ﾐｶﾝ

占い師には必ず「異性関係に気をつけて」って言われるんだけど



私、特別美人じゃない


だけど私を欲しがってくれる男性がいる。

私も、不安な時は男性に寄りかかる。





男の人が私に見る夢の種類で、私は変わる。





家庭的で優しい女に。

つかみ所のない妖艶な女に。

研ぎ澄まして芯を通す女に。

従順で、快楽に素直な女に。






不安が生まれる源は、自分への期待



だから寄りかかっても、救われはしない。

いま実家。



早めに寝たら目が覚めて、
何だか少し不安になる。
今に始まったことじゃない、
施設にいた子供のときからずっと。

一人じゃないのに、怖くなる。





「人の不安につけ込むのが商売の基本だろ」


って、何の本で読んだっけ。
でも衝撃を受けたなぁ。
私、いくらでも湧く不安にお金を払いそう(笑)
しっかりしなきゃと思った(笑)



施設にいた頃から、流れて行ってしまう時が怖くて、自分の生きている証を残すことにだけ必死だったよ。
入れ替わりの激しい子供達を横に。



ああ


恐れているヒマはない。

部長「目指せ場内３本」


そう言ってつけられた最後の席で、
無難に接客して取らずに戻りました。
それでも上がる時間ちょっと過ぎてるよ

どれだけ残業させる気だよーヤメテー




指名……

新人だから取れるだけ取ってたけど、そろそろ無理せず合う人だけにしよ。
その場取ったって、私に延長と本指まで繋ぐ気力がなきゃ意味ないし。

と、学習した９日目のキャバでした。


そして、もう夜はお腹いっぱい

なんか溜め息出ちゃうくらい



まぁ連勤終わったので
一週間以上休みだしっ
来月様子見て、辞めるさぁ

という無責任嬢
仕事はシッカリやりました。

久々にＳ(夜で出会った元彼で教師)からメール来たから

久々に返事したけど



なんで私、この人から返事来ないとこんな嫌な気持ちなんだろ。


きっと自信に満ち溢れたあの人に、
批判されてしまったら私の方が耐えられないからだわ。
あの人が優しくないことを知ってるんだわ。



「俺より優しい人間はいないよ」


と言ったあの人が、優しい訳がない。
優しいことがカッコイイと知って酔いしれている人だって、
私は解っている。
だから、こわい。
何よりも。



キャバにいる私は今、Ｓからもらったネックレスと香水をつけている。
これらはもう自分のものに出来ている。

だけど本人と話しかけようとすると、


……身動き取れない。


イヤ！

今日出れば一週間休みー
そして、福祉の仕事に向けて新たにスタート！



……今日の出勤前。

なんか心が満ちながらザワザワと揺さぶられた。

今は何気に、東京に来て一番自信を持てている時期だと思うんだ...
予感出来る。



自信の裏付けは、仕事頑張れるって思うからかな
今はキャバだけど


少なくとも、
行くのが怖かった前職場とは違うね


夢に仕事に、頑張るぞっ