努力は必ず報われる? 私は「そうとも限らない派」です。



二十歳前後の頃、私は映画と読書三昧で過ごしていました。

印象に残った本や映画の主人公の台詞等をB6のノ−トに書きためながら、映画館に行ったり古書店に通ったものでした。

「努力は報われるものかどうか」と問われると私は「必ずしも報われない」と答えます。

しかし努力しないと後悔をしそうで努力をしてしまいます。これは一度の人生を大切に感じるためで、自分が持っている矜持だと思います。

昔、メモに書いたことを思い出しました。

遠藤周作さんの「灯のうるむ頃」には、報われず失意の中にいる子供に対して主人公が「報われるからするのではなくやらなくてはならないからやり遂げる」場面が人生にはあると言い聞かせます。

また、プーシキンの「大尉の娘」にはことわざが挿入されていて「下ろし立てから着物は惜しめ、若い内から名は惜しめ」という言葉があったと思います。


資料なしにつき、正確ではないかも知れません。