「ロケ地から日本を元気に!」をテーマに映像作品とロケ地を表彰する《第10回ロケーションジャパン大賞》で、テレビドラマ『今日から俺は!!』とロケ地の栃木県足利市が特別賞(支持率部門)を受賞した。市は映像で地域活性化を図る「映像のまち構想」を掲げて撮影の受け入れなどを積極的に進めており、受賞は初。授賞式は2/20、東京都内で行われる。

同大賞は雑誌【ロケーションジャパン】が2018年12月1日〜19年11月30日に公開・放送された映画、ドラマ、アニメから(1)ご当地感(2)話題性(3)ロケ地行楽度-を基準に40作品をノミネート。審査委員、6千人の一般アンケートにより(1)支持率(2)ロケ支援度(3)行楽度(4)地域の変化-の指標で受賞作品・地域を選んだ。

支持率部門の特別賞は、一般アンケートで特に優秀な作品・地域が選ばれた。『今日から俺は!!』は小山市出身の福田雄一監督の脚本・演出で賀来賢人、伊藤健太郎らが出演したツッパリ学園コメディー。ロケは18年に旧足利西高や北仲通り、トチセンなど市内各所で行われた。

市もロケ地マップを作って人気を後押し。定員40人のロケ地バスツアーは予約受け付け開始直後に完売し、旧西高を1日限定で公開した<聖地!西高学園祭>には約3200人が来場。作品と自治体の連動企画が高く評価された。

市は前回の同大賞でも、旧東映プラザやあしかがフラワーパークなどで撮影した映画「今夜、ロマンス劇場で」がノミネートされたが受賞を逃していた。同市映像のまち推進課の担当者は「ロケ地として評価された。映像のまちづくりの励みになる」としている。

最高賞のグランプリは映画[翔んで埼玉]と埼玉県、準グランプリは連続テレビ小説[なつぞら]と北海道十勝エリアだった。