャーもありましたが、ピアノと一緒ならきっと乗り越えられると思って撮影に臨みました。僕が演じた漆原朔は、日常の中の様々なモノの形や色が「音」として聴こえる、音楽の才能を持った大学生です。朔の天真爛漫さと音楽への溢れる愛を、素敵なキャストの方々、そして“ピアノ”と共に、全てを出し切って演じました。楽しみに待っていてください!

▽松本穂香コメント
最初はすれ違ってばかりいた不器用な人達が、音楽というものを通して自分だけの表現を手に入れ、心を通わせていく物語です。私は今回、ギターやダンスなど初挑戦が多かったのですが、凪という役を通して、表現することの楽しさを改めて感じました。

▽山崎育三郎コメント
貴志野大成は朔の兄であり、天才と謳われた作曲家です。何事も完璧を求め、音楽に対しては特にプライドが高く、作曲に人生の全てをかけています。
今回、日本の美しい文化の宝庫である京都での撮影は感動の連続でした。国宝のお寺の境内で指揮をさせて頂いたオーケストラ演奏シーンでは、驚くほど美しい絶景に息を呑みました。
この作品で音楽の持つ力を改めて感じ、音楽が言葉を超える瞬間に立ち会うことが出来ました。

▽谷口正晃監督コメント
最初から最後まで、俳優たちは己の身体を使って音楽を歌い、奏で、躍動し続けます。
本物志向の奔放さは過剰かもしれませんが、とても愉快なことでありましょう。
美しい京都の街を舞台にして描く若者たちの音楽への情熱。ぜひご覧ください!

▽原作・さそうあきらコメント
京都は伝統と革新が矛盾なく共存する場です。そこで僕が聴いてきた様々な音たちが「ミュジコフィリア」の源泉になりました。音楽が生まれ出づる瞬間の喜びを描きたい。そんな思いがこの映画から皆さんに伝わりますように!


『ミュジコフィリア』は、2021年秋に京都での先行公開を経て、東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。

(3/20解禁・出演者追加発表!!,2021年5/28公開)のにっき。や124 な

神木隆之介がワニ役を務めるアニメ映画『100日間生きたワニ』より、特報(youtu.be)とポスタービジュアルがお披露目された。また俳優の山田裕貴、タレントのファーストサマーウイカ、女優の清水くるみの出演が決定。併せて、ポスタービジュアルと特報映像が解禁された。

2019年12月12日から20年3月20日まで、原作者・きくちゆうき氏のTwitterに100日間毎日投稿された[100日後に死ぬワニ]。最終話は「いいね」の数が214万という国内Twitterの歴代最多数を記録し、エンゲージメントは2億を突破した。

きくちゆうきの4コマ漫画[100日後に死ぬワニ]をアニメ化する本作は、100日間のワニの日常と、大切なものを失った仲間たちの100日後を描く。監督・脚本は、上田慎一郎([カメラを止めるな!])とふくだみゆき([こんぷれっくす×コンプレックス])夫妻。主人公ワニの声を神木隆之介が担当するほか、ワニの親友のネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、ワニが恋するセンパイ役を新木優子、ワニの両親役を池谷のぶえ、杉田智和が演じる。主題歌は、いきものがかり書き下ろしの[TSUZUKU]。

そして[100日後に死ぬワニ]の最終話から1周年となる3/20、特報とポスター、声優陣が発表された。新たに声優キャストとして発表された山田裕貴は、映画オリジナルの新キャラクター・カエル役。ワニが生きた100日間のその後を描いた新たなストーリーで、ネズミやモグラたちと交流を重ねる重要な役どころだ。ファーストサマーウイカはモグラの恋人イヌ役、声優初挑戦となる清水くるみはセンパイが働くカフェでアルバイトをしているバイトちゃん役を務める。

解禁されたポスタービジュアルは、ワニがネズミやモグラ、仲間たちと過ごした日々の“写真”が描かれ、何気なくも愛おしい毎日の瞬間がちりばめられているデザインになっている。

