私の給与生活が始まる数年前のこと、必要があってJRで県庁所在地まで行きました。使った列車は何線とは記述しませんが主要な路線のものです。

その日は数千円を持って出かけましたが一日を過ごした帰りに交通費を支払うと所持金は小銭だけとなってしまいました。この時、列車の窓から夕焼けした沿線の町を見ながら、この世ではお金がないと何もできないことに気づかされ、厳しい社会生活を予感していました。


私は今年、久しぶりに転居を伴う転勤がありました。

遠隔地での家探しと賃貸契約、断捨離で大量になった粗大ごみの処分、シ-ズンのために割高な引っ越し料金の支払い、荷物を出す日から到着日までの宿泊代…

次々に支払いが続き、それが収入をはるかに超える金額に達するため、私は久しぶりに生きるのには大変なお金がかかるのだということを思い出しました。