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【真夏のホラー祭り'19】世に溢れる闇

「御機嫌よう。何時も通り人間観察している黒雪よ」

「今物凄く落ち込んでる水無月吹雪です」

「吹雪様の補佐をしている氷華でございます(ペコリ)」



〜〜〜〜〜〜〜



「………何なのよ貴方、最初から落ち込んでいるなんて言うものじゃないでしょ」

「だって…!大体1年後−−2020年にFlashが終了するんですよ!?」

「………それの何処に落ち込む要素が有るのよ?」

「あのですね−−Flashが終了するって事は、Flashを使った吃驚系ホラーが見れなくなるって事なんですよ!? 検索してはいけないに挙げられている物もそうですし、勿論、あの有名なふぁんしーあいらんどももう直ぐ遊べなくなるんです!!」

「つまり主様は好きなゲームが遊べなくなるから落ち込んでいらっしゃったと、そういう事ですね?」

「………(思った以上に大した話じゃなかったわね)」



〜〜〜〜〜〜〜



「それでは主様、そろそろ本題に」

「そうよ、くだらない話はさっさと終わって本題に移りなさい」

「あれは私の中では死活問題です!−−で、今日は溜まってるホラーな話題を幾つかしていきますよ」
   
「(…問題はどんな話か、って事ね)」

「えっと、とりあえず最初は名古屋でやるイベント”呪刻学園”の話でも」

「呪刻学園、ですか?」

「うん、なんか今流行りのVRで楽しむお化け屋敷をやるって、電車の中の広告に有ったんだけど」

「あら、当然行ったのよね?」

「それが、ですね………今月の19日に終わった様でして、結局行けてないまま終わっちゃったんですよね…」

「………」

「−−あ、イベントは参加してこれなかったんですけど、サイトの方は一通り閲覧しましたよ!」

「呪刻シリーズの公式サイトでございますね」

「そうそう!其処の呪刻教室でお部屋の探索をして”めんどり様”の噂の調査をしたり、呪刻列車の動画で吃驚仰天したりしましたよ…!!」

「………めんどり様に顔取られたら良いのに(ボソッ)」

「ちょっと何ですか黒雪さん」

「別に?何にも無いわよ。それより、次よ、次」

「それじゃあ−−AbemaTVで放送してる”あれほど逃げろと言ったのに”はどうですか?」

「怖い動画を見て楽しむバラエティ番組、の様なホラードラマでしたね」

「………あれ、投稿映像とかも全部フィクションじゃない。本物が出てたらまだ良いのに」

「本物出てたら色々とまずいですって!」

「本物じゃなきゃ面白くないじゃない−−嗚呼そうだわ、いい加減”あれ”はやったわけ?」

「それは、そのー…やったと言えばやりましたよ」

「何よ、その煮え切らない返事」

「主様、これではないのですか?」

「ちょっと見せなさいよ−−何これ、くりぬきさん…?」

「い、いやぁ…同じホラーゲームだから大丈夫かなって」

「…−−に、よ…」

「?」

「−−くりぬきさんに目くり抜かれれば良いのよ!!」

「いやあああ!!!」



〜〜〜〜〜〜〜



「−−さて、此処まで納涼企画を行ってきましたが、皆様如何だったでしょうか?」

「何時も通りグダグダしてるのに加えて、即興で始めたんだから、酷いって言われるのがオチよね」

「しかも、ネタ帳の整理中に、本来更新しようとしていた話を−−」

「あー!!氷華、その話はしないで!」

「………相変わらずこんな感じで終わるのよね、これの企画って」

「仕方ありませんよ、主様の無計画な所は昔から変わっておりませんから」

「あーもう!兎に角、今回の企画は此処で終わります。皆様さようなら!」

「また会いましょ(微笑)」

【真夏のホラー祭り'19】主様の夏休み

「皆様今晩は、吹雪様の補佐をしている氷華でございます(ペコリ)」

「何時も通り人間観察している黒雪よ」

「毎度お馴染みの水無月吹雪です!(手振り)」



〜〜〜〜〜〜〜



「………貴方、毎日グダグダしてばっかりで良いのかしら?」

「えぇ…別に良いじゃないですか、こんな暑い中外出ても良い事無いですし(ゴロゴロ)」

「…主様のこういった所は直していただきたいものでございます」

「全くだわ…」



〜〜〜〜〜〜〜



「それでは主様、本題の方に」