特報では、原作の最終話で描かれた花見のシーンからはじまり、ワニの過ごした100日と、本作で描かれる新しい物語の様子が、いきものがかりが本作のために新たに書き下ろした主題歌[TSUZUKU]とともに描かれ、ワニの過ごした100日と、本作で描かれる新しい物語が、神木隆之介(ワニ)、中村倫也(ネズミ)、木村昴(モグラ)が息を吹き込んだそれぞれのキャラクターたちの声も確認することができる。


▽山田裕貴コメント
話題になっていたので、実際に原作を読んでみたら日々の大切さに気づかされ、日頃の過ごし方も変わるような力を持った作品だと思いました。映画オリジナルのカエルは僕自身、台本を読んだ時に異物感があって、皆さんも最初の印象は「なんだこいつ」って感じると思いますが、この物語にとって“新しい風”です。残された悲しみ、出会いと別れ、そうしたものを背負った人への追い風になれたらと思います。また、どれだけ明るくて、笑顔で元気にいる人でも抱えているものがあって、色々な人がそこにいるという事をカエルから感じて貰えたらいいなと思います。

▽ファーストサマーウイカ コメント
リアルタイムに毎日楽しみに読ませて頂いていたので、まさか動くワニ君達とその世界に入れるなんて夢にも思いませんでした!
中でも、物語をさらに鮮やかにしてくれたイヌさんはとても好きなキャラクターでした。モグラさんとの掛け合いも楽しみです。イヌさんの明 るくキュートな雰囲気を出せるように頑張りたいと思います!

▽清水くるみコメント
朝の番組で特集しているのを毎日楽しみに見ていた100ワニに、まさか自分が携わらせていただけるなんて、そして、初めて声のお仕事をこの作品でさせていただけるなんて、とても光栄です!個人的に近年、行間を読ませる作品に出会えていないな、と感じていたのですが、この作品はみる人によって色々な感情を想像させてくれる素敵な作品だなと思います。このようなご時世ですが、だからこそ大切なものに気付かせてくれる、そんな作品になっていると思います。世代を問わず、たくさんの方に観ていただきたいです!

▽主題歌・水野良樹(いきものがかり)コメント
ワニくんがいなくなってから、嵐のように時が過ぎていった1年で、自分の感情や暮らしを雑に扱わないこと。怒りや不安に心を酔わせな
いこと。今日から明日をなんとか続けていくこと。それがどれだけ大変で、どれだけ尊いのか。ずっと考えています。
“つづく”という言葉に込めたのは意志です。今、生きているひとたちはいつも“残される側”です。別れの悲しみを知りながら、それでも明日を迎えなければいけません。
自分の今を、自分の物語を、必死に生きようとしている誰かに、この歌が届いて欲しいです。

▽音楽・亀田誠治コメント
このお話をいただいたとき、音楽も色もまだついていない、まるで紙芝居のような映像を見せてもらっただけで涙があふれました。
ワニくんの日常は、僕たちが向き合っている日常そのものでした。この映画は生きることの素晴らしさに光をあててくれるやさしい物語です。
この尊い日常にそっと音楽で寄り添えれば幸いです。


アニメ映画『100日間生きたワニ』は、2021年5/28(金)より全国公開。

(3/19解禁・2021年夏よりスタート)のにっき。い119

WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』で、奈緒と磯村勇斗が初共演でダブル主演することが決定した。客から依頼された役になりきる職業「演じ屋」の姿を描く。スパイや探偵とは違った新しい職業の形“演じ屋”を描く“なりきりエンターテインメント”。また、番組公式Instagramも開設された。

本作は2001年から2003年に東京・下北沢トリウッドで上映された連続ドラマ[演じ屋]と、2019年に公開された映画[演じ屋 reDESIGN]に続く新作。2人が挑むのは結婚式前日、痴漢の冤罪で仕事も婚約者も失ってしまうトモキ(磯村勇斗)。死を決意し、ビルの屋上から飛び降りようとしたその瞬間、女性が悲鳴をあげながら逃げてくるのを目撃。女性は刃物を持った男に襲われてしまい、さらにその場に居合わせたトモキまでもが刺されてしまった…と思いきや、それらは全て演出で、「演じ屋」のアイカ(奈緒)とその依頼主による演技だったのだ。巻き込まれてしまったトモキは、アイカから「演じ屋」なる職業の存在を聞かされる。そこでトモキは自分を痴漢の冤罪に追い込んだ犯人たちに復讐するため、「演じ屋」であるアイカを雇うのだったー。

