DramaticActor

１星野源『POP VIRUS』3138枚

５米津玄師『BOOTLEG』

１米津玄師『Lemon』3344枚

追記◆19/1/12
菅田将暉&永野芽郁
⇒【嵐にしやがれ】

山崎賢人主演で原泰久の大ヒットコミック『キングダム』を実写映画化する作品に吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、高嶋政宏、要潤、大沢たかおといったキャストたちが集結。メガホンを取ったのは[GANTZ]シリーズ、[図書館戦争]シリーズ、[アイアムアヒーロー][いぬやしき][BLEACH]などの佐藤信介監督。脚本は既刊51巻の壮大な絵巻をどう切り取るか、原作者の原氏も参加し、約2年間の月日を費やして完成。撮影は18年4月に中国で始まり、20日間の中国ロケ、約1万人のエキストラが参加する大規模ロケを敢行。日本国内でも全国各地でのロケ、撮影所での王宮内部の巨大セットでの撮影を敢行。現在はポストプロダクション作業中とのこと。

原作は[週刊ヤングジャンプ;集英社)]で2006年1月発売の9月号より連載され、51巻まで刊行されている単行本は累計発行部数3,600万部を超えている人気作。500年以上も動乱が続いた古代中国の春秋戦国時代の秦国を舞台に、「天下の大将軍」になる夢を抱く身寄りのない戦災孤児の少年･信と、中華統一を目指す若き王･エイ政(えいせい/後の秦の始皇帝)が繰り広げる歴史大河作品。

壮大な世界観と緻密な戦術を描いた面白さからNHK-BSプレミアムで12年第1期、13年第2期とアニメ化、ゲーム化もされ、2013年には第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞も受賞。幅広い年齢層に絶大な人気を博している。2016年には、連載10周年を記念して日本のコミック原作作品としては初めて、中国･浙江省にある世界最大級の映画撮影所“東洋のハリウッド”こと横店影視城で実写特別動画を公開したことでも話題を集めた。

同作の実写映画化は初の試みで、2018年4月にコミックス第50巻が発売されたことを記念して始動。その際、キャスト情報は公開されていなかったが、東京の日比谷の帝国ホテルで会見が行われ、2016年4月に原作マンガ連載10周年記念の実写動画プロジェクトにも主演した山崎賢人が、本作でも主人公･信（しん）に扮する。そして吉沢亮が後の秦の始皇帝となる若き王･エイ政と、信の幼なじみで政の影武者となった漂（ひょう）の2役を演じる。さらに山の民の美しき王･楊端和（ようたんわ）役で長澤まさみ、信や政と行動をともにする河了貂（かりょうてん）役で橋本環奈、秦の六大将軍･王騎（おうき）役で大沢たかおが出演。そのほか政の異母兄弟･成キョウ（せいきょう）役を本郷奏多、政の側近･昌文君（しょうぶんくん）役を高嶋政宏、昌文君の副官･壁（へき）役を満島真之介、王騎の副官･騰（とう）役を要潤が務め、キャスト9名とともに、佐藤監督のほかソニーコロンビア･ピクチャーズ代表のサンフォード･パニッチ氏も登壇した。

2016年に原作『キングダム』の連載10周年を記念して制作された特別動画でも信役を演じた賢人君は「2年前に連載10周年を記念した映像で出演していましたが、今回、映画にも起用され運命的に感じています。身を削る思い出で撮影させていただきました。全員で最高の作品になるようにがんばりましたので、完成作は自分もまだ観ていないのですごく楽しみですし、早く皆さんに届けたいなと思っています」と出演に喜び。また信について「戦災孤児で、戦争に来ている」と話し、「あまりご飯を食べられていない状況。食事制限をして細い身体にしました」と告白。「(撮影前の)半年間、アクション練習と乗馬練習。野生のようにピョンピョンと飛び回って戦う動きは難しく、初めてでした。でも信ならでの動きをアクション部の方々と相談しながら、信ならではのアクションを考えさせてもらった。アクション指導の方と相談して、やっていて楽しかったです。凄く迫力のあるシーンになっている」と手応えありの様子。そして、撮影中の印象的な出来事として、「僕は中国より日本での撮影の方が大変でした。原先生と何度かお会いさせていただいて、そのときに『映画化するうえで、大事にすべき場所はどこなんだろう』というお話をしました。そういう思いで挑んだ“あるシーン。そこを撮れた時に、『すごく良かった』と思った」と充実の面持ちでしみじみ語っていた。

「信には雑草魂がある」とも分析し、「この仕事をやる上で、上に行きたいなという気持ちもある。信と共感する部分はたくさんあった」とのこと。「どんな辛い過酷な状況でも乗り切れるという気持ちでやっていました」と信の魂を刻んで演じきったという。