「そうだね。今日はこの間言ったなっつんとのお出掛けの話でもしようか」

「嗚呼、あの某所で先に話した話ね」

「………黒雪さんは何時も一言余分ですよね−−兎に角、今日の話はとっても楽しかったそのお話です」

「確か、主様方が行かれたのはスパワールド世界の大温泉という所でしたよね」

「うん、温泉とプールが楽しめる施設だよ」

「屋内なのに凄いわよね…」

「そうですね、プールも温泉も広々としていてとても楽しかったですよ♪」

「とか言っちゃって、プールはあんまり入ってなかったじゃない」

「そ、それは………まあ察してくださいよ、−−あ、ちゃんと名物(?)のスライダーは滑ってきましたよ!」

「主様はスライダーがお好きですよね」

「長島で一日中滑ってる位には好きですよ!(キリッ)」

「………何かは高い所が好きって言うわよね」

「………ちょっと何ですか黒雪さん」

「別に?何にも無いわよ」

「主様、温泉はどうでしたか?」

「温泉の方は本当に−−もうね!兎に角凄いの一言に尽きますよ!3時間以上入ってましたもん!」

「………(語彙力無さすぎでしょ、この雪うさぎ)」

「本当に良かったですよ−−私達が入ったのはヨーロッパゾーンの方なんですが、名前の通り、世界の色んな場所を模した温泉で、非日常を味わえる空間でした」

「へえ…例えば?」

「そうですねぇ…色々有ったんですけど、印象に残ってるのはスペインとアトランティスの温泉ですね」

「スペインでございますか。スペインと言いますと、酒場のイメージが有りますが」

「その通り!酒場風の温泉なんです!」

「どういう事よ?」

「ほら、酒場が有るじゃないですか。その各テーブルの下に足湯が有るんですよ!しかも其処では飲食が出来るんです!」

「プールで飲食出来るのはよく聞きますが、温泉で飲食が出来るのは珍しいですね」

「…でも、普通そんなの持ち込み出来ないわよね?バーカウンターが有って、そこで売ってるって言うの?」

「そうなんですよ!ビールとかソフトドリンクとか、冷たいデザートが売ってるんです!汗沢山かいた後の冷たい飲み物は至福ですよ(うっとり)」

「………それで?もう一つのアトランティスって方はどうなの?まさか、アトランティス大陸の最盛期の様子でも再現してみたのかしら?」

「それは−−アトランティスは海に沈んじゃいましたよね?だから海底神殿みたいな感じで、そして!ちょっとした水槽が有るんですよ!」

「温泉に、水槽ですか…?」

「海の直ぐ近くに有る温泉は知ってますけど、水槽が有る温泉は初めてかもですね」

「………幾ら水槽が有るって言っても、何も居ないんじゃつまんないでしょ」

「失礼な。ちゃんとサンゴ礁に住む魚達が泳いでますよ」

「主様は魚が好きでいらっしゃいますから、それを眺めながら温泉に入れるのはさぞ良い一時を楽しまれたことでしょうね」

「本当に楽しかったですよ!皆様も良かったら行ってみてくださいね!アクセスは新今宮駅徒歩5分とかなり良く、近くに通天閣や天王寺動物園も有るので観光にも良いですし、私もオススメします♪」

「地味に宣伝しないでもらえる?此処そういう場所じゃないでしょ」

「せ、宣伝じゃないですよ!勿論、会社の人とは何の関係も無いですから!」

「まあ、宣伝しようにもこの状況じゃあまり意味無いわよね。写真無いし」

「そ、それは仕方ないじゃないですか!今プールで盗撮云々でスマホ持ち込めない様になってて、写真1枚も撮れてないんですよ!」

「写真が無いのは少々残念ですが、私は主様のお土産話で十分でございますよ」

「………相変わらず甘いわね」



〜〜〜〜〜〜〜



「因みに、なっつんとは今月も出掛ける予定です(きりっ)」

「また大阪に行って、今度は食べ歩きするんでしょ?」

「うん、なっつんに8キロ落ちた事を話したら食い倒れしようって話になって、今度は泊まりで行くんですよ」

「前に言ってた所も行くのよね?」

「そうなんですよ♪もう本当楽しみで仕方ないですよね−−あ、あまり長くなるとよろしくありませんのでそろそろ締めましょうか」

「そうね」

「それでは、今日は此処で終わります。皆様さようなら!」

「また会いましょ(微笑)」
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【真夏のホラー祭り'19】ホラゲー諸々