[演じ屋 reDESIGN]でヒロインを演じ、依頼された役になりきるという新しい職業、「演じ屋」のアイカ役の奈緒は、WOWOW初出演にして、初主演。そして痴漢の冤罪に巻き込まれ、自殺寸前でアイカと出会い、「演じ屋」の世界に魅了されていくトモキ役に磯村勇斗。サウナに魅了され、サウナをこよなく愛する人“サウナー”たちによる究極のサウナ番組[サウナーーーズ]シリーズや自身が監督を務めた[アクターズ・ショート・フィルム]などWOWOW作品ではお馴染みの磯村君だが、本作がWOWOWを含め、連続ドラマ初主演となる。

最初は「演じ屋」という職業に戸惑いを隠せないトモキだったが、アイカとの“復讐”を通じて成長していき、物語が進むにつれてアイカとの恋も?!またトモキを「演じ屋」の世界に引き連れて、自身のとある“復讐”の目的にも誘い込むアイカ。そんな魅力的なキャラクターが「演じ屋」の仲間たちと和気あいあいとじゃれあいながらも、家庭内暴力や飲酒運転など日本が抱える社会問題に切り込む、ちょっと硬派なストーリー展開からも目が離せない。

脚本と監督を務めるのは[ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん]のテレビドラマ版、映画版などを手掛けてきた野口照夫。2000年代初頭にインディーズ作品として[演じ屋]を制作し、約20年ぶりに新しい[演じ屋]を生み出すこととなった。監督自身も“ゼロからまったく新しい[演じ屋]を作る”と意気込んでおり、過去作のファンはもちろんのこと、まだ見ていない人も楽しめる内容に期待したい。


▽奈緒コメント
・WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」への主演が決まって
前作「演じ屋 reDESIGN」の撮影が終わってからも、ずっと「演じ屋」の皆さんと再会できる日を信じていました。主演をやらせていただくというのは身の引き締まる思いです。信頼する野口監督をはじめ気の置けないスタッフキャストの皆さんと共に最後まで駆け抜けたいです。

・脚本を読んでの感想
人の弱さや綺麗なだけではない部分、アイカの言葉を借りると「悪党」も沢山出てきます。その中でキラリと光る登場人物のやさしさを汲みとった本だと思いました。「演じ屋」ならではのブラックユーモアも愛らしく健在で、何回読んでもおもしろいと思いました。

・演じるアイカの魅力
アイカさんはとても情に熱く優しい人だと思います。人の醜い部分に沢山触れてきたことで、達観している部分と子供のようにピュアな部分を併せ持っているアイカだからこそ、揺れ動く姿がとても人間らしく魅力的に感じます。

・トモキを演じる磯村勇斗の印象
磯村さんとご一緒できると聞いたときは本当に嬉しかったです。映画で拝見してとても素敵な役者さんだと思っていたので「演じ屋に強力な仲間が加わるぞ」と、心の中でガッツポーズをしていました。現場では全体をみて下さっていますし、和やかな空気を作ってくださっていて心強いです。

・演じてみたい“人物”、“職業”、“シチュエーション”
自身としては、家族のお話が好きなのでお芝居を通していろんな形の家族に加わってみたいです。もし自分が“演じ屋”だったら…「ローマの休日」の王女・アンに「私が代わりに寝たふりでもなんでもしておくから、もうちょっと遊んで来て!」と言いたいです。

・視聴者へのメッセージ
「演じ屋」は皆様の応援を受け、それぞれの時間を経て新しい仲間も共に帰ってきました!演じ屋ファンの皆様にも、はじめましての皆様にも更にパワーアップした「演じ屋」を楽しんでいただけますように。