撮影は中国と日本で行われ、すでにクランクアップ。賢人君は「中国のセット、スケールが凄いです。印象に残っているシーンは全部。とにかく濃厚だった。ちょっとだけ映像を見せてもらいましたが、CGも音もちゃんと入っていない状態でもエネルギーとうか、ずっと観ていたくなる映像になっていた」と手応えを感じさせた。

大きな助けになったのは、4回目の共演となる吉沢君の存在。「一緒に何年も仕事をしてきた。友だちとしても役者としても信頼している。その亮君が政をやってくれて、信が一緒に育ってきた漂、これから一緒に中国を統一する政。信として生きるうえで、すごく助けられました」としみじみと語っていた。

賢人君と顔を合わせて笑った吉沢君も「もともと原作の大ファンでした。キャスト、スタッフのみなさんが一つの作品を削る思いで、全身全霊で挑めた。とても幸せな現場でした」と伝えた。

役について「とんでもない輝きの王様ということで、立ち姿や喋り方と外見を意識したのですが、その部分だけじゃない内から出るオーラみたいなものが、『どうやったらその輝きが出るのかな…』と試行錯誤しながらやっていた現場でした」と明かし、「中国ロケでは、みなさんおっしゃっている通り、びっくりするくらいセットがでかいんです。それでも中国のなかでは、そんなに大きくない方だと聞きました。本当にとんでもない場所」と驚きをもって話し、「そんな景色を見ながらの芝居なので、自然と気持ちも入りました」と明かす。

また、王騎役の大沢サンと対峙したシーンが印象に残っているそうで「(大沢の)体の大きさが尋常じゃなくて。芝居のすばらしさもあるのですが、立っているだけで説得力がハンパじゃない。圧倒的なものがあった。プレッシャーというかものすごい“圧”を感じて、その緊張感が逆に芝居を良いものにしてくださったと思います。今思い出しても鳥肌が立つくらい説得力を感じた瞬間でした」と熱弁した。

長澤サンは、「信と政に心動かされて参戦を決める役でした。絶対的な強さを持つ役だったので、佇まいをどう出せばいいのか苦労しました。初めての本格的なアクションがあり、不安もありましたが、最初の撮影で2人に会ってから2カ月後に、別のシーンの撮影で再会したんですが山崎さんと吉沢さん、二人の切磋琢磨する姿や思いから役と同化していけました。2人の本気の思いがこの映画を作っていると、とても感銘を受け、私も現場で出せるだけの力を出せた」と目を細めた。役作りでは「王様なので部下としゃべらないようにしていたのですが、部下の方が話しかけてきてうまくいかなかった」と笑いながら明かした。

本郷君は「(実写映画のキャラクターの中で)ビジュアルを見てハッとしたのは、長澤まさみさんの楊端和。すごくお奇麗な中に力強さがあって、王のカリスマが出ていた」と話し、高嶋サンはどのキャラクターの再現度も絶賛した上で「長澤まさみさんの脚はエロかったなあと思います」と語っていた。

橋本サンは「(オファーを受けた当初は)実写化はできないのではと思いましたが、今は「壮大な歴史的絵巻」になったと思っています。映画の中でちょっと笑えるポイントを作っていて、それが作品にメリハリを与えていると思う。そうそうたるキャストの迫力ある役とはちょっとマスコット的な、ちょっとコロンとしたキャラクターです。今まで私は男の子っぽく見られることがなかったのですが、役にあわせてショートカットにし、サバサバした男っぽさを出すことが大変でした」と明かした。

「ほかのキャストが演じるキャラと立ち位置が違うというか、鬼気迫るアクションシーンがたくさんあったと思うのですが、河了貂はあまり(アクションは)していなくて…。私はちょっと吹き矢の練習をしたくらいなんです(笑)。女の子なんですが、生きて行くためにわざと少年ぽく見せていくずる賢いことだったり。でも、昔の中国では当たり前だったんだなと思いました」と振り返った。

撮影を通して役に一番近づけた人物として長澤サンは橋本サンの名前をあげて「河了貂役は橋本環奈ちゃんしかできなかったと思う」と太鼓判。

橋本サンは「うれしいです！なんだか涙が…」と笑わせると「河了貂はショートカットで、いろんなカツラを被りました。自分の髪のボリュームが増えれば、それでカツラが浮いてしまうので、髪の毛の調整はシビアにやっていたかなと思います。見た目的にも特徴的な蓑を被っていて、衣装も羽を一つひとつくっつけていて、本当に大変な制作だった。なので、見た目に関してはかなりこだわったと思います」と胸を張った。

