松坂桃李が主演を務め、山口幸三郎氏の小説[探偵・日暮旅人]シリーズを原作とした連続ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』が、2017年1/22から日本テレビ系で放送されることが決まった。連続ドラマとしては初の主演となる桃李君のほか、多部未華子、濱田岳、住田萌乃、北大路欣也らが続投する。
原作小説は、匂いや味、感触、温度、重さ、痛みなど、目に見えないモノを見る力を持つ探偵の日暮旅人(ひぐらしたびと)が愛を探す物語。10年9月に第1弾[探偵・日暮旅人の探し物(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)]が発表され、現在までにシリーズ9冊を刊行。累計発行部数は50万部を超える。本作は、聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人(松坂桃李)が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使し、物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリーだ。
15年11月に、[金曜ロードSHOW!]枠でSPドラマとして放送された際は、世帯視聴率13.5%を記録。意味深なラストシーンが話題となり、放送終了後には続編を望む声が多く寄せられ、今回満を持しての連続ドラマ化となった。
匂いや感情を視覚として捉える旅人の主観を、最新のCG技術を駆使して表現するのは、“映像の魔術師”こと堤幸彦監督。スペシャルドラマに続き演出を担当。前作同様、脚本を担当するのは、昨年、[愛を語れば変態ですか]で、映画監督デビュ−も果たした演劇界出身の異才・福原充則さん。
キャストには旅人役の松坂桃李を始め、旅人を取り巻く相棒の雪路雅彦役の濱田岳、血の繋がらない娘の灯衣(てい)役の住田萌乃、灯衣が通う保育園の保育士・山川陽子役の多部未華子、そして、旅人と陽子を見守る旅人の主治医役の北大路欣也が続投。ほか、木南晴夏、木野花らの続投も決定している。
なお、今回は連続ドラマならではの新機軸として、スペシャルドラマのラストで描かれた“ブラック旅人”は何を意味していたのかが明らかに!20年前、旅人を襲った悲劇とは!?旅人は探し物探偵をしながら本当は何をしようとしているのか…。
目を青く光らせ、事件の真相を追求する主人公・旅人を演じる桃李君は、前作の撮影中からシリーズ化を熱望。今年の年賀状には「ぜひ続編をやりましょう!」と書き記し、主演自ら荻野哲弘プロデューサーに直訴するほどだった。
荻野哲弘プロデューサーは「堤監督のもと、松坂サンをはじめとするキャスト・スタッフが再度集結し、さらなる高みを目指して鋭意制作中です。福原充則サンの脚本は前作以上の出来栄えで、今から完成が待ち遠しいです!ぜひぜひ期待ください!」と呼びかけている。
▼松坂桃李コメント
『視覚探偵 日暮旅人』が連ドラになって帰ってきました。
前回のスペシャルでは、描ききれなかった、旅人の過去、灯衣や雪路、陽子先生との因縁めいた関わりを通じて変化していく旅人の姿をじっくりお届けします。
同じチームで。
嬉しいです。嬉しすぎます。
最高にワクワクします。
素敵な作品をお届けできるように全力で臨みたいと思います。
▼多部未華子コメント
前回のスペシャルドラマでフワッと終わっていた旅人と陽子の関係性や様々な謎が解き明かされていくのが今から楽しみです。
堤監督の独特な世界観は前回の撮影でわかっているので、今回は第一話からその世界観をお見せできると思います。
また、前回よりも更にパワーアップしたキャストの皆さんとも楽しく撮影をしていきたいです!家族のエピソードもあり、ミステリーありと見所もたくさんあるので、皆さんも毎話楽しんで見て頂ければ嬉しいです。
▼濱田岳コメント
続編の撮影が出来ると言うのは、この仕事をしている上でとっても幸せな事だと思います。
主演の松坂桃李くんを、僕なりに支えて行きたいと思います。
▼住田萌乃コメント
大好きな灯衣ちゃんの役をまたできることになり、本当にうれしいです。
今回は連続ドラマと聞いて、今から撮影が楽しみでワクワクしています。
パパのために大人になろうとしたり、甘えたいのに強がったりする灯衣ちゃんを精一杯演じたいと思います。たくさんの人に観てもらえるように頑張ります。
▼北大路欣也コメント
自らの意思で過去を封印した日暮旅人。ヒロイン・陽子がそばにいることで、いつか扉が開けられるかもしれない。そんなヒーロー・ヒロインを見守る榎木渡を演じます。
▼堤幸彦監督コメント
旅人の眼、それは謎を解き、人の環を復活させ、そして、、、
日曜日、夜、「見えないモノが視える」連続ドラマ、お楽しみください!
▼原作・山口幸三郎氏コメント
スペシャルドラマ化に際しても身に余る光栄に打ち震えておりましたが、まさかまさかの連続ドラマ化に大変舞い上がっております。
監督・キャスト陣は前回から引き継がれるので何ら不安はありません。連ドラという長いスパンの中で主演の松坂桃李さんが『日暮旅人』をどのように表現してくださるのか、今からワクワクしております。
是非!原作を完全に喰ってしまうドラマにして頂きたい!いや、されるでしょう!間違いなく!
私も一視聴者としてそこを楽しみに視させて頂きたいと思います。