▽磯村勇斗コメント
・WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」への主演が決まって
お話をいただき初めてプロットを読んだ時「演じ屋」という題材が面白いと思いました。言ってしまえば俳優の仕事もまさしく「演じ屋」なので。ストーリーに自分が共鳴する部分もあり、この「トモキ」という役を演じてみたいと思いました。奈緒さんと共に主演を務めますが、主演という肩書きには囚われずに「トモキ」としてこの作品に責任を持って向き合い、キャストやスタッフの皆さんと、この作品を創っていきたいと思います。

・脚本を読んでの感想
演じ屋に限らず、僕自身もそうですがどこか日常でも「演じている時」があるなと。それは仕事中であったり、友達や家族の前であったり…。誰しも何か1枚フィルターを通して人と接しているのではないかと感じます。演じる事で何かを守ったり、仕事を円滑に進めたりと様々な理由があると思いますが、今回の作品で演じ屋達が直面する問題は社会に広がる闇の部分。そこに切り込んでいく様子が斬新で、緊張感のあるシーンもあれば微笑ましいシーンもあり、誰に感情移入するかで物語の見方が大きく変わると思います。
そして「居場所」というのものが、生きる上での生命線になっているんだなと感じ、僕自身も今の「居場所」はどこなのかを考えてしまいました。

・演じるトモキの魅力
素直に感情を表す人物だと思いました。人の言葉を素直に受け入れるし、自身が感じたものはそのままストレートに表現するので、分かりやすい性格だと思います。
そして、出会う人達に寄り添う優しい一面もありながら、決断を下すべきところはしっかりと下す。強い芯を持っているところがトモキの魅力だと思います。
あと演じ屋からいじられる姿は弟的な可愛さもあるのではないかと思いました。

・アイカを演じる奈緒の印象
奈緒さんとは今回初めての共演ですが、以前番組で女優を志した理由や、芝居に対して真摯に向き合っている姿を拝見して、一本芯の通った女優さんだなという印象でした。現場に入ってからもその姿勢を感じますし、笑顔が素敵な愛嬌のある方なので、これからの撮影が楽しみです。

・演じてみたい“人物”、“職業”、“シチュエーション”
スパイ。
あらゆる権力やお金を牛耳っている人物の懐に入り情報を得る。そして必要であれば武力ではなく頭脳を使って精神的に追い込んでいく手法を使い制裁していく。そんなシチュエーションでスパイを演じてみたい。
映画の見過ぎかもしれませんが、絶対に出会うことのないスパイという、そもそもが演じ屋である職業を演じてみたいです。

・視聴者へのメッセージ
誰もが知らず知らずに何かを演じて生きているかも知れない。
時には演じなければならないこともあるかも知れない。
そして、演じる事で誰かを救えるときがあるかも知れない。
それは悲しい事でもあり楽しい事でもあると思います。
変わった職業かも知れませんが、演じ屋を通して自分の生き方を見つめ直すきっかけになればいいなと思います。

▽脚本・監督 野口照夫コメント
・「演じ屋」のWOWOWオリジナルドラマ化が決まって
2001年に10万円足らずのなけなしのお金で制作したインディーズ作品が「演じ屋」でした。
あれから20年が経ち「演じ屋」がWOWOWさんでドラマ化が決まったと聞いて、誰よりも驚いているのは自分だと思います。今の時代ならではのアプローチで、ゼロからまったく新しい「演じ屋」を作ろうと思いました。

・「演じ屋」という作品の魅力
物語は嘘から始まるとよく言いますが、職業そのものが嘘で成り立っている「演じ屋」稼業の面々が、悪意の嘘によって苦しむ人たちを、優しい嘘の力で救っていく。そんな嘘に満ち溢れた物語が「演じ屋」の一つの魅力ではないかと思っています。
また、シリアスとコミカルのバランスの妙も「演じ屋」の魅力かもしれません。

