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ジョゼ

ジョゼと虎と魚たち

のアニメ版を見たら意外と面白い

実写の映画を見たのは10年以上前

すっかり忘れてたけど


たぶん話の内容は変わっているのだろうけど

話の内容も絵柄もすごくいいし

この作品自体好きな人は多いよね

原作も読んで見たいし、また元の映画も見てみたい気もする



確かそんなにハッピーエンドではなかった気もするけど

たまには薔薇色の映画もいいじゃないか

つぶやき

阪急電車ってさ

ペイフォアード 希望の楽園


が原型じゃないかな

あおいとり

いつもながらの

この時間差、時差


今頃になって

君の名は

を見ました


正直この監督の過去の作品は

好きではなく

だから敬遠してたのですが


この映画は大好きです

「誰かを探してる」

というテーマ、そしてハッピーエンド

久しぶりにスカッとしました


誰か、何か、どこか

を探し続けるというのは

どこか、「幸福の青い鳥」

のようであり

報われない話であったり、

代償として、何か大切なものを失ってしまう

結末になりそうですが


個人的好みでいえば

私は探し続けたい

信じ続けたいです


幸福の青い鳥は探し続けない限り見つからないと思います

わからないと思います

結果として失ったとしても


幸福の正体を確かめられるなら

それで私は構わない


だから私はこの先も探し続けたいです

それが願いです

ろくよん

64 横山秀夫


やっぱり横山作品はすごい

はじめて読んだのは半落ち

ミステリーとしても逸品、人生哲学としても逸品


そして満をちしての作品

さすがに厚い。さすがに読むのを躊躇してました

やっと最近読破


で、色んなテーマが入り乱れて重厚な作品

やっぱりミステリーとしても逸品

人生哲学としても逸品



そんななかで今回は夫婦について独り言を


美女と野獣の中年夫婦が出てきます


特に大恋愛をしたわけではなく

運命的なこともなく

なぜ、じぶんなのかという疑問に苦しむ野獣

そこに、その容姿が原因で子供の問題がおきます


自分を選んだことに後悔してないか、と常に怯えています


しかし、気づくんですね

娘に執着し弱々しそうだった妻が

娘を生かすために現実を直視し続けた結果の決意

生存条件としての「誰か」の存在を信じることと

手放すという決意。ただ生きていてくれればそれでいい、という愛

妻の芯の強さが自分の弱さに気づかせます

生存条件としての「誰か」を信じられなかったこと

いつの間に我が子が生きていることを信じられなくなっていた

という事実

そして自分にとっての「誰か」は妻に違いないのだ。知っていた。もうずっと前からわかっていた。気づかないふりをしていた。ふりをしているうちに本当に何も気づかなくなっていた。
妻のことは何も気づかないなんて、そんなものが人生と呼べるか



と気付きます

大恋愛があったわけでなく

運命的なこともなく

ただ、ただ重ねた年輪

危機に直面しながらも、翻弄されながらも乗り越えていこうとした時

その時にはじめて真実が現れると思います

こんなのが純愛というか愛だと思います


決して大恋愛でなくたって

運命的なこともなくたって

偶然や勘違いから始まったって

共に重ねた年月、年輪、経験こそ尊い


だから最近の妻が死ぬ症候群には違和感を感じます


数年の燃えるような大恋愛、ベタベタな生活

終結とお涙頂戴で

それが純愛だとか


何だか短距離走なんですよね


結婚や結ばれることはゴールではない


そこからがスタートで長距離走を強いられ、息を切らせながらも走ることのほうが

尊い



年輪を重ねてしわくちゃになって、

いろいろありました

なんて語りあえるほうが尊い


打ち上げ花火のような華やかさなんてなくたって


細々と紡がれた光でいい。


手をつなぐ勇気と

戸惑いながらも離さない勇気

時としては、離す勇気


そんなものこそ幸せの条件ではないか


という独断と偏見の独り言

あたり

当たった


っていっても、宝くじの類いではない


久しぶりに

読んでよかったって思える小説に出会えた


最近はだいぶ小説読んでるけど

見舞い外出の電車のなかで

基本的にイッキ読みしかしないから

まとまった時間がないと読まない


その点都合がいいんだ


でその小説は

階段途中のビッグノイズ

越谷オサム

このひと結構好きかも


軽快でユーモアな感じの文体は往年の赤川次郎を思い出す


そして登場人物が実にいい


それぞれがものすごくいい味を出している


特に脇役が主役級の味を出している

校長、体育教師、顧問の先生


特に個人的には校長が大好き


で、ヒロインも可愛らしい


リスと化したり、プレイリードックに化したり


というよりも自由奔放でどっか野性的なかわいさ



秋のほんの一分の出来事


が起点となってる、なんて設定もすごくいい


ほんの偶然から始まる人生の転換


そんなのが好き


とにかくかなりの意外な展開を見せながらの
 


大、大、大 満足な結末をむかえる



人や大事な恋人、妻、初恋の人が死ぬ、失う

という今流行りのストーリーじゃないけど

お涙頂戴の泣ける話じゃないけど


こんな爽快な小説もいいもんだ


もう誰かが死んじゃったり、失う話も沢山だ


この作家さんは要チェックです、個人的には



因みに ひだまりの彼女

もそれなりに面白かったですけど

  
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