専門の病院には行かず普通の病院でのAGA治療を希望している場合、基本的には皮膚科か内科ということになります。
どちらにしても保険適用外となりますが、皮膚科や内科のほうが専門のクリニックよりは安いというメリットはあります。
とはいえ現実にどこの内科(皮膚科)でもAGAの診療を受け付けているのではありませんし、ポスターがあってAGA治療可能と言っている医院でも、それ専門のクリニックに比べれば対AGAの治療の種類はほとんど選びようがないといった感じです。
身近にあるスーパーやドラッグストアなどでも、商品名に「スカルプ」という名前が入った育毛対策シャンプーが市販されています。
スカルプというと分かりにくいですが、これは頭皮のことで、スカルプの名前の付いたものは頭皮環境を改善して髪の毛の健やかな成長を導くための商品です。
ただ、いくらスカルプケアの商品でも、シャンプーはシャンプーですから、頭皮に付着したままでは毛穴詰まりとなって、抜け毛や薄毛が進行する可能性があります。
髪のためには、何よりも洗髪が重要なことを理解しておきましょう。
育毛剤を使うと、どれくらい経てば効果を実感できるのでしょうか?実際のところ、数ヶ月かかることも多く、1年以上使っている人もいます。
育毛剤が効くまでの時間は、毛髪が生え、抜けるまでのヘアサイクルが重要な問題になるためです。
この周期の中にある退行期という髪の毛の成長が止まる期間が1ヶ月近くと、休止期という、成長が完全に終わって抜けるまでの期間が3ヶ月程度あります。
この時にどれだけ育毛剤で栄養を与えても次のヘアサイクルの成長期が訪れなければ新たに発毛することはありえないためです。
育毛に効果のあるものは身の回りにたくさんありますが、そのうちの一つとして挙げられるのが、はちみつです。
ミツバチが丹精こめてつくる蜂蜜には、葉酸、ビタミンB1、B2といったビタミン類や、カルシウムや鉄といったミネラル分も豊富です。
蜂蜜と胡麻を一緒に摂取すれば、お互いがお互いの効果を高めることができますので、ペーストのゴマとハチミツをトーストに塗ったりして、自分の食べやすい方法で、同時に摂ることを日々こころがけてみてください。
また、摂取する以外にも、蜂蜜をシャンプーやリンスに混ぜるのもおススメです。
そうすることで、刺激を減らし、やさしくケアすることもできます。
タバコというと、がんのリスクを高めるとして知られていますが、実は、薄毛のリスクを高めるとも言われます。
ニコチンはタバコに含まれる成分ですが、ニコチンには血管を細くする作用があります。
血行が阻害されることで血圧が上がり、頭皮にも悪影響が及びます。
こうなると毛母細胞(毛髪の素になる細胞)に十分な栄養がいかず、働きが弱まってしまうため、抜け毛や薄毛の要因となるのです。
本気で育毛するなら、タバコを止めるようにしてください。