・アイカを演じる奈緒の印象
奈緒さんが演じる主人公のアイカはちょっと掴みどころがなく、まわりを翻弄する謎めいたキャラクターです。性格的にも、ビジュアル面でもこれまでの奈緒さんとはまた一味違った魅力を感じていただけると思います。
役柄と奈緒さんの自然体の演技があいまって非常に魅力的なキャラクターが完成していると手応えを感じています。

・トモキを演じる磯村勇斗の印象
演技力もさることながら、作品に取り組む真摯な姿勢、シナリオを深く読み込む力にただただ感心させられます。監督を手がけた経験もあってか、作品を俯瞰で見る視点も養われているので、全体のバランスを考えながら現場に臨んでいる姿は、連続ドラマ初主演とは思えない安心感を感じています。

・視聴者へのメッセージ
「演じ屋」に依頼を持ち込むのは、人に陥れられ人生に絶望する者や、誰からも手を差し伸べられず孤独に苦しむ者たち。社会の隙間に埋もれ、光が当たらずにもがく人々を「演じ屋」の面々が、人生の共演者となり、どのように救い出していくのか。
ちょっと変わった正義の味方たちが織りなすせつない復讐劇をご覧下さい。


■WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』
WOWOWプライムにて、2021年夏放送・配信スタート
※第1話無料放送

(3/18解禁・2021年夏公開)のにっき。な258

俳優の中川大志が、映画『都会(まち)のトム&ソーヤ』に出演することが発表された。

本作は、シリーズ累計190万部を超え、<マチトム>と呼ばれて愛読されている、はやみねかおる氏の同名推理小説シリーズ(講談社YA!ENTERTAINMENT)が原作。平凡でどこでもいそうな中学二年生に見えるが、どんな状況も切り抜けられるサバイバル能力を持つ内藤内人(ないとう・ないと)と、学校始まって以来の秀才と言われ、一大財閥“竜王グループ”の御曹司である竜王創也(りゅうおう・そうや)の対照的なタイプの2人が、“究極のゲーム”を作るため、都会のさまざまな場所を舞台に、推理と冒険を繰り広げる。

主人公の内人を演じるのは、映画[万引き家族]で注目を浴びた城桧吏。映画初主演を務める。相棒の創也は、[スターダストプロモーション 第1回 スター☆オーディション]で男子グランプリを選ばれ、本作が俳優デビューとなる酒井大地。そして、内人の好意に気付かず、創也に思いを寄せる同級生・堀越美晴役を[劇場版 おいしい給食 Final Battle]の豊嶋花が務める。

監督は、映画は[かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜][ニセコイ][チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話]の河合勇人。脚本は、ドラマ[おっさんずラブ]の徳尾浩司が担当する。

中川大志が演じるのは、創也のボディガード兼お目付け役の二階堂卓也。こわもてで圧倒的に強い存在でありながら、一方で将来は保育士になりたいという可愛らしい一面を持つ男で、原作の中でも非常に人気のあるキャラクターだ。メガホンをとる河合監督から「子どもたちにとって、たちはだかる壁。絶対的に強い、怖い存在であってほしい」と、演出を受けた。

大志君は、二階堂のギャップを「一番魅力的でかわいらしい部分」だと語る。小学生だった2009年にデビューし、[家政婦のミタ;'11]で一躍注目を浴びた大志君は、城君や酒井君との共演を「自分も同じくらいの年齢からこのお仕事をさせていただいているので、昔を思い出しながら2人には接していました。ここまで年が離れていて、しかも事務所の後輩との共演はこれまでになかったので、新鮮で楽しかったです」と、話している。


▽中川大志コメント
・どんなことを意識して二階堂卓也役を演じたか
河合勇人監督からは「子供達にとって、たちはだかる壁。絶対的に強い、怖い存在であってほしい。」という風におっしゃっていただいたので、力強さや威厳を大事にして演じました。

・保育士になりたいという卓也の役どころについて
そのギャップが、卓也の一番魅力的で可愛らしい部分だと思っています。でも、子供達に対しては常に怖い、威厳のある存在でいたいので、それをばれないように隠しています。本当はばれているのですが(笑)。ボディガードとしてのオンの時と、自分の夢を捨てきれず求人雑誌を読んでいるオフの時との切り替えを大切にしようと思い、役作りしました。