本郷君は「このようなすごく大きな作品に関わることができてすごく嬉しいです。成きょうは、自分の家臣を人間とも思っていないような、エゴイスティックな王様。そのへんの考え方は僕自身に似ているので、一切の役作りもせず臨みました」と笑いを起こしたほか、中国ロケでの苦労を聞かれると「僕はずっと王室にいて、皆さんが戦っているときにお休みすることが多くて。僕も身を削って暇と戦っていました」とジョークを飛ばした。

高嶋サンは、中国ロケでの思い出を「撮影所でジャッキー･チェンのスタントチームの方を見つけて、俳優としての心構えや日々のトレーニングについて毎日聞いていました」と興奮気味に回想。本作の現場を「素晴らしい現場」と称賛する高嶋は、その理由を「過酷な現場でしたが雰囲気が異常に和やかで声を荒げる人が一切いない。本当に大変でしたが最終日に昌文君の鎧を脱いだとき『終わらないでほしい』って思うぐらいでした」と語った。

満島君は「劇中に登場するのは人間離れしているキャラが多いですが、壁はお客さんと近いキャラになっている。壁を追いかけていただければストーリーが見えてくるので、そういう意味では(自分の中では)勝手に主役気分でいます(笑)」とアピールする。

現場では武闘派キャラに扮するキャスト陣が肉体改造に励んでおり、長澤サンがプロテインを差し入れることもあったという。要サンは屈強なキャラクターを演じる上での体作りについて、「原作でも一番強いんじゃないかと言われている役。重い鎧を着るので鍛えなきゃいけないのかなと思っていたんですが、現場にプロティンの差し入れもありました。ぱっと見るとみんな腕立てをしたり腹筋をしたりしていて。慌てて僕もそのプロティンを飲んで体を大きくしようとがんばりました(笑)」と回想。

大沢サンが原作でも人気の高い王騎について「(王騎は)見た目がほとんど人間じゃなくてどう演じるか不安でしたが、佐藤監督をはじめスタッフ、びっくりするほど素敵でチャーミングな情熱に満ちたキャストたちと仕事ができたことで、できる限りのことはやれたと思います。ファンの期待にも応えられる作品になっていると確信しています」と評しながらも、「でも僕は(体を鍛えたりせずに)普通に撮影に挑みました」とこぼすと周囲からは「死ぬほどやってたじゃないですか！」「(撮影時の)体の大きさは尋常じゃなかったです」とのツッコミが。これを受け大沢サンは「でも僕が現場に行ったときにはプロティンの差し入れがなくなっているくらいで。(『ないのか』と)いじけていましたよ」と振り返った。

大沢サンは、賢人君の現場での姿を「クランクインの儀式をする日に、賢人が飛行機に乗り遅れてしまったそうですが、笑顔で『すみませんでした』と言っていたのがチャーミングでした。でも現場に入ったら目つきが変わって、別人になった。山崎賢人という存在がなくなっていました。それがうれしくて刺激になりました」と述懐。続けて「でも遅れるのはどうかなと思う」と冗談を付け足して笑いを誘った。

印象的な共演者に関する質問では、キャスト･スタッフ陣が一切妥協をせず原作再現に挑んだだけに、「最もキャラの再現度が高いキャストは？」と問われた山崎は「全員です」といい、昌文君役の高嶋サンは「『キングダム』ファンなら、震えるくらいの再現性」、一同から巨大な筋肉を称賛された大沢サンも「みんな、役が漫画から飛び出したよう。そこに生命力が加わっている」と述べた。

続いて長澤サンは、剣道二段である吉沢の剣術に触れ「優雅な感じで所作が全然違って、とてもきれいで見とれてしまいました」と話す。

公開された原作者･原氏のコメントでは「監督、役者の方々を始めとした映画チームの本当に妥協なき取り組みで、原作に込めたテーマを見事に映像化していただけました」と映画チームに信頼感たっぷり。「原作とは異なる場面の追加、改編、セリフを一から生み出したシーンもあり、早く皆さんに観てほしい気持ちでいっぱいです！仮編集の段階ですが、僕は5回泣きました…(笑)」と感激しきりの様子で、公開に向けて期待を寄せている。

