もともとAGAの治療は保険適用外ですから、治療費も行く病院によってまちまちです。
テレビCMなどで見かけるAGA専門医は一般的な病院と比較すると料金は高めなものの、それだけ専門的で幅広い治療を行っているためやむを得ないところがあります。
都市部の標準値としては、成分注射のような処置なしで薬のみで治療する際は、薄毛、及び、AGA治療を専門にしているところで2万円弱、ふつうに町中にある病院では1万円前後であることが多いです。
わざわざAGA専門のクリニックに通って処方してもらうより安く薬を入手したければ、ちょっと手間はかかりますが個人で外国から輸入するという方法が挙げられます。
病院での診察費用はかかりませんから比較的安価に購入できるという利点があります。
そうはいっても注文は英語ですから自力での個人輸入は難しそうだと感じたら、手続きを代行してくれる業者がたくさんありますし、そういったところをうまく使うと良いでしょう。
未だに育毛というとまだまだブラシで頭皮をトントン叩くといったイメージを持っている人が多いようです。
そういう商品を使っていた人が身近にいたりすると、やむを得ないかもしれません。
でも本当にそれを自己流で応用しているのではないかと、ときどき心配になります。
自宅にあるブラシで頭皮を叩いたとすると、頭皮にものすごい負担をかけてしまうので、絶対に行わないでください。
毛で覆われている部分はそうでない部分に比べて柔らかく、デリケートですから、叩いたりなんかしたら頭皮が傷ついてしまいます。
もっと深刻なのは毛根にダメージを与えて抜け毛を増やしてしまうことでしょう。
発毛を阻害することにもつながりかねません。
そんなことより効果的なのは頭皮マッサージですが、その際は傷をつけないように気をつけましょう。
入浴時は特に地肌が柔らかくなっていますので、適度な力で行ってください。
育毛効果があるとされる成分には多くのものがあります。
例えば、毛母細胞を活性化し、髪の成長を助ける白薬子エキスや血行を良くして健康的な髪の成長に寄与するニンジンエキス、菌の繁殖を抑え、頭皮環境を良くするヒノキチオールなどを挙げることができます。
育毛治療薬に限らず、医薬品や医薬部外品に指定された薬は法律によって、配合されている成分をパッケージに記載するという義務がありますから、使用する前に把握することができます。
けれども、化粧品のカテゴリーで販売される育毛ケアの商品には全ての成分を公開する義務がありません。
自分でも気がつくほど抜け毛が多くなったといっても、すぐさまAGAだと自己判断するのはよくないです。
間違えられやすいのですが、あるシーズンに集中して髪の毛が多く抜けるのは生物学的に当然な現象です。
だいたい暑い時期から涼しくなる秋頃に毛が抜ける人が多いようです。
それ以外にも大人であれば気候の変化とは関係なしに毎日100本程度は抜けているので、私達が目にする抜け毛はほんの一部なのです。