話題:ママのつぶやき
だいぶ期間があいてしまいました、、、
長々とすみません。これで最後です。


ステロイドと脱ステロイドについてツラツラと私の認識を書きました。文面からも分かるように、私はステロイド治療に賛成派です。脱ステはちょっと...信ぴょう性に欠ける部分がありました。
子供の治療をするにあたり、ステロイドと脱ステのメリット、デメリットを調べました。
ステロイドが全てOKというわけでもありません。今使っているマイルドタイプのステロイドでも、長期使用は皮膚萎縮などの副作用の出現がゼロというわけでもありません。使わなくてもなんとかなるならそれに越したことはありません。
ですが、脱ステのリスクは私の中では大きすぎました。


脱ステの方の記事を見ていると、「子供の将来のためにも、ステロイド依存にならないよう自然治癒を信じ、強い肌を作りたい」「ステロイドを使って表面的に綺麗な状態になっても、根本的な治療ではない。脱ステはアトピーとしっかり向き合い、自然治癒力を強め、根本的な部分に対してのれっきやとした治療だ」「ステロイドは症状を隠し、表面的な解決だけで親のエゴ。本当に子供のことを思うなら、根本的な治療が必要」
そんな言葉を目にしました。


私の解釈では、脱ステの方はステロイド使用に対し、リバウンドの可能性、副作用のリスク、ステロイドに依存した生活となる可能性を危惧しているように思います。
脱ステ推進側からのデータで、ステロイド使用患者より、脱ステ患者の方が将来アトピー完治するパーセンテージが高いという報告も出ていることも大きいかと思います。
そのことからも、ステロイド使用は今のアトピー症状から目をそらし、表面上は綺麗になっても根本的な治療ではないため、将来結局アトピーが完治せず苦しむのではないかと思われているのだと思います。
今の楽を選び将来苦労するなら、今脱ステをし苦労しても将来アトピーを完治させて楽をしよう!ということです。

私もその考えで脱ステにぐらついたこともあります。しかし、現実として考えたときに、将来のためと言え、この成長著しい大事な乳児期に、お肌は滲出液まみれ、瘡蓋だらけ、夜も寝れず痒さに苦しまないといけないのは負担が多すぎるのではないかと思ったのです。見た目も可哀想な状態になるので、世間の目も気になります。
それに、ステロイドの使用で将来絶対完治できないと決まっているわけでもないし、脱ステ推進側の出したデータで絶対ではないのですから。比較したら少し脱ステのがデータが高かったと言うだけの話です。


そして、よく脱ステの方が言われる言葉がとても引っかかりました。
滲出液が出てる子供を見て、「毒を排出している、しっかり毒を出すんだ!」と滲出液を体の中の毒を出していると言っているのです。
滲出液は滲出液です。滲出液に毒なんて出ません。むしろ毒って何?昔使ったステロイドのこと?
いったいアトピーの子の体にどんな毒が潜んでいるというのでしょうか?じゃあ、ステロイドを使い、掻き毟らずに滲出液のでない子は毒が体の中に蓄積されているというのでしょうか?根拠のない認識のように思え、信ぴょう性がなさ過ぎだと感じてしまいました。理論的ではないです


こんな理由で、私はやっぱり、標準治療であるステロイドの使用を選択しました。
ステロイドは正しい使い方をすれば大丈夫と言われますが、では正しい使い方とは何か...
そこはただ医師に出されるがまま、言われるがままではいけない部分だと思います。
大した診察もせず、なんとなくステロイドを使用しようとする医師もいますから。
そこは母親である私が、なぜその薬なのか、ステロイドのランクで心配な点は確認、なんとなく塗るのではなくてこれからの治療方針は、塗り方、不明な点はしっかり確認する必要があります。
私はいつも医師に処方されたステロイドのランクはどのくらいで、それが使用する部位に見合ったものなのか確認しています。塗り方についてと、今後の見通しについて、医師の見解も確認しました。また、薬剤師にも細かい塗り方のポイントを確認し、薬の細かい特徴(副作用の発現率とか)も確認します。
ステロイドは大丈夫と言われても、正しく使った上での大丈夫なので、やっぱり怖くない薬といえば嘘になりますから。自分の知識の中で正しいかどうかを判断するのは大変ですが、できる限りの努力はします。


脱ステの方の「自然治癒力を高める」というのも確かに大事だと思いますが、私の中では標準治療をした上で、できる範囲での自然治癒力向上のための行動はいいのではないかなと思います。


やはり、脱ステが将来アトピーの完治の確率が上がるというのがもし本当だとしても、標準治療として治療のガイドラインにならないのは、その過程がとても過酷だからではないでしょうか。
滲出液による低栄養状態は命に関わる問題になり得ます。また、エビデンスもいまいちパッとしないし、なんとなく結果論で進めている感じがしてしまうのです。



 さて、3回にも渡って私がダラダラとステロイドと脱ステについて書いたのには訳があります。
アトピーについて調べていると、脱ステされているからをお見受けすることが幾度とあります。そこで目にするのはアンチステロイドの記事だったりするのです。
それが納得させられてしまうようなエビデンスに基づいて言われているならまだしも、医学的根拠に乏しいのにもかかわらず、ステロイドの過度な偏見で全面的に否定されるのを目にしてしまいました。一度や二度ではありませんでした。
否定することで、脱ステの仲間たちで脱ステをする自分たちを奮いたたせているようでした。
ステロイド使用している親も、脱ステをしている親も、根本的なところは我が子のためです。我が子の現状や将来を考え、我が子のためにと行っていることに違いはありません。どのデータを信じ、どの医者を信じるか、どの治療法を信じるかの違いだけです。どの部分に重きを置くかの違いです。
ただそれが言いたかったのです。


脱ステは根拠に欠けると言ってしまって、突き放しているように聞こえるかもしれませんが、決してそうではありません。私は標準治療よりの考えなので、、、
私が標準治療を選んだ理由がそういう風に思えたというだけのことです。
ステロイドを使っている親の気がしれないと言わんばかりの記事を見てしまい、もやもやしたのでここに私の思いを書き連ねました。


結局はどの選択も子供を考えてのこと。どんな方法でもいいから、子供の今が、未来が明るくありますように。それだけです。




長くなりました〜。終わり