ドラマシリーズ『ガキ☆ロック〜浅草六区人情物語〜』が毎週金曜に4/14からAmazonプライム・ビデオで配信される。

ヤングチャンピオン(秋田書店)で連載された、[ギャングキング]などで知られる柳内大樹のヤンキー漫画[ガキ☆ロック]を映像化する同作。全12話で構成され、東京・浅草を舞台に、義理人情に厚い志村源や彼の仲間たちの喧嘩に明け暮れる日々を主人公の志村源と仲間たちの友情や、次々に起こる不可解な事件、街の開発などを巡る騒動が描かれる。原作は2014年に映画化されている。

源(上遠野太洸)は義理と人情と仲間を大切にする男。実家のストリップ劇場を手伝いながら、大好きな浅草で仲間とバカなことをやりながら楽しく暮らしている。 ある日、いつものように先輩・のりお(勝矢)が営む居酒屋で、仲間とたむろし、看板娘の真奈美(大塚千弘)たちとバカ話で盛り上がっている源たちのもとに、流血した蕎麦屋の店主が倒れ込んでくる。聞けば、猿のマスクを被った暴漢にいきなり殴られたという。新しい出会いや別れのある中で、その浅草は、2020年東京五輪に向けて大きく変化している最中。浅草で次々に起こる不可解な事件。容赦なく始まる浅草の開発。源たちは「大切な浅草は、俺たちが守る!」と義理と人情を胸に、奔走する。

ドラマ版で源役を演じるのは、連続ドラマ初主演となる上遠野太洸。源の幼なじみで物語の鍵を握る金山龍太役に山田裕貴、源が一目惚れするたこ焼き屋の今日子役に久松郁実、源の幼なじみ・マコト役に前田公輝、浅草の情報通・ジミー役に川村陽介、喧嘩は弱いが人に優しくおバカな坊主のまっつん役に中村僚志がキャスティングされている。さらに、源の父親・志村長助に六平直政、母親に円城寺あや、大塚千弘、勝矢、原田龍二、佐藤祐基、柾木玲弥、大倉士門、長田成哉、浅草にオープンするガールズバー『ルピナス』のママ役で板野友美、たこ焼き屋の妻役として中村静香もキャストに名を連ねる。そして、2020年の東京オリンピックに向けて、古き良き浅草の再興を掲げ活動している浅草の区議会議員・戸成虎之助を原田龍二が演じる。上遠野君、前田君、川村君、中村君は映画版でも同じ役を演じている。

危険ドラッグなど時事問題を取り入れ、全編を浅草で撮影。映画版も浅草で撮影しており「カメラが回ってるのにお店の方から“これ持ってきな〜!”って人形焼きを渡されて、“ありがとうおばちゃん!”みたいなことがあって、これが浅草の人情だと感じた」と笑顔。「登場人物たちの生み出す空気から“浅草っていいな”と思ってもらえたらうれしい」と笑顔で話した。

ドラマでは原作と異なるオリジナルストーリーを展開。オープニング曲にはTHE イナズマ戦隊による[赤い命が燃えている]、エンディング曲には柳内作詞、竹原ピストル作曲と歌による[ガキ☆ロック]が起用された。

――今回の上遠野さんの役どころは?
上遠野「女性に弱かったり、知能指数がたりないなという感じのところはあるんですけど、だからこそ“愛すべきバカ”というか基本的に源と(仲間の)まっつんはバカっぽいキャラクターでその分人に優しくできて、浅草に町の人たちからもすごい好かれていて、だからこそ浅草が大好きでついつい浅草の事が絡むと熱くなってしまう人情味のあふれる男です」。

――ドラマ初主演ですね
上遠野「そうですね、自分にとっては記念すべき作品ですね。“源”みたいなキャラクターをやることがなくて、役者として“源”が成長していく姿を見せられたらまた一つ自分の中で破れるんじゃないかなと」。

