2/8のにっき。た61

◇2/8
高橋光臣
⇒【朝だ!生です旅サラダ】

(1/30解禁・2020年3/13公開)のにっき。しし2

ディズニー/ピクサーのアニメ映画最新作『2分の1の魔法』の日本語吹き替えキャストとして、俳優の志尊淳が主人公のイアン役、城田優が兄バーリー役をそれぞれ演じることが発表された。2人とも本作が洋画アニメーション吹き替え初挑戦となる。今回の発表とあわせて2人の声が入った日本語吹替版予告編がYouTubeにて公開された。

[トイ・ストーリー]のおもちゃの世界、[モンスターズ・インク]のモンスターの世界、[ファインディング・ニモ]の海の中の世界など、イマジネーションあふれる“もしも”の世界で物語をつむいできたピクサー・アニメーションが新たに描く舞台は、“かつて神秘的な魔法があふれていた”世界。

本作は、魔法が消えかけた世界を舞台に、魔法が使えない内気な少年イアンと、好奇心旺盛な兄バーリーの冒険と家族の絆を描くファンタジーアドベンチャー。監督は[モンスターズ・ユニバーシティ;'13]のダン・スキャンロン。若い頃に父親を失った監督自身の体験がストーリーの元になっている。なお英語版はトム・ホランドとクリス・プラットが声を担当。

はるか昔は魔法に満ちていたが、時の流れと科学や技術の進歩と共に魔法は忘れられ、“魔法が消えてしまった”世界。主人公の少年イアン(志尊淳)は、家族思いで優しいが、なにをやってもうまくいかず自分に自信がない。しかし隠れた魔法の才能がある少年。そんなイアンの願いは、彼が生まれる前に亡くなった父に一目会うこと。父との思い出がないイアンは16歳の誕生日プレゼントに、亡き父が母に託した魔法のつえとともに手紙が贈られる。そこに記されていたのは<父を24時間だけよみがえらせる魔法>だったが、魔法に失敗して“半分”の足だけの姿で父を復活させてしまう―。

そして魔法オタクで好奇心旺盛なバーリー。バーリー(城田優)は明るく元気で、いつもイアンを見守っているが、父にもう一度会って伝えたいことがあった。2人は“お父さんに会いたい”という願いをかなえるため、父を完全(全部)によみがえらせる魔法を探す旅に出る。

だが、2人に残された時間は、たった24時間。24時間以内に魔法を完成させないと二度と会えなくなってしまう。家族の絆を描く本作に、衝撃的な感動の結末が待ち受けている。

今回の抜てきに志尊君は「まさかディズニー&ピクサー作品と関われる時が来るのかと、とにかく嬉しい気持ちでいっぱいです!」、ディズニー作品は[シンデレラ;'15]以来、2作目の城田君も「小さい頃から、『トイ・ストーリー』が大好きでずっと見ていて、新しい作品の兄弟の話で、本当に普段から弟みたいに可愛がっている志尊淳くんと一緒にやれて心から幸せです」とコメント。

志尊君と城田君は兄弟役に決まると、ガッツポーズにハグして乾杯までしたという。先に起用を知った城田君が志尊君にLINEで吉報を伝え、志尊君は「うぁ〜って鳥肌が立って。その場で鳥肌の写真を撮って送りました」と明かす。プライベートでも一緒にいることが多く、志尊君は城田君について「兄弟みたいにかわいがってもらってるし仲良くさせてもらっている」と語る。私生活で5人きょうだいの三男という城田君は「兄、姉、妹はいるんですけど弟だけいない。初めてちゃんと弟ができてうれしいです」と歓迎した。

2人の関係はイアンとバーリーに似ているといい、城田君は「常におちゃらけているお兄ちゃんとすごい普段から冷静沈着な堅実な弟みたい。そういう意味でもわれわれがやるべくして生まれた物語なんじゃないかと思うくらい」とハマリ役を強調している。

志尊君演じるイアンは生まれる前に亡くなったお父さんに“一度だけでいいから会いたい”と願う自分に自信がない少年。一方、城田君演じる幼い時にお父さんを亡くした兄のバーリーは、弟のイアンとは正反対の陽気なキャラクターだが、“もう一度だけお父さんに会って伝えたいことがある”という正反対の性格ながら、“父さんに会いたい”と共通の願いを持った兄弟だ。

