仕事が終わったあとの喫茶店で、
I君を前に、
私は涙ぐんでしまった。
「……辛くないの?23で、そんなに背負って……」
先日、終わらない仕事を一人必死でフォローしたI君は、
今日の職場で殆ど誰とも口をきかなかった。
朝一番で、
「負担をかけてしまい申し訳ありませんでした」
と頭を下げた私に、
黙って頷き、睨みをきかせて後ろを向いたI君の背中を見ながら、
私は泣きそうになった。
けれど、スタッフの皆はI君の真意を解っていた。
『Iさんは、立場上ああやって怒るしかないんだよね。』
皆が、I君の優しさを知っていて、
その弱さも強さも解っていた。
同じ駅でI君と降りる私は、電車を出て初めて声をかけた。
さくら「Iさん」
I君「はい」
さくら「今日は口をきいてくれないんですか」
I君「………」
今は何も言えないという彼に、一言呟いた。
さくら「お茶を一杯、ご馳走させてくださいませんか。」
I君がため息をつく。
I君「……行くか」
さくら「やったー!同じ駅で良かったぁ!」
今日初めて笑ったI君と、コーヒーを飲んだ。
I君「…今日は、仕事場をシメるために怒ったフリをしてた」
さくら「それ、皆知ってます。」
I君「えっマジで!?うわー俺ピエロじゃん!!!!」
I君は仕事が出来る。
だから、年上の先輩らにも「I君に任せときゃいい」なんて言われて割を食っている。
本人もそれを知っているとは、今日初めて知ったんだけど。
何か、涙ぐんだ私に、皮肉屋のI君が珍しく、「ありがとう」と言った。
お節介女のさくらは、
職場に派閥は出来て欲しくないけど、
この子を独りにするのは残酷だと思っていた。
2人でゲーセンに入って適当に遊び、
私は明日の仕事のがあるから帰りを急いだ。
「好きでやってるんだ」
と言い切った彼の孤高の向上心が良い結果を生むことを、
応援している。
2009-11-29 23:46
職場のI君に抱きしめられる夢を見てしまった。
仕事を続けて失敗して焦りまくるという悪夢の最後に、
彼が私を抱いてくれて、
目が覚めた。
…汗びっしょり。
そして夢占いをチェック。
抱きしめられる夢→
『その相手に愛されたいという願望。現実では冷たくされている。逆夢で、関係がこじれる』
わ か り ま す ☆
そして夢を見たその明け方、
私が休みであった当の職場では、
I君が皆のフォローで朝まで作業を強いられていたと、
後から聞かされた。
これから出勤。
皆が各々反省してくるだろう。
I君は、どんな顔してんだろうか。
彼のことばかり気にかかる。
2009-11-29 09:33
体調を崩して仕事を休んだ。
雇い主からすれば、チームの仕事が終われば何てことはないのだから、
各自体を大事にと気遣ってくれるだけ。
私の代わりなんていくらでもいるんだよね。
責任を感じるなんて自惚れだ、と
悔し涙はひとり呑み込んだ。
未だに腹痛を抱えながらもなんとか出勤して、仲間に言われる。
私「今回は申し訳なかったです」
仲間「うん、本当にね」
私「…私自身も悔しかったです」
仲間「そういうこと言うと、責任逃れしてるように感じるんだけど。」
悔しいなんて気持ちは抑えて、
ただ周りに向けるのは謝罪であるべきだ。
それが解らない私ではないのに、
もともと責任なんか感じちゃいなかったんだから、
こんな言い訳も出たんだろう。
悔しさはただ、自分の自信が揺らぐのを感じていただけ。
言葉の端々に出る甘さは、
うっかり、ではない。
仕事なんて、プロ意識なんて、
どこまで言っても登れるものだから、
無理に頑張って対応しきれるもんじゃねえ。
せめて好きな仕事を選べて良かったと思う。
………そういえば、
潰れそうな会社で死んだ目をして日々を繋いでいる友達が、
取引先の人に問われたと言っていた。
「………君、この仕事、好き?」
作り笑いは、したくないと思っていたが、
求められてもいない。
2009-11-27 11:26
楽しもうと思えば、これほど楽しい関係もないというのに!
……ちょいと風邪で仕事を休んでいるうちに、男女の軋轢が出来上がっていた。
…………やめようよう!
っていうか私がやりにくくて仕方ないわっ!
しかし、私自身も、只今生理真っ最中。
うまく円滑油の役割を果たす気力もなく、
女の宿命である腹痛にうなだれておりました。
女の子だけの国にも、
男の子だけの国にも住みたくない。
前者に居れば、ちょっと自分が好きになるけど周りに嫌気がさすときがある筈。
後者なら、居心地は良くて楽しいけれど、たまに苦しくなったり自分が少し嫌いになったりするだろう。
とかいう戯れ言、
男女の折り紙。
2009-11-25 10:38
大学時代の男友達の誘いの返事をしないまま。
今度は院生の先輩からお誘いが…
ああもう、面倒だよ!
っと、保留。
この2人、よく
をくれるんだけど、
私は殆ど返信しない
なのに
は途切れず来る。
「彼氏がいるから」とか、断り文句を言うパワーも、私にはない
常に保留。
ついでに、関係の終わりを見るのも大の苦手。
終わるくらいなら忘れたい。
男の人のことに関しては、我が儘で、本当に優柔不断なままー。
この間の、仕事の帰りはヤバかった
不眠の上疲れすぎてた私、
23歳I君に同僚以上の優しさを求めた。
何か独りで居たくなくなって、
I君の家までついて行くところだったよ。(普通に駅で別れたけど)
彼氏でもない男にも、安易に優しさを求めてしまう。
向こうに好意がなければ成り立たない要求を、簡単にしてしまう。
好意でも性欲でもOK。
期待させて我が儘し通し。
大学でも職場でも同じことしているわ
心構えとしては、黙々と仕事だけしますっ
2009-11-12 05:10