生き物は動物も植物も、隙があったらそこへ進み出て、他を押し退けて押し合いへし合いしながら生きています。

捕まえられた鳥や虫などは手から逃れようと必死になります。しかしこれは、種の保存のためではなさそうで、

同じ種類の植物(クローバなど)が繁るときにも、自分達だけの群落なのに、決して安心しておらず、

自分に一番よく日が当たるよう、背を高くしようと競争しているようです。


生き物には大層な意識はなく、個々の生物が快適に、長く生きられるよう、それぞれに勝手に動いているだけのように見えます。