兄弟役であるお互いの印象について、志尊君は「優くんはいつもおちゃらけているんだけど、僕が悩みを相談すると、僕のフォローであったりとか、僕の味方に立って前に出てくれるところがすごくバーリーとリンクしている!」と明かし、城田君は「淳ちゃんのすごく優しくて気遣いができるところが本当にハマり役で、たぶん2人の関係性をそのまま出せれば、シンプルにこの物語にちゃんと愛とか色とか情とか温度が生まれるんじゃないかな、と思います!」と強い絆をアピールしている。

2人の起用理由について配給のディズニーからコメントも到着。志尊君については「志尊さんは優しくてピュアなイメージを持ちながら、高校生の役から難しい役まで様々な役柄を演じてこられました。イアンの弱さだけでなく、彼が自分を信じて成長していく様も表現頂けると思い、オファーしました」、城田君については「バーリーも幼い時に亡くしたお父さんにもう一度会って伝えたい特別な想いを心に秘めています。城田さんの仲間や家族を大事にする大らかな人柄がバーリーにぴったりで、また舞台やテレビなどマルチに活躍されており、バーリーの陽気だけれど、不器用な部分も持ち合わせた難しい役どころも演じていただけると思いオファーしました」と明かしている。


『2分の1の魔法』は3/13(金)より全国にて公開。

(1/29解禁・2020年6/19公開)のにっき。きいいあ

ギャグ漫画を実写化する映画『とんかつDJアゲ太郎』より主要キャストが発表され、俳優の北村匠海が主人公・アゲ太郎を演じ、コメディに初挑戦することが分かった。匠海君は映画単独初主演する。発表されたキャスト陣をデザインしたビジュアルも公開されている。[SLUM-POLIS][THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリーピング ビューティ][チワワちゃん]の二宮健がメガホンをとり、脚本も担当する。タイトルのとんかつにちなみ“ニクの日”に発表された。

物語の舞台は東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」。主人公・勝又揚太郎はその三代目の跡取り息子だが、父・揚作の下、豚肉にはまだ触らせてもらえず、キャベツの千切りの毎日。そんなある日、弁当の配達で渋谷のクラブを訪れた揚太郎は、音楽に合わせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を得る。お調子者の揚太郎は“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指すことに。しかし、豚肉にもDJ機材にも触ったことのない揚太郎の道のりは一に勢い、二に勘違い、三は運命の出会い(!?)と爆走爆笑のハプニングだらけ。揚太郎は果たして「とんかつDJ」になれるのか…。

とんかつ屋の跡取り息子がクラブミュージックに魅了され、“とんかつ”も“フロア”もアゲる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す、抱腹絶倒のコメディを紡ぐ。

[少年ジャンプ+;集英社]が創刊された2014年から2017年まで連載された、原案・イーピャオ、漫画・小山ゆうじろうの人気Webコミック[とんかつDJアゲ太郎]。2015年には[少年ジャンプ+]で初の単行本化され、全11巻を刊行。2016年4月にはテレビアニメ化もされ、2017年には[少年ジャンプ+]から初の実写映画化が発表されていた。[翔んで埼玉][コンフィデンスマンJP ロマンス編][記憶にございません!]とコメディ映画のヒットを連発するフジテレビが製作を務め、[るろうに剣心]シリーズ、[銀魂]シリーズと[週刊少年ジャンプ]作品を多数映画化しているワーナー・ブラザース映画が配給を担当する。1月21日に映画化始動が発表されると「Yahoo!リアルタイム検索ワード」で1位となり、SNS上に「待ってました!」「キャストはいったい誰なんだ?」など続報を期待する声が溢れた。

また、アゲ太郎が憧れる見習いスタイリスト・苑子役を山本舞香、アゲ太郎のライバルともなる気鋭の大人気DJでIT企業を立ち上げ起業家としての一面を持つ、IT企業社長である屋敷蔵人(やしき・くらうど)役を主演の匠海君と公私ともに付き合いのある伊藤健太郎、アゲ太郎のDJの師匠・DJオイリーこといい加減な性格で貧窮生活を送る中堅DJ・尾入伊織役を伊勢谷友介が担う。