――主演として作品をひっぱていく気持ちは?
上遠野「難しいですよね。。気負いすぎても。キャストの皆さん共演は初めてではないので役割分担が出来ているので安心ですね。ゲストの方たちとの関係性が難しいので、休み中に話しかけたりしてます」。

――作品の見どころは?
上遠野「原作よりも人間関係が深く、それぞれが細かくどういう人物なのかが描かれているとこですかね。原作知らない方でも、浅草の景色とかも楽しめるし、観やすい内容になってます」。

――作品のシリーズ化も?
上遠野「やりたいですね〜。シリーズ化されたらよくやったなと…シリーズ化されなかったらお前のせいだからなって結構言われて(笑)主演のプレッシャーは、言われた時だけで今できることをちゃんとこなせば結果は付いてくると思っているのでそのあたりは、そこまで重圧には感じないですね」。

――今後の目標は?
上遠野「今までは頭の中に浮かぶものでやってこれたけど、(最近色々と考えて)小手先だけじゃダメでこのままだと自分は伸びないぞと思って。ハートの部分を強くして、ちゃんと知識が必要なんだと気づかされて、勉強しないと今以上には役者として望めないなと…。その辺をもっと力入れてやっていって将来は、いろんな事に対応できる役者でありたいですね。どこにふっても120%で出来る実力とそれを実際にできる自信をつけたいですね」。

――最後に作品への意気込みを
上遠野「作品を観る方たちに、登場人物たちの生み出す空気から浅草って良いなって思ってもらえうるように、僕が演じる主人公・源が中心なって浅草の町を動かしていったり回していったりしていく姿を観てほしいです。そしてドラマオリジナルストーリだけど原作に通じてる部分もたくさんあるので、原作を知らなくても楽しめますし、あとお父さんお母さんにも見てもらって、作品に出てくる源を含めた4人みたいな子供に育ってほしいなって思ってほしいですね(笑)本当に純粋で真っ直ぐな熱さをお見せしたいと思います!」。

▽前田公輝コメント
マコトは、感情を前面に出す源とは違って、一見クールな役ですが、心の奥では本当に(主人公の)源の事を愛してるのだと思います。僕自身もマコトのように大切な人の為に全身全霊を注げる人になりたいと思いました。マコト役を通じて、仲間の作り方を教えてもらったような気がします。
浅草という伝統のある場所が舞台となっている作品ですが、全然堅苦しい感じではなく、現代の人々が悩みがちな人との付き合い方の教科書になるのではないかと思うほど、熱い友情や絆がよく描かれています。ぜひ、ご覧頂けたら嬉しいです。

▽久松郁実コメント
今回初めてヒロインを演じさせていただくということで、クランクイン前はかなり緊張していましたが、監督と役柄について色々お話しさせていただき、自分なりにしっかりと役作りをして撮影に挑めました。今日子は芯があって、次々と問題が起こる浅草を源たちと一緒に守ろうとする真っ直ぐな気持ちを持った女性です。そんな真面目な今日子をきっちり演じ、浅草の素晴らしい義理や人情を皆さんに感じていただければいいなと思います。

▽山田裕貴コメント
今回出演させて頂くことになり、すごく熱くなっています。浅草という町の良さ、人の良さ、今の時代、すごく大切なモノを思い出させてくれる作品だと思います。相手を想う、相手に与えるではなく、相手と向き合うということが思いやりであり、義理と人情なのだと。
前作からのチームワークも現場で感じながら、自分はいい意味で異質でいようと心掛けました。
ぜひ、お楽しみに。

▽原作・柳内大樹コメント
Amazonプライムドラマの実写化で僕の大好きな浅草を舞台に、昔ながらの義理人情を大切にしている今時珍しい若者達、主人公の源をはじめ、浅草の仲間達とともにイキイキと大暴れしてる姿を通じて、世界中に日本の良いところが少しでも伝わってくれたらとても嬉しいです!そしてこれを機会にガキロックだけではなく、僕の他の作品も世界中に広まってくれたらとても嬉しいです。