日本、中国での撮影を終え現在CG作業などが行われているという本作。佐藤監督は「この作品の映像化が決まって脚本の頃からすでに何年か経っていますが、僕が考える最高のキャスト、スタッフの方々と『キングダム』を映像化するのに一番ふさわしい場所だと言える中国で撮影を行えました。非常に多くの手応えを感じながら、この作品を世に送り出せることを今から心待ちにしています」と自信をのぞかせる。パニッチ氏は本作の脚本に原氏も携わっていることに触れ「これまでも原作のある作品は作ってきましたが、原作者が脚本に参加するのが作品にとって必要不可欠だと思っています。原先生が初めから脚本に携わってくれたことは本当にうれしいです」と語った。

キャスト陣が本作の撮影について「身を削ってやった」「死ぬ気でやった」と口を揃えることに対し、佐藤監督は「『死ぬ気でやった』と言うのは簡単なんですが、『本当に死ぬ気でやっているな』というくらい過酷な日々でした。撮影では(役者が)情熱をぶつけてパッションが爆発する瞬間、あのときにしかできない表情が撮れたと思っています」と振り返る。


ほか阿部進之介、深水元基、橋本じゅん、坂口拓、宇梶剛士、加藤雅也、石橋蓮司もキャストに名を連ねる。


映画『キングダム』は2019年4/19より全国東宝系にて公開。YouTubeではメイキング動画と本編映像の一部が公開中だ。

俳優の大沢たかおが、入江悠監督の最新作『AI 崩壊』に主演することが明らかになった。[22年目の告白 ー私が殺人犯ですー]を大ヒットに導いた入江監督と北島直明プロデューサーが再タッグを組む大型プロジェクトで、入江監督の完全オリジナル脚本となる意欲作。[藁の楯 わらのたて][風に立つライオン]などで北島プロデューサーと組んできた大沢たかおが主人公となる画期的なAIを開発する天才科学者･桐生浩介に扮するほか、賀来賢人、岩田剛典（EXILE、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE）、広瀬アリス、三浦友和の出演が決まっている。

[22年目の告白 ー私が殺人犯ですー]のスタッフが再び結集して製作する今作の舞台は、2030年の日本。そしてテーマは、AIだ。医療、金融、交通、セキュリティなど、AIが国民の生活を支えるインフラとして欠かせない存在となっている社会である日、信頼していたAIが暴走を始め、日本中を巻き込む大惨事が発生する。

現在でも、家電･交通･セキュリティなど身の回りにはAI搭載のシステムが次々に登場し、AIという文字をメディアで見ない日はないほど関連ニュースがメディアを賑わしている。まさにAIへの関心が高まる今と地続きの未来、2030年には一体どんなAI社会が待っているのか、期待と不安が高まるばかり。

なお共演の賀来君、岩田君、広瀬サン、三浦サンの役柄は明かされていない。


▽入江悠監督コメント
子どもの頃からの夢でした。「近未来SF」×「クライムサスペンス」。その物語の映画が実現することになりました。
テーマは「人工知能」。ここ十数年の人工知能（AI）の進歩は驚くべきもので、私たちはいま歴史上、未曾有の分岐点に立っています。完全オリジナル脚本を書き、主演の大沢たかおさんはじめ素晴らしい俳優陣の方々に集結していただきました。人間とはなにか。生命とはなにか。文明とは。人間の仕事は減っていくのか。そして、私たちは人工知能の普及によって幸福になるのか。
思弁的･哲学的な問いを内包しつつ、手に汗を握るノンストップ･サスペンス映画を作るべくキャスト･スタッフ一丸となって撮影へ臨みます。エキストラさんや最新テクノロジー提供など、ご協力いただける方々への募集も始まっています。新しい日本の近未来映画の誕生へ。ぜひご期待ください。

▽北島直明プロデューサー コメント
映画「22年目の告白」では、韓国映画からのリメイクに際して【日本仕様】にする為のオリジナル展開を組み込んでいく作業が本当に大変でした。そんな四苦八苦した経験を踏まえ、今度は、入江監督と共に【完全オリジナル映画】に挑みます。しかも、映画【22年目の告白】を大幅に超える製作費を投じます。【原作を元にした映画】がスタンダードとなった日本映画への挑戦です。日本を代表するＡＩ研究者の方々への取材を何度も行い、20稿を超える改稿を重ね、「藁の楯」を超えるアクションと「22年目の告白」を超えるヒリつく展開の脚本が完成しました。間もなくクランクインです。大沢たかおさんを主演に迎え、賀来賢人さん、岩田剛典さん、広瀬アリスさん、三浦友和さんら日本を代表する俳優陣と入江監督、スタッフと共に、この冬を熱く駆け抜け、日本映画史に残るような最高に緻密でスリリングなサスペンス映画を製作します。ご期待下さい！


2018年12/22にクランクインを迎え、2019年2月下旬にクランクアップが予定されている。


『AI崩壊』は2020年、全国にて公開予定。