―plot of the previous episode―

協力して鍵を開けていく吹雪と黒雪。
出口の扉を開けた所、二人は白い光に包まれて…










「――きて――い――」

「――うーん…」

「起きてください!」

「――ううん…――あれ、氷華?」

「もう、驚かせないでください」

「何時まで経っても起きないですし、酷くうなされていたのですよ?」

「ご、ごめん…」

「(………何か変な気分。体が重いし、ずっと何かから逃げていた、様な…?)」

「――全部、夢だった…?」

「よく分かりませんが、まだ横になっていてください。顔色が悪いですよ」

「う、ん…」

「(何だろう、私は動いていた様な気がする、のに。よく思い出せない…)」

「(私、私は――)」









「――"全部夢だった"?」

「フフッ、"夢"ねぇ…」

「(生温い考えねぇ…本当、気に食わないわ)」

「そのうち――あたしが本当の恐怖を教えてあげるわ」

「(今度は手加減しなくってよ)」









(end…?)