・城桧吏、酒井大地との共演について
自分も同じくらいの年齢からこのお仕事をさせていただいているので、昔を思い出しながら2人には接していました。ここまで年が離れていて、しかも事務所の後輩との共演はこれまでになかったので、新鮮で楽しかったです。

・『都会のトム&ソーヤ』の魅力
この作品のように子供たちが主役で活躍する作品は、最近あまりなかったと思います。皆さん一度はゲームと現実がリンクする世界に憧れたことがあるのではないかと思いますが、そんな冒険物語を大きなスケールで描いているので、観る人がワクワクする作品になっていると思います。また、僕自身1年間くらいこの作品に関わっていたので特に感じていますが、内人や創也や子供達の成長も、見どころの一つだと思います。


『都会(まち)のトム&ソーヤ』は、2021年夏公開。

3/18のにっき。いな4

俳優の中村倫也が主演、磯村勇斗、夏帆が共演するテレビ東京系新ドラマ【珈琲いかがでしょう】。ドラマ本編の各話放送直後に<Paravi>で配信されるオリジナルストーリー『珈琲“もう一杯”いかがでしょう』のビジュアルが3/18、解禁された。

原作は、[凪のお暇]などで知られるコナリミサト氏の同名漫画。2014年〜15年にかけて[WEBコミック EDEN]で連載され、18年にアニメ化されている。いい香りに誘われて向かったその先に待っていたのは、すてきな移動珈琲屋さん。店主の青山(中村倫也)は街から街へ、行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れながら、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく――そんな“幸せを運ぶ珈琲物語”。

オリジナルストーリー『珈琲”もう一杯”いかがでしょう』では、ベールに包まれたぺい(磯村勇斗)による、ドラマ本編の続きの物語で、青山や垣根(夏帆)、そして青山が行く先々で出会う人物たちも登場する。ドラマ本編の各話放送終了直後より<Paravi>で配信される予定。オリジナルストーリーでは、俳優で脚本家、演出家としても活躍する池田テツヒロが全編の脚本を執筆し、本人役として出演も果たす。

あわせて、磯村君演じるぺいが怪しげな視線を送るビジュアルも公開された。


▽脚本・池田テツヒロ コメント
「珈琲いかがでしょう」のアナザーストーリーを書かせていただけるお話をいただき、正直、躊躇しました。だって「珈琲いかがでしょう」が好きすぎるから。しかも原作で描かれているムネキュンでムネアツでハラドキな展開の、その前やらその後のオリジナルストーリーを書かせていただけるなんて、光栄を通り越して恐れ多いじゃないですか!だから躊躇したのです。だけどこのお仕事を他の脚本家に任せるのはもっと嫌だったので、恐れ多くもやらせていただくことにしたのです。
「珈琲いかがでしょう」そして、中村倫也、磯村勇斗、夏帆ちゃんファンのひとりとして、夢中で脚本を書き上げました。
皆様に喜んでいただけましたら、幸せです。

▽原作・コナリミサト コメント
池田テツヒロさんの脚本の「珈琲“もう一杯”いかがでしょう」が面白くて毎回新作が届くのを楽しみにしていました。
原作の小ネタを補完してくれていたり珈琲豆知識もてんこ盛りです。
私も未開拓だった青山や平や垣根達のキャラの掘り下げが出てくるのですが何ひとつ解釈違いがなかったです。
このままマンガ化したいと思いました。笑


■Paraviオリジナルストーリー『珈琲“もう一杯”いかがでしょう』
Paravi、ひかりTVにて、『珈琲いかがでしょう』2021年4/5(月)各話放送終了直後より独占配信予定

□【珈琲いかがでしょう】
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
テレビ東京系にて、4/5(月)スタート 毎週月曜23:06〜23:55放送
(初回〜第3話は5分拡大で23:06〜24:00放送)
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