学パロもどきの妄想の産物です*
女主は自分に置き換えて読むと楽しいかもしれません*
スクロールで始まります!
君と一緒の帰り道。
いつもは心が弾むのに
今日はそんな気分じゃない。
彼が話すことに相槌をうつだけ。
そんな私を見かねたのか、彼が心配そうな顔をして私を覗き込んできた。
「大丈夫か?何かあったのか?」
何も悟られないように振る舞っていたつもりだったけど
「ごめんね……せっかく一緒に帰ってるのに…。」
「いいさ、そんなこと。
俺はつらそうなお前を見ている方がつらい。
なにかあったんだろ?
話して楽になるんだったらいくらでも話してくれ。」
私は悩んでいることを全部聞いてもらった。
君は返事はしない。
だけど
君の顔を見ていると
本気で心配してくれていることが、たくさんたくさん伝わってくる。
全部言い終わった後で
君は私を抱きしめてくれた。
「大丈夫。俺がいる。
そばにいるから……」
私はひとしきり泣いた。
思いっきり泣いた。
もう大丈夫だ。
言葉なんかなくても
(君の眼差しと笑顔だけで私は………)
*
本当はフルートが吹けなくてどうしよう…的なことを書こうかと思ったのですが、それだと自分に置き換えれないよなあって思ったのでやめました
楽しんでいただければ幸いです
多分このシリーズ続きます*