たんぱく質と亜鉛、それに、ビタミンB群を加えた栄養素が、健やかな髪の成長のために重要な栄養素です。
具体的に言えば、たんぱく質はアミノ酸の集合体で、このアミノ酸が髪の毛の大部分を占めるケラチンの素になります。
亜鉛はこのケラチンを合成する役割を担っています。
ビタミンB群は、髪の毛を発毛し成長させる毛母細胞を活性化するために必要な栄養素です。
たんぱく質は豆腐などの大豆製品に、亜鉛が豊富なのは牡蠣、なお、ビタミンB群ならば、レバーや緑黄色野菜などの食品に含まれているため、バランスよく摂取してください。
思春期以降なら誰でもかかりうるのが男性型脱毛症(略称AGA)ですが、AGAの発症と進行には個人差はあるものの男性ホルモンの影響が強いと考えられています。
アンドロゲンのひとつであるテストステロンという物質が身体の皮脂腺で合成される酵素による代謝でDHTというホルモンになることで髪の成長が抑制されることがわかってきました。
この厄介な役割を果たす酵素の分泌量は遺伝的に異なるのが定説で、昔から言われる薄毛遺伝の話が科学的に立証されたことになります。
濡れた頭皮の状態だと残念ですが育毛剤の効果は発揮されにくくなるので、乾燥している状態で使うようにしてください。
育毛剤を行き届かせるためにも、頭皮によく揉みこむようにして使いましょう。
更に、育毛剤を使ってみたからといってすぐさま効果が現れるわけではないので、少なくとも5、6ヶ月は続けて使ってください。
クエン酸は疲れを取るのに有効といわれており、それらの多い食材といえばレモンや梅干しですよね。
育毛の世界でも注目を集めているそうです。
ミネラルが吸収されるときにクエン酸が作用して高める効果があり、血液がしっかり流れるのを助けるというわけです。
すると血行増進が促され髪の発育に必須な栄養が頭皮の必要なところまで運ばれてゆくので、私も意識してクエン酸を摂取するようにしています。
近い位置にあるわけではないので関係がないと思われるようですけど、腸内の状態と育毛は関連があることが分かっています。
腸内の環境が悪くなって便秘を引き起こすと、腸の中にたまった食べ物から有害物質が出て来て、有害物質が全身へと運ばれてしまいます。
乳酸菌は腸内環境を良好にさせるのを知っている人も多いでしょう。
また、乳酸菌は腸の状態を改善してくれる力を持っているだけではなくて、胃や腸内でIGF−I(発毛促進成分)が分泌されるのを増加させる効果があり、重ねて育毛作用が向上することとなるのです。