さらに、アゲ太郎の家族で、老舗とんかつ屋「しぶかつ」を営む勝又家を、アゲ太郎の厳格な父親・揚作にブラザートム、母親・かつ代に片岡礼子、妹・ころもに池間夏海がふんする。そして、アゲ太郎の友達で、それぞれ家業の3代目であるという、三代目道玄坂ブラザーズとして旅館「円山旅館」の三代目・室満夫役を加藤諒、電飾業「東横ネオン電飾」の三代目・夏目球児役を浅香航大、薬局「道玄坂薬局」の三代目・白井錠助役を栗原類、書店「宇田川ブックセンター」の三代目・平積タカシ役を前原滉が担当する。


▽北村匠海コメント
原作コミックは僕の周りにいる音楽関係の友達たちの間でも話題の1冊でした。ポップでキャッチーな絵柄とコミカルな笑い。そこに、DJのレジェントたちへの深い理解とリスペクトもあり勉強にもなる。ユーモアと本気の、そのいい塩梅のギャップが最高です。そんなマンガの主人公、アゲ太郎をまさか自分が演じるなんて…と、最初は戸惑いました。バカで全力で一直線。そんなアゲ太郎のテンションについていくのに必死でした。正直、「DJととんかつは同じだ!」と、と言われてもちょっと違うんじゃない?って思います(笑)。でも、とんかつビートの中に身を委ねていると不思議と「あ、これ同じかも!?!!」となる瞬間がいくつもあって、それが面白かったです。撮影前にはDJの練習だけでなく、キャベツの千切り練習もかなりしました。おかげで線のように細くリズミカルに千切りできるまで上達しました。

▽山本舞香コメント
台本を読んだ時、どんな映像や音楽になるんだろうと想像するだけでワクワクしました。私は、クラブに行ったことがなくて、もちろんDJも見たことない!だから、クラブでの撮影は、どんなところなんだろう!?と、かなり好奇心旺盛に観察してしまいました(笑)。苑子はアゲ太郎の憧れの女の子です。アゲ太郎みたいな不器用な男の子を助けてあげる優しさがあり、場を明るくする子だなって思ったので、笑顔を大事に演じました。匠海くんのアゲ太郎はこれまでにない新鮮な感じ。撮影前は変顔して気合いを入れていて。それで、振り切ったお芝居をしているのが面白かったです。

▽伊藤健太郎コメント
僕が演じた、屋敷はアゲ太郎のライバル的存在。IT企業を立ち上げ、社長業をやりながらDJとしても才能を持つすごいヤツ。一見、無表情でクールなんだけれど根っこにはアゲ太郎くらいアツいものを持っている。その熱量を忘れずに大事にしながら演じました。17、8歳から「売れような」って切磋琢磨してきた匠海とこんないい形で共演できたことは夢のようです。

▽伊勢谷友介コメント
同じ道を志す若いヤツに、いい加減ながら道を指し示すDJオイリーという存在は、今いる自分の立場とも似通う部分が多く、抵抗感なくとても自然な形で役柄に入ることができました。北村くんはもちろん、三代目のチームと一緒にいることが多かったので、若い子たちとの時にくだらなく、時に真面目な会話もとても楽しかったです。なにか没頭できるものをみつけ、パワフルに人生を広げていく若者たちの姿をみることは、それだけでとてつもない幸福感や高揚感を与えてくれる。そのことに、この作品で改めて気づかされました。

▽二宮健監督コメント
この度、とんかつもクラブのフロアもアゲられる男「とんかつDJ」を目指すアゲ太郎に負けない、華やかなパワープレイで『とんかつDJアゲ太郎』を実写映画化するという大業を、偉大なキャスト&スタッフチームで成しました。「お客さんに思いっきり楽しんで欲しい!」という熱いバイブスヤバめの一品に揚がっております!
そして、グルーヴ感MAXのキャストたちが、アゲ太郎ワールドの中で、未だ見せたことのなかったコメディセンスをアゲアゲのサクサクで炸裂させてます。揚げたてで早くお届けしたい。
それでは、前人未到のウルトラHAPPYムービーで、皆さんのハートとお腹と耳を満たしに2020スペシャルイヤー参上致しますので、どうぞお楽しみに!!