「今晩は!毎度お馴染みの水無月吹雪です!(手振り)」

「吹雪様の補佐をしている氷華でございます(ペコリ)」

「何時も通り人間観察している黒雪よ」



〜〜〜〜〜〜〜



「そういえば、前回この話するの忘れてたんですけど」

「何?」

「先月末やってた番組・最恐映像ノンストップ、やっと某所で観たんですよ」

「………随分タイムラグが有るわね。あれ、放送日は何時だったかしら?」

「私の記憶では、確か先月の二十−−」

「ああああ!!言わなくていいってば!!」

「あら、このタイムラグが酷い話をするんじゃなくて?」

「そうじゃないです!番組の話ですよ!映像が怖いって話です!」

「………主様、怖さを紛らわせようとナレーションに集中なさってましたね」

「だって銀時さんがナレーションですよ!?そりゃあ、じっくり聴きますよ(ふんすっ)」

「主様の”声好き”は相変わらずでございますね」

「観るんだったらちゃんと内容に集中しなさいよ…(呆れ)」



〜〜〜〜〜〜〜



「それでは主様、そろそろ本題に」

「そうだね。今日はホラーゲームの話です(キリッ)」

「貴方も好きねぇ…」

「良いじゃないですか、ImCyanさんのは面白いんですから♪」

「あれ、つぐのひってやつ?」

「次の日から”償い”に変わる、日常侵食系ホラーゲームでしたよね」

「これは本当についこの間公開されました。今回のタイトルは”つぐのひ-幽闇の並葬電車-”です」

「幽闇(ユウヤミ)に並葬(ヘイソウ)って、如何にもって感じで良いわね」

「前回は”ねこのひ怪奇譚”でしたからね」

「此方は遊びになられたのですか?」

「それが−−まあ、何時ものパターンと言いますか、その…」

「つまり、ゲーム実況を観て知ったのね」

「………(頷き)」

「本当に相変わらずよね。好きなんだったら、もうちょっと情報収集したら?」

「う、五月蝿いですよ、黒雪さん(ムスッ)−−仕方ないじゃないですか、毎日最新情報の確認する訳にもいきませんし」

「…ところで黒雪様、主様の事ですから、遊ぶのは無理だと思われますが(ボソリ)」

「あ、それもそうね」

「………どういう意味ですか」

「だって貴方、日常的に電車に乗ってるでしょう?電車が舞台の怖いゲームなのに、平気なのかしら?」

「うぐっ」

「…ご丁寧に、ホームや電車の光景は勿論、電車のアナウンスやドアの開閉音まで本物そっくりで−−嗚呼、主様がお乗りになっている電車に似ていませんか?」

「それから、降りる駅は”きさらぎ”よね。あの有名なきさらぎ駅よ?もしかしたら、貴方も何時かきさらぎ駅に連れていかれるんじゃないかしら…(クス)」

「いやいや、私そんなの見てないです!女の子が降りた駅は普通ですよね!?−−あ、それと私きさらぎ駅に行かないですよ…!」

「………(本当にImCyanの過去作品がモチーフになってる広告しか見てなかったのね)」

「もう!別の話しますよ!」

「他の話?何か有ったかしら…」

「こういった、ゲーム実況だけ観て未プレイのままである作品は他にも有りまして−−”たのしいクイズ”や”プレイする怖い話”がそれに該当します」

「たのしいクイズもつぐのひと同様に、初めは普通でそのうち怖いものに変わるゲームですよね」

「プレイする怖い話は七怪談や十三怪談みたいに、選択肢によってエンドが変わるのよね」

「プレイする怖い話は閑話で出てくるマスターの存在に癒されますし、そもそもマスターのキャラが好きなのでこのゲームは好きですよ。後は”穢校-えこう-”とかかなぁ」

「此方は夜廻に似た雰囲気のゲームでございますね」

「でも、製作会社は違うんだよね」

「ねぇ………さっきの話で思い出したんだけど−−罰ゲームは何時やるの?」

「へ?罰ゲーム?何の?」

「忘れたの?−−去年の夏、あたしとゲームして全然駄目だったでしょ?その罰ゲームよ」

「−−っ!!!」

