菅田将暉と永野芽郁が、2019年1月期に放送される日本テレビ系日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』に出演することが発表された。永野サンは菅田君とは2017年4月公開の映画[帝一の國]以来の共演で、12月上旬のクランクインを心待ちにしている。
菅田将暉が演じる物語の主人公は2年前に赴任してきた目立たない美術教師・柊一颯(ひいらぎ・いぶき)。卒業まで残り10日、生徒たちの高校生活は平穏に幕を閉じるはずだった。
しかし、その教師はその日、永野芽郁演じる女子生徒・茅野さくら(かやの・さくら 18)を含む29人を集め、突然「今から皆さんは…僕の人質です」と告げる。
そして鳴り響く爆発音に騒然とする生徒たち。「教師=生徒」の関係は一瞬にして「犯人=人質」へと変貌を遂げ、教師と29人の人質生徒による、“最後の授業”が始まる。
最後の授業とは、数カ月前に自ら命を落とした「ある一人の生徒の死の真相」について。
遺書もなく、何かを告げることもなく突然この世を去ったかつての学園のスター生徒。
29人の生徒は1人の教師に人質に取られ、自らふたをし、目を背けていたその「真実」と向き合うことに。
なぜ、生徒は突然命を落としてしまったのか、なぜ教師は「人質」というセンセーショナルな方法を取って最後の授業を行うのか…。
謎と事件が連鎖的に絡み合う最後の授業。たった10日間という日々を描き、死ぬ気で生きる人々を紡ぐ“超限定的連続ドラマ”が幕を開ける。
主演を務めるのは、美術教師で3-A担任の柊一颯役、菅田将暉。これまで連ドラでは、2009〜2010年放送の[仮面ライダーW]で桐山漣と、2015年の深夜ドラマ[民王]で遠藤憲一と、2018年7月クールの深夜ドラマ[dele]では山田孝之とダブル主演を務めているなどこれまでも主演経験のある菅田君だが、満を持してゴールデン・プライム帯の民放の連続ドラマで単独主演を担うのは今回が初。また、今回の役どころは様々な場所で「今一番演じたい役」として語っていたほど、菅田君本人にとって待望となる初の教師役だ。同作はそんな菅田君の話を聞き、脚本家が菅田君のために書き下ろしたオリジナルストーリー作品だ。「数学の先生になりたかったんです。単純にその時得意なのが数学しかなかった」。菅田君は役づくりについて「親友が来年度から教師になるから会わなきゃなと思う。僕が高校の頃とは変わっているから今の学校にも行きたい」と意欲を燃やしている。
物語は基本的に、1話1日で進んでいく。菅田君は「個人的には3年A組があって、その周りの社会があって、それをテレビで見ている人たちがいて、そこまで含めて舞台だと思っています。そこが“異色”と呼ばれればいいなと思います」と話した。
菅田君は「ドラマの好きな所はスピード感。オンエア時にはまだ作っていて、その反響を加味しながら作れる。しかも、このドラマはほぼ1日1話で描いていくので、そこにはライブな熱量があると思います。見ている人がなにか楽しみだなとか、どうなるのかなというような時間を作れればと思います」。
永野芽郁が、一つの事件をきっかけに心を閉ざしたアンニュイな高校3年生・茅野さくら。[半分、青い。]後、初の連続ドラマ出演でヒロインを演じることとなった。永野サンは役作りのため、「髪を切ります。肩くらいのボブに。15センチくらい切ります」と宣言した。永野サンが演じるさくらは「自分の素の部分とは大きく違う内向的な性格」で、他人の目を気にして自分を演じてきた女子高生という設定だ。「1つのクラスの学園ものは初めてなんです。だから同世代の人とこれだけ一緒にいることがないので、そこに緊張はありますけど、できるだけ等身大でいられるように頑張ろうと思います」。
脚本は、テレビドラマ[電車男][家族ゲーム]や映画[クローズZERO]、[テルマエ・ロマエ]、[仮面ライダービルド]などの武藤将吾。演出を[Missデビル 人事の悪魔・椿眞子]、[サバイバル・ウェディング]などの小室直子らが務める。
▽菅田将暉コメント
初めての教師役を演じさせてもらうことになりました。高校時代、実際に教師を目指していた時期があり、 役者になってからも、いつかは演じてみたいと思い描いていたので、今回それがかない、大変うれしいですし、光栄に思っています。
高校生役はこれまでもさまざまな作品で演じさせていただきましたが、25歳という今の年齢で、教師という視点で、「学校」を見ることが出来るのは非常に楽しみです。
僕が学生だった頃とも生徒同士、生徒と先生の空気感や距離感も変わってきていると思うので、できれば撮影前に高校にも出向き、実際の空気を肌で感じ、現役の先生方の話などを聞いて、リアルな教師像をリサーチし体現していけたらと考えています。
“今という時代”や“僕らが思っていること”をリアルに表現することで、後の世代の人にとっても、この時代ならではの教師像を映像として残せればと思っています。
かなり謎めいた役柄ではありますが、日曜日が楽しみになる時間を作れるように頑張ります。
▽永野芽郁コメント
卒業を直前に控えた高校3年生のヒロインを演じさせていただくことになりました。 今回、演じる役柄は私の「素」の部分とは大きく違い、内向的な性格です。
高校生を演じることについては、最近(2018年3月)まで学生だったので不安はありません。
私自身、卒業までの10日間は仕事で高校に行けなかったので、もしやり直せるとしたら、制服を着て、いつもの通学路を友達と笑いながら帰りたいですね。
今回は菅田さんが演じられる先生がどんなふうになるのか想像もできないので、撮影がとても楽しみです。
若い世代の方には今の自分と重ねながら見られる物語だと思いますし、それ以外の世代の方には、過去を思い返して、自分がなぜこの立場にいるのかなどを考えさせられるような物語だと思います。
見る方それぞれに違ったメッセージを届けられるドラマになると思いますので、楽しみにしていてください。
▽福井雄太プロデューサー コメント
菅田さんが教師を勤める教室で、永野さんが生徒として迎える。この最強の二人を軸に、 脚本家・武藤将吾さんが描く学園ミステリー。絶対に面白くなる確信しかなく、とてもワクワクしています。
菅田さんとは6年前に出会った日から、『いつか一緒にモノ作りをする』と共に約束をしたことは、 自分にとって大切な目標だったので、それが6年越しに実現できる運命に感謝しております。
そして、今回永野さんと初めてお会いさせていただき、その引力と御本人が持っている世界観に魅了され誰もが好きになってしまうその人間性から、さくらという人物をどう表現されるか楽しみが尽きません。
物語はたった10日間、死ぬ気で生きる人々を謎と事件の連続によって描き出す挑戦的な作品です。
平成最後に最大の「衝撃的」な作品になることは間違いありません。
一度見たら気になって仕方のない日曜作品をお送りする事をお約束します。ぜひお楽しみにして下さい。
『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』は2019年1月、日本テレビ系にて毎週日曜日放送予定。