▽原案・イーピャオ コメント
先走るけど、やるときゃやる!愛すべき東京ボーイ・アゲ太郎と北村さんとのハマり具合が最高でした!そして彼を取り巻く家族、友達、DJ、憧れのヒロイン…渋谷の道玄坂を一本入れば現実にみんな住んでんじゃないか?って妙な感覚に…この世界、混ざりたいッス!

▽漫画・小山ゆうじろうコメント
こんなヘンテコな作品に、日本が誇る超実力・超個性派俳優たちが結集し、結果、良い化学反応が起こりまくっていた!全キャストのハマり具合にbig up!は言わずもがな、特に、勝又一家の4人からは、グルーヴ感すら漂っていた!


『とんかつDJアゲ太郎』は6/19(金)より全国にて公開。

(1/27解禁・2020年11月公開)のにっき。あ325

俳優の綾野剛が主演し、女優の北川景子が共演する映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』が11月に公開されることが決定した。2人は刑事に扮し、初めてバディ役を演じる。ふたりは2018年6月公開の[パンク侍、斬られて候]以来2年半ぶり2度目の共演となった。

終末期の患者ばかりを襲う連続不審死事件が発生。捜査に乗り出す犬養(綾野剛)と高千穂(北川景子)は、依頼を受けて患者を安楽死させるドクター・デスと呼ばれる医者の存在にたどり着く。

そんな中、重度の腎臓病に苦しんでいる犬養の一人娘・沙耶香が、ドクター・デスに安楽死の依頼をしてしまう。

【安楽死】という手口で、被害者を苦しませることなく、安らかな死を処方するドクター・デスの目的と正体とは…。

本作は、2010年に[さよならドビュッシー]で、[このミステリーがすごい!]大賞を受賞して作家デビューし、“どんでん返しの帝王”の異名を取り、数々のミステリー小説を世に送り出す作家・中山七里のクライム・サスペンス小説[ドクター・デスの遺産]の実写映画化。法律で認められていない安楽死を正当な医療行為として請け負う正体不明の医者と刑事の攻防戦を描く社会派医療ミステリーだ。

主演の綾野剛が演じるのは、主人公で警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人。共演の北川景子が、犬養のバディである冷静沈着な女性刑事・高千穂明日香を演じる。

監督は、映画[洋菓子店コアンドル][神様のカルテ]シリーズや[サクラダリセット]前後編、[そらのレストラン]などで知られる、人間ドラマからサスペンスまで幅広い作品で手腕を発揮してきた深川栄洋。本作では、安楽死を手口とする連続殺人犯と刑事の、息もつかせぬ攻防戦をスリリングに描き出す。

撮影は2019年7月〜8月の真夏に敢行され、現在は編集中。


▽綾野剛コメント
禁断の題材にとうとう触れてしまった思いでなりません。撮影中も、この作品の強度に耐えうる表現ができているのか?と自問自答の日々でした。しかし、そこで大きな支えとなり現場を包み込んでくれたのが、初バディである北川景子さん。
2度目の共演ですが、本当に頼もしく、常にブレない芯の強さと清らかさがあります。深川監督、各部署スタッフ、キャストと共に、新境地に立つことができました。
お届けできる日が、今から楽しみです。