「思い出した様ね。それじゃ、この”ガチ怖”ってやつやって。良いわね?」

「いやあああ!!!」



〜〜〜〜〜〜〜



「………昨日のホラー映画やら本、後TV番組にゲームとか−−相変わらず人間は怖いの好きで、こういうの作るわよね。そんなに日常生活に満足してないのかしら?」

「日々の生活が平和で穏やかだからこそ、こういった”刺激”を求めるのでしょうね。何時の時代でも”怖いもの見たさ”という人間の質は変わりませんから」

「それで怖い話や噂をしていって−−そこから、怪談や氷華達みたいな妖が生まれたのよね」

「ええ、全ては人間の”恐怖”が根源でございます」

「(人間の”何か分からないモノに対する恐怖”、そういうのの類が氷華達を生んだと言うなら)−−そういう意味じゃ、人間に感謝しなきゃいけないって事ね(ぽつり)」

「…あまり長くなるとよろしくありませんのでそろそろ締めましょうか」

「そうね」

「それでは皆様、次回もお楽しみくださいませ」

「また会いましょ♪」
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【真夏のホラー祭り'19】怖がりのくせに

「御機嫌よう。何時も通り人間観察している黒雪よ」

「毎度お馴染みの水無月吹雪です!(手振り)」

「吹雪様の補佐をしている氷華でございます(ペコリ)」



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「世間は夏休みですねぇ…全くもって羨ましいですよ」

「…嗚呼、そういえば貴方、毎日通勤の電車でトランクを持った旅行者を見てるのよね」

「羨ましいとお思いでしたら、主様もお出掛けになられたらよろしいのではありませんか?」

「………出掛けたくたって、どうせ予定なんか何にも無いですよ(溜息)」

「じゃあ、企画の話進めたら?まともに進んでないんだもの、少しは此処に来る人間にサービスしなさいよ」

「言われなくても、そうしますってば」



〜〜〜〜〜〜〜



「それでは主様、本題の方を」

「そうだね。今日はなっつん絡みの話をしてこうかな」

「あら、もしかしてあの話?」

「そうそう、これも今の時期にぴったりな話ですね。何て言ったって−−ホラー映画の話ですから(含笑)」

「好きねぇ、そういうの」

「(主様…本当は怖がりでいらっしゃるのに)」

「この間、なっつんと逢った時に本を借りたんですけど−−あ、この時の話はまた別の時にしますね−−この本があの鬼談百景なんです」

「確か、小野不由美さんの小説でしたね」

「映画化もしたんだったわね」

「その映画をプ○イムで観たんですよ」

「本読む前に?」

「い、いや、未来へは読みましたよ?」

「…それ、最初の1話じゃない(ボソッ)」

「それから、映画をご覧になられたのですか?」

「そうそう、小説読んで、これ位の怖さなら大丈夫かなって思ったから。今日も暑かったし、涼むのに丁度良いって思ったんだけどさ………」

「なぁに?怖かったの?(ニヤニヤ)」

「う、五月蝿いですよ、黒雪さん(ムスッ)−−仕方ないじゃないですか、初っ端から女がこっちに向かってくるんですもん!怖いったら無いですよ(ガクブル)」

「フフッ、怖がりのくせにあんなの観るからよ」

「…黒雪様、お言葉ですが−−主様はこんなに怖がりでいらっしゃるのに、私達の事は1度も怖いと思った事がありませんよ」

「それだけは不思議に思っていたのよね…ビビる所か、平気で話してるんだもの」

「それは………妖怪と幽霊は違いますから(キッパリ)」

「あら、そんな差別みたいな事言ってると襲われちゃうわよ〜?ドロドロ〜って」

「〜〜っ、あーもう!悪霊は退散してください!!(塩投げ)」



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「………ところで主様、映画の話をあまりしてない様に思うのですが」

