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必死に頑張っているあなたに、幸せが来るといいと思った。


改めて

自分めっちゃくちゃだなあと思った。








唐突だけど

私はもう水商売をやってはいけない。


人の財布をアテにする水商売。
私に水が増すと、洪水を起こして周りを巻き込む。

あっという間に病気になって命を落とす。
解る。


自分が不幸になるだけじゃなく、
私より強く頑張っている人をたくさん連れて行く。




「最近いいことがない。来月に希望を託す!」

と言ったアフター君や、

「落ちる人間は落ちればいい。私は忙しい!」

と、擦り切れそうな声で強く言い切った射手座ちゃん。




頑張ってない人間がどうなろうといい。
例えば、今の私とかね。
だけど、彼等は。







頑張り続けるって大変だよね。
頑張ったっていいことないかもしれないのに、
必死に自分を支えて希望を見いだそうとしている人達。

今、私にはそんな気力ない。
希望にさえ意味があるとは思えない。
幸せにならなくてもいいよとも思う。


だけど、彼等をバカだとは思わない。


何でだろう、
頑張ってる意味は分からなくても、
その必死さが、少し私の感情の端を揺らしてくれた。



彼等には
「幸せになって欲しいな」と

思った。
思えた。
彼らはそんな気持ちを私に与えてくれた。
有り難い。
ありがとう。
少し、救われた。



アフター君、射手座ちゃん、S、K。

ちゃんと頑張っている彼等が、私の周りにいてくれること。


擦り切れそうで
荒んでいて
それでも生きてくれていること。




………私も
頑張るね。



あなた達の足は引っ張らない。

退去決定。



さくら「○区(S宅)とアフター君の家って遠いよね〜」

アフター君「遠いよ」

さくら「会うの大変だよね」

アフター君「…関係ねぇよ」

さくら「ホントじゃあ○区に住むー

アフター君「俺は近くがいいけどね」




今更そんな 彼氏みたいなこと言い出さないで。




管理会社に退去の電話を入れた

1ヶ月後には自宅を失う。




これからどこに行こう。


自分で新しく部屋を借りる経済力なんかない。




やっぱりS宅か。
だけど今度こそ、本格的に同棲だよね。
「ただの同居人」では承諾してくれないかな。
まあいいや。
その都度解決して行くだけ。

じゃあアフター君とどうなるんだろ。




考えるのは面倒だから、
荷造りをする。

今更彼氏と初電話。


彼氏(アフター君)から夜に電話が来ました


アフター君「何してんのかなーって思って」







電話なんか初めて来た………
用事ない寝る前の電話とか……
本当に付き合ってるみたい………

(※付き合ってます)



電話で「好き」とか言ってくれたよ

彼は彼なりに、私を彼女に認定しているのだろうか

まあいいや。




いやでもゴメン電話は内心嬉しかっ(黙




呑気にときめいてる場合じゃない私の環境
しかし呑気でいてくれるアフター君
ありがと。



「全部分かんない。だけど、独りはもう嫌です」




さくら「昼の仕事は、“この先1人でずっと頑張って行くんだ”と思ったら、寂しくて辞めちゃった」

スカウトさん「何で寂しいの?」

さくら「…分かんない。人付き合い苦手で、なかなか馴染めないからかな。でもキャバやってると寂しくない。」

スカウトさん「あー、解る」

さくら「…うん。自分に好意的な人が来てくれるからね…」





ただただ、私は寂しさと戦って生きてきたように思う。

子供の頃ずっと机にかじりついていたのも。

そうしなければ居場所がなくて、心が吹き飛んでしまいそうだったのだ。





独りで感じる寂しさ、もうどうしようもない。
足掻く気力さえ湧かない。
ただ時間をやり過ごすだけ。



誰かと感じる寂しさは、どうにかしたくて狂おしくなる。
相手にぶつけたり、机にぶつけなければ消えないパワーを生む。




独りで感じる充実感は、体の芯を熱くさせる。
眠気など来ない程に。



2人で感じる充実感は、眠気を誘う。
深い安らぎに安堵して、暖かい眠りが来る。






私バカだけど

それだけ分かった気がしたんです


部屋が、泣く。


一週間ぶりに帰った自室は床一面水浸しだった。


台所から水が少しずつ、漏れていたのだ。


一旦茫然とするも、
着々と水を拭き取り、
家具を退かしては拭き取る。



「私の部屋、湿度が高いからイヤなの。」


さっきまで私は、スカウトさんにそう話していた。



スカウトさん「家賃安すぎるし何かあるんじゃないの?」

さくら「分かんないけどねー湿気が多いから何かありそう」



Sの家で洗濯乾燥機を毎日使っていた自分を思い出す。
私が来て急に枯れだした、Sが買った植物『幸福の樹』を思い出す。


反して、漏れ出すほどの私の水よ。



広がった水たまりはフローリングを腐らせそうでいて、
汚い水を拭きがら、

「こんな水で水商売なんか出来ねーよ」

と思った。



最近は冷蔵庫からも、洗濯機からも水が漏れていた。
勉強机に添えていたイスも壊れた。

どんどん、壊れていく。




もうきっと、
抗えない。





私はここを出て行く。




引っ越し資金はまた減りだしているし、
この床の修理代もかかるか分からないけれど、
もうここに居てはダメだ。
良いことなど無い。

自分もこの部屋に合わせた生き方をしてしまう。


きっと
私が自分の目から流すはずだった水が
部屋に溢れていたのだと思う。


いつまでも泣いていても仕方がない。


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