行雲流水

先日、たまたまテレビを見てたおばあさんが

たまたまうろついてた私をつかまえて、一言


富士山で一句


どうもテレビで才能、センスの検定やってて

悪のりしたらしい


自称文学青年

種田山頭火、中原中也

を出した郷土のメンツをかけて

即興で一句


日本一

富士の山は

世界一



ブラボー

最高、渾身の一句だと胸を張ってたら



おばあさん

唖然


気まずい沈黙のあと

季語は

というもんだから


種田は自由律ですから。

まぁあえていうなら

富士山

ですかね

富士は夏山登山が一番でしょ

と解説

宣言したら

完全無視


それではダメ出しの一句とばかりに


静けさや

岩に染み入る


鳥の声



と詠んでやりました

どうやら私のセンスは

常識的な物差しでは測れないんですな

さる17日に球技大会に参加してました


今、流行りなのか？


オシャレな球技のゴルフのなかま


その名も


グランドゴルフ


グランドっていっても

すごいって

感じのグランドでなくて

ただの広い運動場って

意味合いだから


このゴルフも　　なかなか


見た目、しょぼい


しかもプレイヤーは


平均年齢、初期高齢者ゾーンだから


めちゃくちゃ、むなしくなる


で、あいにくの悪天候でもあり


不満たらたら


私達の若さなら、よゆーで入賞、あわよくば優勝


景品を根こそぎ持ってかえってやろう


それぐらいしか楽しみなんてないでしょって


ふてくされ、嫌々始まってみれば





楽しくて仕方ない




もうゴルフボールを夢中で追っかけまわしてました


あたかもボール遊びに興じる小動物かのように


たぶん
一番はしゃいでてたのはわたしかも


こんな感じ


「童心に　　　帰りて球を　　追っかける」


そのうち調子に乗って

「グランドでも　　気分は一流　　プロゴルファー」


って感じになって


挙げ句には

「悪いのは　　腕でなくて　　コンディション」


なんていいはじめて

初心者の分際で、しかも人生初のくせに


自分の成績が悪ければ人の足を引っ張ることに走り出して


「ミスショット　　ホールインワン　　よりも盛り上がり」


なんてことになって


最終的には実力行使とばかりに　


「ポールよりも　　相手の球に　　狙いつけ」


なんて感じになっちゃった


ひたすら妨害作戦




その結果


ブービー賞一歩手前のスコアでした


なんてたって

67人中61位ですから

16ホールで55打ですから

ひどいもんでした


しかしそれでも兄弟子に勝利したから


良しとします


なんと同スコアで


ホールイワン、一個のおかげの勝利でしたから


やっぱり私は

一発狙いの、当たって砕けろ


運任せ、風任せ


がモットーです

過去の記事から






引越し業者待ち

早く来いよ

でも荷物を実家に送ってさ、わすがな身の回り品であの場所に行く

ちょっとかっこいいかも……




電気切って

受信機(?)外したテレビってさ

ただの箱なんだね

それだけでは何の意味もないんだね

むしろ要らないもんなのかも

たぶんさ

今までの僕もさ

受信機も電気もない、ただの箱だったんだ

本来の使い道ってあるだろ

でも中々分からなくて

でも意識下で気付いてんだよ、きっと

違うんだ…って

たまに器用にマルチに使い道がある人もいてさ

そこそこになんでもできちゃうんだ

でも器用でも、精密でもないもんはさ

ひとつのことしかできなくて

でも中々分からなくて

取り扱い説明書があればいいのにね

結局さ、
ぷらすもまいなすも
持って生まれたもんの中で

あれこれ試しながら

使い道を探し続けるしかないだろう



使いきって

ﾎﾞﾛﾎﾞﾛになって

で、役目を終える

それでいいんじゃないのかな……
ただし現実逃避的な
自分探しや
夢追い

なんて止めた方がいいかも…

別のところでもない
今のそこでそうやって
行きていくしかないだろう

今　を大切にするしかないだろう


ここではない、どこかに

自分自身を誰かに変えて

今、という時から目をそらしてたら

きっと今の先の未来までも失ってしまいそうで…





どうでもいい、
ｾﾝﾁﾒﾝﾀﾙ

感傷に浸る人間は苦手なのに

でもたぶん今の気持ちを残しときたいから







確かに今、受け取ったよ



心配ないからこの時から今まで確かにつながってて、そして確かに歩み続けてる



そしてまた歩み続けるんだろうな





でも、選んだ道は決して間違ってなかったんだと今ならはっきり言える





このまま歩んでいこう





まだまだ見ぬ景色が待ってるから

翔びたいんだ

自由に


叶えられる望みはただ一つ

翔ぶことを望むなら

決して

青空を

日を

太陽を

他人を

望んではいけない




自由を望み

男は跳んだ

腕には蝋と鳥の羽で作った翼

男は

太陽を望み

………………

すべてを失った



自由は孤独と同義で

他人を必要としないから

自由になれる

他人を必要としない者は誰にも必要とされやしない

本当は弱い臆病者


得られるものは

蝋の羽

だから決して望んではいけないんだ

届かないもの

手に入らないもの

どうしようもないもの

救えないもの

寄り添えないもの

ワカラナイもの

確かなものなんて何もないけど

知りたい気持ちは押さえられない

いっそのこと最期の瞬間にタイムスリップしてしまいたい

そして走馬灯のように振り返って

笑えたらいいけど

泣けても

後悔しても

それでいい



究極的にすべてが面倒なんだ

未知にたえらやしない

何があるのか



きっと手に入れられるのは蝋の翼

それで構いやしない

ほんの少しでも

翔べるなら

それで構いやしない

無為作佛





病魔拘執険艱童

累日力争成徳通

触処生涯随分足

無為作佛楽天翁





久しぶりに漢詩作ってました



というよりも作りたかったから



（伝えたかったから）



苦しみの



哀しみの



険しい人生の先には



安らぎがあるかもしれない



乗り越えたいから



乗り越えてほしいから





感動しました



人権学習で

ハンセン病患者の人の話を聞いて



あぁ、この人はホトケだと感じた



わずか10歳で

人生が「限られて」



島での隔離生活



人間の尊厳を踏みにじられた



艱難辛苦の人生



でもその人は今

この年、70歳前後になって



自分の人生捨てたもんじゃなかった



得難い「力」を

（病に）与えてもらった



誰よりも他人の痛みが分かる立場なんだ



病と伴に生きる



生き抜く



絶対に過去に囚われない



今を生きるんだ






人間って強い



でも弱くて



それでも生き抜いた、その先は



己れの天命を、使命を、与えられたものを



まっとうするなら


乗り越えられたなら





そこは安らかな場所なのかもしれない








駄作解説



無為に作佛する



病魔に拘執する険艱の童

累日の力作は成徳に通ず

触処生涯分に随って足る

無為作佛するは楽天の翁



病魔にとらわれ自由が奪われた艱難辛苦の子供も



重ねた月日のもがき、あがき、力一杯の人生は今の徳を備えさせた

与えられた天命、使命をまっとうするなら

いつの間にか安らぎの心境に至った

素晴らしき

日々を楽しむ翁よ



あなたは素晴らしい…