髪の悩みがない人でも、一日に100本近くの髪が抜けると言われています。
もちろん、季節によっては抜け毛が増えたり、反対に髪の伸びが早まったり、生えやすくなるといった時もあります。
なお、夏の終わりは最も抜け毛が多くなる季節です。
梅雨による湿気と夏の紫外線のダブルパンチで頭皮まで十分な栄養が行きわたらなくなるからです。
また、身体に備わっている自然の働きで秋や春などの季節の変わり目は、古い毛が抜けて新しい髪の毛が生えやすい季節だからです。
男性型脱毛症の治療の場合、治療効果が感じられるようになるのは、元の状態によっても違いますが、最低でも3ヶ月ないし6ヶ月程度が目安です。
そんなスタート地点から始まり、治療開始前と比べてかなり改善されたと太鼓判が押せるようになるのは、何年という年数がかかることもしばしばです。
ウイルス性疾患のように抗生物質で抑えこむような種類の病気とは違いますから、通院が長期化しても断念しないで、治療には時間がかかるものと思って臨みましょう。
一般に、プラセンタといえば、美白や保湿といった美肌の効果、疲労回復のほか、数多くの健康によい効能を持ち、アンチエイジングの効果でもよく知られています。
ところが実は、育毛の効果も大きいことがわかり、評判になっています。
高い育毛効果を得られるとして、処置を希望する人が増えている方法は、頭皮へ直接プラセンタを注入するというものですが、皮下や静脈内に注入したり、筋肉に針をさして薬液を入れることもあります。
薬の入れる先が変わると、身体に吸収されるスピードが変わりますが、どれにしても、プラセンタの優れた作用により、頭皮や毛根が活力を取り戻すことを期待するものです。
ただ、頭皮へ注射する方法だと、よりすみやかに効き、結果も早く出るということです。
ところで、プラセンタはヒト由来の成分ですので、この注射を受けた人は献血ができないことになっていますから、留意しておきましょう。
整体やカイロなどと呼ばれる治療者がいるところでは、健康で丈夫な髪の毛が生えてくるように頭蓋骨矯正を行う施術院もあるのです。
頭蓋骨矯正を行うのは、頭皮環境が悪化するのは、頭の骨格が少々ズレたり歪んだりしているからだろうという考え方を参考にしています。
自分で行う育毛ケアや病院などでの治療と同時に頭蓋骨矯正の施術を受ければ、より一層の効果が生まれグッとパワーアップすることでしょう。
一般にAGAの治療には長い期間を要しますが、整形などと同じで公的医療保険の給付対象外ですので、毎月の治療費のすべてが患者にのしかかってきます。
現在主流の2種類の治療薬のなかでもプロペシアは、複数の会社からジェネリック薬が出ているので、代わりに利用すれば大幅なコストダウンが見込めます。
外国ではかねてよりジェネリックの薬剤もいろいろ販売されていましたが、国内では2015年にファイザー、2016年にサワイなどのジェネリックが流通するようになりました。
ただ、後発品の使用には医師の許可が必要です。