「もう内容なんていいんです。兎に角、怖かった−−あ、そうそう、内容はあまり話せないですよ!ネタバレになりますからね!」

「(怖さで少々錯乱なさっておられますね)主様………−−次にご覧になられる時は私も一緒に観ますよ」

「………ありがと、氷華。傍に居るなら安心だね−−それでは、今日は此処で終わります。皆様さようなら!」

「次回もお楽しみくださいませ」
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【真夏のホラー祭り'19】言うなれば"引っ越し狂騒曲"

「−−皆様今晩は、吹雪様の補佐をしている氷華でございます(ペコリ)」

「…何時も通り人間観察している黒雪よ」

「そして、毎度お馴染みの水無月吹雪です!(手振り)」



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「………前回、ああ言ったそばから既に5日経ってるわよね(呆れ)」

「それは、その………しょうがないかなと」

「しょうがない訳ないでしょ!久し振りに出てきたと思えば、また更新空いて、忘れてたかの様に更新するとか、どういう神経してるのか疑われるレベルよ!?」

「うぐっ、それを言われると何とも心苦しい限りで」

「(何でしょうこのやり取り…前回もお話された様な気が致しますが)」



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「−−それではそろそろ、本題に移っては如何でしょうか」

「そうね、果たして本題が有るか分かんないけど−−あ」

「どうしたの、黒雪?」

「………貴方、今年入ってからずっと引っ越しするする詐欺してたでしょ。あれからどうなったのか気になってる人間が居たわよ」

「そういえば主様、密かに物件をお調べになっておられましたし、本日に至っては物件の方をご覧になられたのでしょう?如何でしたか?」

「とりあえずですね−−私、今日不動産屋3件梯子しましたよ」

「………何故そうなったか、突っ込まないでいてあげるわ」

「これでも1社減ったんですよ!」

「減った所で移動距離は然程変わらないわよね。最初に半田行って、次が野並、それから−−」

「わー!!!もう言わなくて良いです!言わなくて良いですから!」

「あら、つまんないわね。計画性の無さとか色々露呈するって思ったのに」

「そんな事は綺麗に忘れてしまって、引っ越しの話の続きです!」

「それで、最終的にはどうなされたのです?」

「それが………狙ってた物件が取られてしまいまして」

「あらやだ!不動産あるあるをこんな身近で聞けるなんて♪」

「楽しそうに言いますけどねぇ、黒雪さん。当事者の私は全く面白くないんですけど。何で昨日大丈夫だったのに今朝になって法人に取られてるかなぁ…しかも、一度に2部屋!! 本当有り得ない…」

「それは…残念でしたね。丁度タイミングが合わなかった、その物件との縁が無かったと思って、あまり落ち込まないでください」

「大丈夫−−一応、申し込みはしてない訳じゃないし」

「あら、申し込みはしたの」

「流石に、あれだけ動いて成果無かったら悲しいし」

「ふぅん…で?何処にしたのよ?」

「此処だけど?(手渡し)」

「(眺め)………まあ、悪くないんじゃない?部屋は嫌いじゃないわよ。空間広いし、このロフトとか隠れ家みたいで良いわ」

「申し込みをなさったという事は、今は審査待ちで間違いありませんね?」

「うん、何事も無く審査が通ったら良いなぁ」

「審査が通れば、後は契約を行って鍵を受け取る−−それが第一段階ですからね。早く落ち着けるとよろしいですね」

「本当、早く落ち着ける様にちゃんと準備はしておかないとね」



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「新しいものって何かワクワクするよね」

「それには同意だわ。何時の時代も"変化"は楽しむものよね」

「………何か珍しいですよね、黒雪さんがそんな事言うの」

「五月蝿いわね、ただ、変化を拒み続けたら生き残れないってだけよ」

「そうですか−−それでは、黒雪さんと気が合った所で今日は終わります。皆様さようなら!」

「…また会いましょ(微笑)」
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