▽北川景子コメント
「お父さんが悪いお医者さんに殺された」という男の子からの通報をきっかけに、2人の捜査一課コンビが連続殺人犯を追いかけることとなります。
最後まで誰が犯人なのか分からない緊張感と、私たちが犯人像にたどり着くまでのもどかしさ、焦燥感をお客様に感じていただけるように撮影していきました。
事件を追えば追うほど、犬養、高千穂それぞれが「命の尊厳とは何か、安楽死は善か悪か」と悩みほん弄されていくので、その感情を細かく、丁寧に演じられるよう取り組みました。
アクションも少しあるので、かっこよく、暑い夏に負けないように(熱中症にもなりましたが)、がんばりました。
綾野さんとは2度目の共演ですが、2人1組でずっと動く役は初めてです。綾野さんは、常に役と向き合っておられる熱い方です。
犬養が一つのことに集中した時にかもし出す殺気や、こうと決めたら一直線に突き進んでいく勢いは、綾野さんなのか犬養さんなのか、分からないほどでした。
私は部下でありながら、そんな綾野さん演じられる犬養を冷静に、時々あきれながら、時々乱暴に扱いながら見守る役です。手のひらで転がしていると言っても過言ではありません。
現場でも、気がつけば綾野さんをずっと観察していました。綾野さんは思いつきでいろんなことをお芝居に取り入れたり、好奇心旺盛な子どものような一面があると、今回初めて気がつきました。そんな綾野さんを、後輩ながら微笑ましく見守ってきた夏でした。
私たち凸凹コンビをどうぞ楽しみにしていてください。

▽深川栄洋監督コメント
心がけたのは、最後まで振り落とされないように舵を握り続けること。プロデューサーと目指したのはエンターテインメントとして、ある社会問題と向き合うこと。
ともすれば深く入り込みすぎて、自分の立っている場所が分からなくなるような作品です。誰もが人生のどこかで必ず向き合わなくてはならないテーマを、綾野さん北川さんとともに悩み尽くした作品となりました。
2人はいいコンビです。綾野さんは北川さんのことを、北川さんは綾野さんのことを僕に教えてくれました。2人は、まったく違う考え方を持った役者ですが、2人とも強烈な役者バカだと思います。
もちろんそういう僕も映画バカですが……。子役オーディションに参加して子役のため熱演していた綾野さんと、アクションで綾野さんに本気の蹴りを見舞う北川さんの熱を感じに、劇場に来てください。

▽プロデューサー コメント
中山七里先生の原作を読んだ当初から、「今、映像化すべき作品だ!」と思いつつも、「この題材を扱いながら、映画としてエンターテインメントにするには?」というところで頭を抱えていました。
その懸念を吹き飛ばしてくれたのが綾野さんと北川さんのバディでした。綾野さん演じる犬養という男は、法を守る立場からドクター・デスを追うものの、安楽死に翻弄されていくという非常に複雑な役です。
綾野さんは、そんな犬養に真っ向から向き合い「綾野剛なのか犬養隼人なのか」分からなくなるほど狂気の芝居を見せてくれました。
北川さん演じる高千穂は、そんな犬養を冷静に理解し、叱咤し、支えていく役ですが、圧倒的な華やかさと、見る人を瞬時に引き込む芝居で、綾野さんの犬養隼人を受け止めてくれました。
この2人のバディのおかげで、難解な題材に負けない、最高のクライム・サスペンスが出来上がったと予感しています。ぜひ劇場で御覧ください。

(1/31解禁・2020年冬公開&配信)のにっき。きか

AbemaTVが開局以来初めて手掛け、東映ビデオと共同で製作する映画『アンダードッグ』に、俳優の森山未來が主演し、北村匠海、勝地涼が共演することが発表された。

本作は、スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で、“咬ませ犬”として踏み台にされながらも這い上がろうともがく崖っぷちのプロボクサーの姿を描く熱い人間ドラマ。主人公・末永晃を森山未來が演じ、Netflixオリジナルドラマ[全裸監督]の総監督を務め、2014年に公開され、女優の安藤サクラがボクシングでドン底の生活から抜け出そうとするヒロインを熱演し、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにし、米アカデミー賞では外国語映画部門の日本代表にも選出された映画[百円の恋]の武正晴監督がメガホンをとる。タイトルの「アンダードッグ」とは、“咬ませ犬”を意味する。

