ああ、また今日が終わる。
今日も私のことを見つけてくれる人はいなかった。
「もういいよ」と呟いては返事を待つ。
けれど返事はなくて。
誰も私に気づいてなんかいない。
そう考えると涙が溢れた。
私はひとり。
ここにひとり。
だあれも気付いちゃくれない。
涙は止まらない。
溢れた涙は排水口に流れていき、渦を巻いた。
明日になれば、きっと私に気付いてくれる。
明日になれば、きっと空も晴れる。
そうしたら、私は笑えるのだろう。
やっぱり、

「ひとりは、さみしい」

ねえ神様。
もしまた明日が雨降りならば、
私のこと、殺して。
明日になるまえに。

形も、歪む色も、葬り消してよ。
ねえ、
かみさま。







ハチ様作曲、花束と水葬より。
大好きだこういう曲。