ボクサー役初挑戦となる森山未來は、撮影が始まる半年以上前から本格的なボクシング練習を開始し、現在では武監督が「もはやプロボクサーにしか見えない」と語るほど、動き、肉体共に鍛え上げているという。北村匠海は、児童養護施設で育った経歴を持つ成長著しい若手ボクサー・大村龍太に扮し、勝地涼は、テレビ番組の企画でボクシングに挑戦する鳴かず飛ばずの芸人ボクサー・宮木瞬を演じる。匠海君、勝地君共に森山サンとリングで対決する役で、2人もまた、森山サンに負けじとボクシング練習を重ねている。三者三様の生き様を抱えた男たちが、互いのプライドを懸けて拳を交える。

スタッフには、映画[百円の恋]以来、6年ぶりに再びボクシングを題材にした作品に挑む武監督に加え、同作で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳がオリジナル脚本を手掛ける。その他、プロデューサー、音楽、撮影、照明、美術など[百円の恋]の製作チームが再集結する。

『アンダードッグ』は1/6にクランクインし、2月にはボクシングの聖地「後楽園ホール」などでクライマックスの試合シーンの撮影が行われる予定。同撮影には、大人数のエキストラも募集中だ。


▽森山未來コメント
リングに倒れたまま、そこを降りることも立ち向かうこともできず、身動きのとれない男。
意識はあるのに動けない。
満たされない心だけがふらふらとさまよう。
それでもいつかは立ち上がらなければならない。
負けを自覚して、そこから前に進む道もあるのだと思います。
お楽しみに。

▽北村匠海コメント
出演が決まった時は確実に自分への挑戦状だと思い、そのリングに上がらない訳がないと気持ちが熱くなりました。
龍太は何かを背負い、抱えているけど誰かの為に強い拳を前に突き出せる男。
共にぶつかり共に立ち上がり共に成長出来たらいいなと思います。
武監督のもと素晴らしいキャストの皆様と同じ時間を過ごせることがとても楽しみです。

▽勝地涼コメント
台本を読ませて頂いた時、登場人物の男達のそれぞれの生き様に惹かれるものを感じました。決してクリーンでもなく、良い人でもない男達が描かれているのですが、その泥臭さ、人間臭い生き方が格好いいと思えました。
挫折を味わいながら、人はどんな人生を選択していくのか?
作品を通して、色々なメッセージを受け取ってもらえるはずです。
自分が演じる宮木については、“何者かになりたい”という想いを捨てきれずにいる男という印象です。
芸人として才能がないことを分かっている男が、ボクシングと出会い、芸人としてどう輝くのかという所を大事に演じていきたいです。
どんな作品になるのか、楽しみにしていてください。

▽武正晴監督コメント
拙作「百円の恋」から6年。観ていただいた皆様のおかげで、再びボクシング映画に挑む機会を与えていただいたことに感謝します。
ボクシングになぜ魅せられてしまうのか。1ラウンド3分、1時間にも満たない試合に魅了されてしまうのは、リング上に人生の縮図を垣間見せられる刹那があるからだと考える。憎くもない相手と殴り合う因果のボクサー達にとって、リングという領域は勝敗を超えた何かを掴み取れる場所だと考える。
この非情の世界には「噛ませ犬」と呼ばれるボクサー達が存在する。対戦相手からも観客からも敗北を期待されているボクサーだ。初めから負けるつもりでリングに上がるボクサーは一人としていないはずだ。人生も同じだ。
そんな「噛ませ犬」と揶揄されるロートルボクサーが本作の主人公だ。5時間に渡るシナリオを、足立紳さんが1人で書き上げてくれた。必然的にこの素晴らしいシナリオに、素晴らしいスタッフ、キャスト、才能達が集結してくれた。主人公のロートルボクサー役の森山未來さんを筆頭に、ボクサー役の北村匠海さん、勝地涼さんの献身的なトレーニング姿は我々スタッフの力となり、作品の推進力となっている。彼ら3人のボクサーを取り巻く人間模様を描くべく素晴らしいキャスト達が集結してくれた。
タイトル「アンダードッグ」が「負け犬」という意味ではなく、人間の持つ底力、人間力の可能性を知らしめるタイトルへと変貌する作品に仕上げることが、自分の本懐であり、使命だと考えている。


『アンダードッグ』は、2020年冬に公開および【AbemaTV】プレミアム会員向けに配信。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2020年02月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
アーカイブ
カテゴリー